- 文●ハッチ

BTO PC製造を20年以上の知る人ぞ知る「STORM(ストーム)」ブランドを手掛けるアイティーシーは、東京ゲームショウ2025にブース出展し、既存製品の展示のほかに同社の手掛ける最新ゲーミングPCを初お披露目した。

「流界2」は白を基調としたピラーレスケースを採用し、同社独自のL字型液晶を備えた簡易水冷クーラーを搭載したゲーミングPC。CPUはインテル「Core Ultra 9 285K」(24コア/24スレッド、最大5.7GHz)、GeForce RTX 5080(16GB)、32GBメモリー(16GB×2、DDR5-5600)、1TB SSD、850W電源ユニット(80PLUS GOLD)を備える。

特筆すべき点は、L字型液晶搭載クーラーのほかに、背面コネクタを備えたビデオカード。補助電源コネクタが側面にないため、ケーブルが前面に出ることなくすっきりとした内装となっている。発売は10月末を予定している。


「幻界2」はパッと見で分かるように、「流界2」と同じくL字型の液晶付きクーラーのほかに、マザーボード横の本来ケースファンを3連並べたり、ラジエーターを取り付けるスペースに縦長の液晶を搭載したモデル。

縦長ディスプレイには、システム情報のほか、動画を再生し続けるなど、自分好みにカスタムが可能。また、PCのサブディスプレイとしても使用でき、Xのタイムラインなどを表示しておくといった使い方もできるそうだ。
CPUはAMD「Ryzen 7 9800X3D」(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)。ビデオカードは流界2と同じように背面コネクタ仕様のINNO3D製GeForce RTX 5080(16GB)。32GBメモリー(16GB×2、DDR5-5600)、1TB SSD。
POWERD BY MSIとなっていて、PCケースはMSIのピラーレスケース「MAG PANO 130R PZ WHITE」を採用していた。年内発売を目指しているとのこと。


「幻界GOLD」は、名称のとおり黒を基調としながら金色のパーツでデコレーションした大人な雰囲気を醸し出すゲーミングPC。CPUはAMD「Ryzen 7 9800X3D」(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)で、ビデオカードはGeForce RTX 5080(16GB)。32GBメモリー(16GB×2、DDR5-5600)、1TB SSD。
「幻界2」と同じくPOWERD BY MSIを謳い、ケースは日本限定の「MAG PANO M100R PZ BLACK GOLD」を採用している。年末までには発売する予定とのこと。


また、同社は基本オンラインストア限定で販売しているが、ZOAとソフマップで実際に展示され、購入できるモデルもある。ZOAのモデルは既存モデルのインテフィニティーミラーのLEDを採用したケースファンが魅力なPC。一方で、ソフマップで販売されるモデルは、未発売モデルで年末の発売を予定し、年内には秋葉原のソフマップで展示される予定とのこと。






ピラーレスケースの流行は、まだまだ続きそうであるなか、今年のCOMPUTEXでも話題となったL字型液晶搭載クーラーもいち早く搭載した見た目に美しいゲーミングPCが揃っている。27日と28日のいずれかに東京ゲームショウ2025に訪れる予定のある人は、ぜひその目で実物を確かめに行ってみてはいかがだろうか?
コメント