失敗=廃棄は限りなくゼロかも
「RhinoBuff FPS 精密コントロールキット」の根幹となる専用画面保護フィルムの貼り付けは手順動画が用意され、その通りに進めるだけで気泡が入ることはなかった。ほかの画面保護フィルムと異なり、バンパーのボタンと触れる部分の折り曲げ貼り付けという工程が追加されるが、難しいことを考える必要なく作業できた。フィルムの貼り付けミスで廃棄なんてことは、まずないだろう。




「Call of Duty Mobile」でチェック
ボタンの配置や、ステータスなどの表示位置をカスタマイズできる「Call of Duty Mobile」を、「RhinoBuff FPS 精密コントロールキット」を取り付けたiPhone 15 Proでプレイしてみた。

「Call of Duty Mobile」は、デフォルトで射撃が左(スティック左上)、精密射撃が右に配されているが、このボタンをバンパーのボタンで動作するようにカスタマイズしてプレイした。設定は簡単で、画面保護フィルムにある2本の白線の間に入るように、バンパーボタンで操作したいボタンを配置すれば良い。

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射撃練習場で操作感(射撃)を試したが、画面タッチ操作時と違和感ない反応速度で射撃できた。ボタンの反応速度という面での、ファーストインプレッションは、なかなか好感触だ。ボタンのラグが気になる人にも十分に推せる。フィルムの滑りもかなり良好で、ゲーム、普段使いともに違和感なくスムーズに操作できたのもポイントだ。
「荒野行動」など、ボタン配置のカスタマイズ性が高いゲームでの使用が前提になる点は忘れてはならない。実際、外出時の移動中にスマホで軽く、「鳴潮」をプレイできるとうれしいなと思い試したが、残念ながらデフォルトで左右上に配置されている各種ボタンはカスタマイズできない。
そのためバンパーのボタンは、マップ表示(左)とステータス表示(右)になる。「RhinoBuff FPS 精密コントロールキット」の購入前に、プレイしているゲームのカスタマイズ項目は必ず確認したい。

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普段使いでは思わぬ誤動作が起こるマイナス面も
「RhinoBuff FPS 精密コントロールキット」は、その名にあるように「Call of Duty Mobile」や「荒野行動」といった定番FPSゲームとの相性は良好と感じた。しかしその仕組み上、バンパーボタンは日常使いにも影響する。装着してから1週間ほど使っていたが、想定外の操作が行われてしまうことが多々あった。
たとえばメールの確認中に、上(左)ボタンに触れてしまい「編集」に切り替わり。ある通販ショップでは下(右)ボタンに触れてしまい「カートに入れる」が実行される。さらに気がついたら、画面長押しになっていたなんてこともあった。
どうしてもマイナス面が目立つが、使っているアプリ次第では、より使い勝手が向上する可能性もある。個人的はウェブブラウジング中に、下(右)ボタンで右側のタブに表示を切り替えられるのは、ちょっと便利かな~と感じた。



今回試したのは約1週間程度だったが、ボタン以外で気になったのはバンパーの質感が若干滑りやすいといった点と、バンパーが厚く、使えなかった変換コネクタやケーブルがあったという点だ。


評価はプレイするゲームなど使用環境次第か
「RhinoBuff FPS 精密コントロールキット」はラグがなく、配置したボタンが反応するのは面白く、使い勝手も良好でFPSゲーマーは試してみる価値がある製品だ。価格は画面保護フィルムとバンパーのセットで8000円前後と決して安価とはいえないが、2つのボタンが追加されることを考えれば、そこまで割高感はないだろう。それなりにマイナス面もあるが、スマホでより快適にFPSゲームを楽しみたいゲーマーは、ひとつの選択肢にはなるだろう。
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