文●ハッチ

パソコンショップ「ドスパラ」の運営で知られるサードウェーブは、2024年9月9日、同社の本社にてLunar Lakeプロセッサを搭載する最新ノートPCの製品内覧会を実施した。Lunar Lakeとは薄型ノートPC向けであるインテルの最新CPUのコードネーム。
同社は一般消費者向けで16インチディスプレイ搭載ノートPCを1機種、14インチモデルをCPU違いで2機種を用意。また、一般消費者モデルをベースとした法人モデルを市場に投入する。

発売予定日と価格は後日公開される予定となっている。今回発表された製品は、いずれもLunar Lake世代のCore Ultraプロセッサを搭載し、AI推論処理専用のNPU(Neural Processing Unit)を内蔵する。NPUはユーザーの操作性を向上させるアシスタント機能や、画像や動画の生成、情報分析など、AIを使ったタスクを高速で処理する。
これにより、生産性が向上し、操作を簡略化し、あらゆる時間を短縮できるため、その浮いた時間を別の作業に割り当てられると説明した。
また、筐体は米国国防総省調達基準のMIL規格に準拠した試験をクリアし、薄型ながら非常に堅牢とアピール。加えて、まだ検証中とのことで具体的な数値は明かされなかったが、前CPUから最大40%のバッテリー効率がアップしているため、可搬性にも期待できるとしている。
さらに、Windows Helloに対応し、内蔵するカメラを使ってPCを保護し、データの安全やプライバシーの維持を補助するとしている。ディスプレイは解像度が1920×1200ドットで、アスペクト比がいずれも16:10とA4用紙がすべて表示できる比率で、ビジネスでも活躍する。
そのうえ、GPU性能が50%向上しているため、重いゲームは厳しいが、ある程度内蔵GPUのみでPCゲームもプレイでき、かつ画像や動画編集用としても活用できるとしている。
【一般消費者向け】
THIRDWAVE DX-L7LA

CPUにCore Ultra 7 258V(8コア/8スレッド、最大4.8GHz)を搭載し、16インチディスプレイを採用したモデル。メモリ32GB(LPDDR5X-8533)、1TB SSD(Gen 4)を搭載する。サイズは358(W)×253(D)×20(H)mm(突起部含まず)で、重量約1.3kg。
THIRDWAVE F-14LN7LA/THIRDWAVE F-14LN5LA

THIRDWAVE F-14LN7LAはCPUがCore Ultra 7 258V(8コア/8スレッド、最大4.8GHz)、THIRDWAVE F-14LN5LAがCore Ultra 5 226V(8コア/8スレッド、最大4.5GHz)で、ディスプレイサイズが14インチ。
F-14LN7LAはメモリが32GBで、F-14LN5LAは16GBになる。ストレージはいずれも1TB SSD(Gen 4)。サイズは313(W)×253(D)×18(H)mm(突起部含まず)で、重量約960gと1kgを切る。
【法人向け】
THIRDWAVE DX-L7LA-B

THIRDWAVE F-14LN7LA/THIRDWAVE F-14LN5LA

法人向けモデルは、PCサブスクやレンタルにも対応し、事務処理用の端末、画像・映像編集用の用途としてもオススメできるとしている。
インターフェースはいずれも電源入力を兼ねるUSB 3.2 Gen 2 Type-Cと、Thunderbolt 4(PD対応)を1基ずつ。USB 3.2 Gen 2 Type-Aを左右に1基ずつ。HDMI 2.1にmicrosSDカードリーダー、マイク入力・ヘッドフォン出力コンボジャックを備える。



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