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話題の「ROG Xbox Ally」や610Hz駆動のゲーミングモニター、初音ミクコラボ製品など多数展示! 「いいなぁ」尽くしのASUSブースレポ!【東京ゲームショウ2025】

  • 文●いちえもん 編集●ハッチ

 9月25日から28日まで、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」。TGS2025は国内外のゲームメーカーだけでなく、ゲーミングデバイスメーカーやPCパーツメーカーのブースも多数出展されている。

 数ある出展メーカーの中から、今回はPCパーツ・デバイスメーカーの雄である「ASUS」をピックアップ。本稿ではTGS2025に出展されているASUSブースの模様をお伝えしたい。

「TUF Gaming」や「ROG」シリーズのASUS製ゲーミングノートPC
「ROG Phone 9」などのゲーミングスマホ
目次

”携帯できるXbox”こと、「ROG Xbox Ally」が多数展示

 ASUSブースの目玉となるデバイスは、マイクロソフトとタッグを組んで開発したポータブルゲーム機の新製品「ROG Xbox Ally」シリーズ。ハードユーザー向けの「ROG Xbox Ally X」(13万9800円)と、カジュアルユーザー向けの「ROG Xbox Ally」(8万9800円)の2種類がラインナップ。発売日は2025年10月16日。

 ROG Xbox AllyシリーズはASUSのポータブルゲーム機「ROG Ally」をベースにしたモデル。Xboxのコントローラーを模したボディをはじめ、「Xbox Game Bar」が立ち上がるXboxボタン、最大120Hzの7型フルHDパネルなどが主な特徴だ。

 「ROG Xbox Ally X」は「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz)のCPUや24GBメモリー(LPDDR5X-8000)、1TB SSD(PCIe 4.0×4)のストレージを備えていて、「ROG Xbox Ally」は「Ryzen Z2 A」(4コア/8スレッド、最大3.8GHz)のCPU、16GBメモリー(LPDDR5X-6400)、ストレージに512GB SSD(PCIe 4.0×4)を備える。

 前者はスペックを重視した上位モデルで、後者はカジュアルゲームをメインに遊びたい人向けのモデルといった具合だ。Xbox両モデルの詳細については、こちらの記事(leveluplogy.jp/archives/26590)を参照してほしい。

上位モデルの「ROG Xbox Ally X」。国内販売価格は13万9800円

©真島ヒロ/講談社・NTV
©真島ヒロ・上田敦夫・講談社/FT100YQ製作委員会・テレビ東京
©2025 Konami Digital Entertainment

カジュアルモデルの「ROG Xbox Ally」。国内販売価格は8万9800円

©SEGA

 9月26日に本シリーズの国内販売価格が発表された影響か、ASUSブースはROG Xbox Allyを試遊するユーザーでごった返していた。4台のテーブルには本シリーズの実機が多数並んでいて、『真・三國無双 ORIGINS』や『エルデンリング ナイトレイン』などのゲームタイトルを遊びながら、ROG Xbox Allyシリーズの実力を体験できるようになっている。

 ちなみに、Microsoft Gaming CEO フィル・スペンサー氏のサインが入った実機も展示されてあった。

4台のテーブルには、ROG Xbox Allyシリーズが多く展示されていた
Microsoft Gaming CEO フィル・スペンサー氏のサインが入ったROG Xbox Allyシリーズも展示されていた

 さっそくROG Xbox Allyシリーズを触ってみることに。最初の驚きは、内蔵GPUとはいえ、最新のゲームタイトルであっても滑らかに表示できること。実際に触ってみた限りでは、ティアリングやスタッタリングのような不具合はなく、繊細で滑らかなゲーム映像を堪能できた。Ryzen AI Z2 ExtremeおよびRyzen Z2 Aに内蔵されているGPUの真価が発揮されている証拠と言える。

 もうひとつの驚きは、手にフィットするグリップ感だ。ROG Xbox Allyシリーズの発表会記事(https://leveluplogy.jp/archives/26590)によれば、本体のグリップ部分はXboxコントローラーのグリップ部分と同じだという。

 筆者はXboxユーザーかつXboxコントローラーを多用するため、本シリーズに触れた瞬間になじみやすさを感じた。まさにXboxコントローラーそのものだ。握りやすいうえに、持ち上げた際に生じる重みはあまり感じられなかった。むしろ軽い。ポータブルゲーム機はグリップ感も重要になるが、ROG Xbox Allyシリーズは思った以上に軽かったため、長時間プレイしても疲れることはなさそうだ(個人差あり)。

ポータブルゲーム機と思えないスペックはもちろん、Xboxコントローラーを模したグリップ部分に好意的な感情を抱いた

 ROG Xbox Allyシリーズは、性能もグリップ感も筆者の予想を上回るクオリティだった。ポータブルゲーム機への興味関心はかなり強いものの、値段の壁にぶち当たって購入を断念することがしばしば。

 だが、安くても8万円台、高くても13万円台という、貯金をすれば買えるかもしれない価格帯が絶妙なのだ。現状のPlayStation 5とほぼ同じ値段であると考えれば、購入しても良いかもしれないと思った筆者である。

 ちなみに我らがハッチ社長は、本シリーズの販売価格が発表された直後、すぐさまROG Xbox Ally Xを予約。筆者は、お金を貯めてから購入しようと思います……(涙)。

最大610Hzのゲーミングモニターで「OverWatch 2」を試遊

 ROG Xbox Allyに加え、ASUSブランドのゲーミングディスプレーも多数展示。なかでも、9月19日に発売されたばかりの24.1型ゲーミングディスプレー「ROG Strix XG248QSG Ace」が気になった。

最大610Hzリフレッシュレート表示が可能は24.1型ゲーミングディスプレー「ROG Strix XG248QSG Ace」も展示。執筆時点では13万4820円で販売中だ
約15LのコンパクトゲーミングPC「TUF Gaming T500(T500MV)」も展示

 本モデルはフルHD(1920×1080ドット)のSuper TNパネルを搭載するeスポーツ向けゲーミングディスプレーで、販売価格は13万4330円。一番の魅力は最大610Hzのリフレッシュレートに対応していることだ。30fps・60fps・120fpsの違いしかわからない筆者にとって、610fpsは天文学的な数値に感じる。ただただ「すげぇ」と愕然する自分がいた。

 ASUSブースでは、ROG Strix XG248QSG AceでFPSタイトルの「OverWatch 2」を試遊できた。実際に触ってみると、60fpsよりも滑らかさが際立っている印象。細かい違いを言語化しろと言われたら回答に困ってしまうが、fpsカウンターの「610」を見れば、なんとなく本モデルの凄さを体感できるだろう。フレームレートの差が勝敗を分けるeスポーツタイトルと相性がよいかもしれない。

 ほかにも、300Hz駆動の27型WQHDゲーミングディスプレー「TUF Gaming VG27AQML5A」や、240Hz駆動の26.5型4K・量子ドット有機ELゲーミングディスプレー「ROG Strix OLED XG27UCDMG」なども展示されていた。

300Hzリフレッシュレートに対応する27型WQHD(2560×1440ドット)ゲーミングディスプレー「TUF Gaming VG27AQML5A」

© 2025 Electronic Arts Inc.

4K/240Hzの26.5型4K・量子ドット有機ELゲーミングディスプレー「ROG Strix OLED XG27UCDMG」

© 2025 SHIFT UP Corporation. All rights reserved. Published by Sony Interactive Entertainment Inc.

「初音ミク」とコラボした製品がズラリ

 最後に気になったのは、同社のゲーミングブランド「ROG」とボーカロイド「初音ミク」がコラボした製品。ゲーミングディスプレーやPCパーツ類、ゲーミングキーボード、マウス、マウスパッドが初音ミクで彩られている点が大きな特徴だ。

初音ミクとROGがコラボした製品が並んでいた
ケースもマザーボードもビデオカードも水冷CPUクーラーも電源ユニットも、初音ミクを象徴させるカラーに染まっている
6.67型のAMOLEDディスプレーに映る初音ミクのアニメーションと、ビデオカードの裏面に描かれている初音ミクの立ち絵

Art by Hanasa/ATDan/iXima

 ASUSブースには、大注目のROG Xbox Allyシリーズをはじめ、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレー、初音ミクとのコラボ製品、ゲーミングノートPC、ゲーミングスマホが多く展示されている。どれもゲーマーを魅了すること請け合いのものばかりで、取材時の筆者は終始「いいなぁ」と羨ましく思ったものだ。

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