- 文●藤田忠 編集●ハッチ
8GB/16GB/32GBでフレームレートをチェック
パフォーマンスは、峠道などを走行する「鳥野山デイトリップ(チャプター1)」で確認した。3分弱走行(自動運転)した際のフレームレートを「CapFrame X Ver1.8.7 Beta」で記録している。
プリセット「High-RT」、WQHD解像度でプレイした際のメモリー使用量は、おおむね4GB程度になる。そのため、容量8GB S-Ch時は、警告が発生してしまうわけだが、容量不足はフレームレートにもしっかりと表れている。

3分弱走った際のフーレムレートは、32GB 16GB×2 D-Chが優れているのは、これまでと同じ。16GB S-Chと16GB 8GB×2 D-Chの結果は、ほぼ同じでD-Chの優位性もあまり見られない。この辺は前回テストした「エーペックスレジェンズ」などと同じだ。

警告が出る8GB S-Chは、Avgこそ数fpsの差だが、ゲームのプレイ感に影響する1% Low Avgは、32GBから19.6fps、16GBから16〜17fpsもダウンしている。それでも90fps台での推移となっているため、3分弱の走行×3回の間に、プレイ感を損なうスタッタリング(スタッター)などは一切なかった。
推しのボーダーラインは32GB 16GB×2 D-Chだが、コストをトコトン抑えたゲーミングBTO PCや、ゲーミングPCビルドなら、8GB×2 D-Chまたは16GB S-Chも選択肢としてありだろう。
DDR5メモリーあとから他社品の追加は本当にNGなの?試してみた
メモリーの導入コストを抑える際に思い浮かぶのは、まずは16GB×1枚で組み、あとから1枚を追加して16GB×2枚の32GBにすることだろう。この手はJEDEC準拠のDDR4メモリーなら、ほぼ問題なく動作した。
しかし、DDR5メモリーでは、メモリーモジュール上の電圧制御チップのPMICをはじめ、メーカーやメモリーチップが異なるメモリーの混在運用は、JEDEC準拠同士のメモリーでも、あまりおすすめできない。
異なるメーカーを組み合わせたからといって、メモリーが破損することはないが、マザーボード(UEFI)が起動しない、負荷をかけるとエラーが頻発するなど、面倒な症状に遭遇することもある。
とは言え、この高騰時代、あとから1枚追加できるなら助かるところ。試しに、手持ちのDDR5メモリーで正常に動作するか軽く確認してみた。
手持ちDDR5メモリー4種類の内、3種類はCORSAIR製オーバークロックメモリーの「VENGEANCE DDR5」、または「VENGEANCE RGB DDR5」で、残りの1種類はパソコンショップ アークのArk Selection「ARD5-U32G88HB-56B-D SKhynix Edition(Aダイ)」(DDR5-5600 CL46 JEDEC)だ。CORSAIRメモリーも、メモリーチップはSK Hynixが多いが、チップのバージョンはモデルで、AダイとMダイが混在。さらに1つのモデルは、メモリーチップがMicronとなっている。





1枚目は「ARD5-U32G88HB-56B-D SKhynix Edition」に固定し、CORSAIRの4製品を入れ替え。メモリーチェックの定番PassMark「MemTes86 V11.7 Free」を実行してみた。


最も不安だったメモリーチップがSK HynixとMicron、PMICがIDTとRichtek Powerとなる混在構成だが、ほかの組み合わせと同じく、「MemTest86」をエラーなく完走した。さらにゲームを数時間プレイしたが、おかしな挙動も一切なかった。
あくまでもメモリーモジュールの品質に不安のないArk SelectionとCORSAIRでの結果になる。混在運用が自己責任なのは変わらないが、メモリーチップやPMICのメーカーが混在していても、安定動作したのは朗報だろう。相性交換保証に加入したうえで、試してみるのもありかもしれない。

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