- 文●ハッチ

2026年4月29日に配信され、自由度の高さや、遊びの幅の広さなどで人気を博している超現実都市オープンワールドRPG『NTE: Neverness to Everness』(NTE)。本作は最近流行りのアニメーションRPGに則り、PC、PlayStation 5、スマートフォンなど、幅広いプラットフォームに対応している。
前回は一般的なゲーミングPCでのプレイを想定した、ビデオカードの検証結果を紹介したが、Nintendo Swithc 2のように携帯ゲーム機を使って、寝転がりながらなど、いつでもどこでも楽しみたい、という需要もあることだろう。
そこで、今回は定番ゲーム機型PCとして昨年発売されたASUS「ROG Xbox Allyシリーズ」にて、その動作を検証した結果をご紹介したい。

ROG Xbox Allyシリーズの詳細が気になる人は、以下既報記事を確認して欲しい。ROG Xbox Ally XがCPUにAMD「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz)を採用。XなしのROG Xbox Allyは、CPUに省電力のAMD「Ryzen Z2 A」(4コア/8スレッド、最大3.8GHz)を搭載している。

検証時の設定は画質を「最高画質」にし、FSR 3、フレーム生成は有効にした。エイボン周辺の一定ルートを移動した際のフレームレートをCapFrameXにて測定している。検証時はゲームバージョンが1.0.09とやや古いので、今後のアップデートでは多少フレームレートが上下すると思われる。その点はご了承頂きたい。



結果は上記のとおり。1920×1080ドットのフルHDでは、ROG Xbox Ally Xは63.9fpsとまずまずだが、1% Low Avarageが18.7fpsと30fpsより低い。実際に、キャラがスローモーションになるなどはしていないが、画面のカク付くことは多々あり、フレーム生成が頑張っているだけで、やや不安定だ。
ゲームによっては解像度を下げてもフレームレートがあまり向上しないものもあるが、『NTE』に関してはきちんと効果があり、1600×900ドットの900pまで落とすと、ROG Xbox Ally Xの1% Low Avarageは32.5fpsまで上がるので、最高画質であればここまで解像度は落とした方が良さそうだ。
一方で、ROG Xbox Allyは、1080p、900pともに1% Low Avarageが20fpsも超えないほどに、動作がガックガクだ。720pまで解像度を落とすとようやく1% Low Avarageが36.2fpsと30fpsを超え、平均も57.5fpsと60fps近くまで向上し、まともに遊べるようになる。
外出先で遊ぶなら720pにしてゲーム機型PCで遊ぶのが現状は最適解か!?
もともと、ROG Xbox AllyはSteam Deckと同じコアで、近い性能の省電力CPUを搭載しているため、軽いゲーム以外は720pで遊ぶのが基本となっているので、この結果は妥当といえる。
しかしながら、ROG Xbox Allyシリーズは7インチと画面が小さいため、720pでも24インチ以上の一般的なモニターで見るよりは、画質の粗が目立たない。ROG Xbox Ally Xは900pで十分快適だが、これは序盤の街中での結果なので、エフェクトや画面ギミックが多いボス戦などでは急に重くなる可能性もあるため、いずれにおいても720pにしておいた方が良さそうだ。
最近では、GPD WIN 5のようなNPU搭載の高性能CPUを採用したゲーム機型PCもあるが、36万円以上と高価。ROG Xbox Allyシリーズも昨今のメモリー不足により、価格が上がったとはいえ、ゲーム機型PCとしては高コスパなので、自宅ではハブとキーボード、マウスを加えて普段使いで使うことを想定している人の選択肢として上がりやすい。
『NTE』は動作の重さや、最適化不足もあるのか、スマートフォンはハイエンドな製品でないと、動作しないなどの声もあるので、外出先でプレイしたい人は、ゲーム機型PCを選択してみるのも一興だろう。

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