- 文●宮里圭介 編集●ハッチ

先日開催された「TOKYO KEYBOARD EXPO 2026」は、国内外のキーボードメーカーやブランド、そしてクリエイターが集結する、国内最大級のキーボードイベントだ。
キーボードをはじめとする入力デバイスは、操作性を大きく左右する。理想のものを手に入れたと思っても、しばらく使っていると不満点が見えてきて、さらに使いやすいものを探してしまう。そう、使えば使うほど、コダワリたい部分が増えていくのだ。その結果、ふと気づくと何台ものデバイスが手元に集まり、“沼の入り口”に立っていることになる。
どんなデバイスがいいのかは、個人の好みが強い。他人の評価は参考になっても、実際に試してみなければ、自分に合うかはわからない。それだけに、多数のデバイスが集まる「TOKYO KEYBOARD EXPO 2026」のようなイベントは、自分好みの逸品を見つけるチャンスとなる。
TOKYO KEYBOARD EXPOは、初開催となる昨年は秋葉原UDXで開催されたが、今年は東京流通センターへと場所を移し、会場面積がおよそ2倍に拡大され、パワーアップして開催された。

●CHERRY
キーボードはもちろん、キースイッチメーカーとして有名なCHERRY。完成品のキーボードはもちろん、キースイッチも多数展示され、キーボード好きの注目を集めていた。特に気になったのが、キーストロークを0.01mm単位で検出できるというTMR技術。「MX 8.2 PRO TMR 8K」はこの技術を採用した「CHERRY MK Magic Crystalスイッチ」を搭載した製品で、有線/無線接続両方ともポーリングレート8000Hzに対応したキーボードとして展示されていた。


●KEYMOJI
キーキャップを中心に多数の製品を並べていたのがKEYMOJI。カラーやグラデーションの美しいキーキャップが用意されていた。とくに惹かれたのが、「hello! 1984」とあったレトロ調のキーキャップ。レトロなカラーリングだが、ポップ寄りなデザインとなっているため、単純な懐古的な製品ではないところが面白かった。


●Unionwell
キースイッチメーカーのUnionwellが展示していたのが、クリアボディでギラギラ光るキーボード。同社の磁気スイッチ「Polar Magnetic Keyboard Switch Evolution」を搭載し、軸まで透明になっているのが面白い。ひっくり返した裏側までLEDが搭載され、表側だけでなく裏側までギラギラだった。


●REMY
とにかく驚かされたのが、REMYのキーボード。キーボードそのものはこれといった特徴があるわけではないのだが、裏返すとびっくり。まるでスーツの裏地に刺繍を入れるかのように、レリーフのように凹凸のあるデザインが施されていたのだ。所有欲がくすぐられるキーボードだった。



●ASUS
今年で20周年を迎えるROGブランドのデバイス。記念モデルとなる「ROG Azoth Extreme Edition 20 Gaming Keyboard」を筆頭に、ROGのゲーミングキーボードが多数展示されていた。
また、実際にスイッチを押すことができる記念デザインのキーキャップも展示されていた。キーボードやマウス、ヘッドセット、ゲームパッド、ゲーミングチェア、ROGロゴと、かなり凝ったデザインとなっていた。



●ATTACK SHARK
ゲーミングデバイスを得意とするATTACK SHARKでは、マウスや片手キーボードなどを展示。とくに軽量マウスの「R5 ULTRA」はインパクトが強く、ワイヤレスモデルながらもわずか39gという軽さが特徴だ。また、個人的にグッときたのが片手キーボードの「M36 HE」。ラピッドトリガーにも対応する磁気スイッチ採用モデルで、左手デバイスとしても活用できそうだった。


●VARMILO
アケコンを取り扱うVARMILOでは、レバーレスとなる「VARMILO HA10+」のEVOコラボモデルを展示。また、レバータイプとして「ARMILO KASSAI」もあり、実機を触って感触が確かめられるようになっていた。


●DarkBeacon
少し変わったキーボードを多数展示していたのが、DarkBeacon。片手キーボードとアケコンのレバーを合わせたようなデバイスや、モニターとカメラを搭載した片手キーボード、タブレット置き場を用意したワープロ風デザインなど、他では見かけないものばかりだ。また、カスタマイズ用のソフトウェアが面白く、キーマップの変更やラピッドトリガーの設定だけでなく、押下時の再生音まで変更できるようになっていた。



●ゴッパ合同会社
ゴッパ合同会社が展示していたのは、10月下旬発売予定のレバーレスコントローラー、「RapidJAM」。会場では限定10台となるものの、先行販売が行なわれていた。薄型ながらもラピッドトリガーに対応するほか、コネクター部分のみ交換可能なモジュール構造を採用し、コネクターがもげても自力で修理できるという工夫が凝らされていた。


TOKYO KEYBOARD EXPO 2026:https://tkx.yushakobo.jp/tkx2026/

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