- 文●ハッチ

9月24日、都内某所にてOne-Netbook社のONEXPLAYER新製品発表会が行われた。その発表会にて、3 in 1 ゲーミングPC「ONEXPLAYER X1 Air」が発表された。

「ONEXPLAYER X1 Air」は10.95インチ(2560×1600ドット)のディスプレイを搭載し、着脱式のコントローラーを搭載したポータブルゲーム機型PC。ディスプレイはリフレッシュレート120Hz、DCI-P3カバー率100%、sRGBカバー率138%という広色域に対応する。
従来機はCPUにAMD Ryzenプロセッサーを採用していたが、本機はインテル「Core Ultra 7 258V」(8コア/8スレッド、最大4.8GHz)を採用する。メモリーは32GB(LPDDR5X-8533MHz)。ストレージが512GBのモデルが通常価格17万8000円(税込)のところ、10月15日(水)までの先行予約キャンペーンで、16万9100円(税込)で購入できる。ストレージは最大2TBまで選べる。
発売は10月31日で、本日9月24日からハイビーム公式オンラインストア、ハイビーム各店舗、Amazon.co.jpなどで予約が開始される。国内正規版は、メーカー提供のグローバル保証に加え、天空グループによる国内1年間の保証付き。保証期間終了後も、スティックやバッテリー交換などの修理対応を国内で行える体制を整えているとしている。

一見、従来のONEXPLAYER X1と同じデザインだが、すべての筐体を作り直したメジャーアップデートとのこと。CNC削りだしボディーを採用し、アルミニウム+CNC一体成型で高級感のある手触りを実現している。



Core Ultra 7 258Vが内蔵する高性能なGPU、Intel Arc 140Vにより、『黒神話:悟空』などもプレイ可能。インテルのフレーム生成技術XeSS 2.0を利用すれば、39%パフォーマンスが向上するとしている。

また、従来機と同じく本体からコントローラーを取り外し、専用のジョイスティックコネクターに取り付ければ、Nintendo Switchのように単独のコントローラーとして使用可能。ジョイスティックはホールセンサーを搭載、ホールリニアトリガーを実装するなど、従来機を踏襲した性能を有する。

バッテリー駆動時間もPC Mark 10のバッテリーベンチで12.5時間、ビデオ再生で17時間を謳う。加えて、二重純銅ヒートパイプや、2基の液体ベアリングファン、純アルミニウム放熱フィンなどを備え、ハイエンドなノートPC並みのの高い冷却性能を誇る。


さらに、筆圧検知4096段階のスタイラスペンにも対応する。

特筆すべきは、中国のBaiwei社と共同研究しているホットスワップに対応したmini SSDでストレージ容量が拡張できる点。mini SSDはSteam Deckなどが採用していた、通常よりサイズが小さいType-2230よりも小型のSSD。一般流通されておらず、オプションで購入することで容量が拡張できるとしている。

通信機能は最新のWi-Fi 7に、Bluetooth 5.2に対応する。10.95インチとモバイルとしては大画面で、850gとサイズの割には軽め。Intel Arc 140Vという、CPU内蔵GPUとしては高性能な描画性能で、AAAタイトルを手元で遊びたい人は、購入を検討してみてもよいかもしれない。
■商品ページ
https://www.onexplayer.online/onexplayer-x1-air
■販売場所
・One-Netbook公式ストア
https://www.one-netbook.jp/onexplayer-x1-air
・ハイビーム公式オンラインストア
https://high-beam-online.com/products/onexplayer-x1-air
・ハイビーム店舗情報
https://high-beam-online.com/pages/storeinfo#AKIHABARA
・Amazon.co.jp
https://amzn.to/3KgytKx
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