DLSSで4Kでも“とても快適”評価!FF14推奨PC「G-Master Velox FXV」の魅力とは?

文●ハッチ

今回ご紹介する『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』推奨PCの「G-Master Velox FXV」

 2024年7月2日、MMORPGとしては長らく愛され人気を博しているスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIV』最新拡張パック『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』が発売される。

 それに先立ってスクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』のベンチマークソフトをリリースした。そんななか、長くゲームはプレイしていたが、最近PCの調子が悪くて買い換えたい。ずっとプレイしたかったが今からでも始めようと思っている、といった人もいることだろう。

 ゲーミングPCを買いたいが、あまり性能については分からない、といった人にオススメなのが各ゲームの推奨PCだ。人気の高いゲームでは、そのゲームメーカーの動作確認済のお墨付きを貰った推奨PCが販売されている。

 今回ご紹介するサイコムの「G-Master Velox FXV」は、現在稼働中の『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』推奨のPC。スクウェア・エニックスは、バージョンに合わせてベンチマークソフトをアップデートしているが、一度スコアの指標を見直した以外、大きな差はない。

 そのため、『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』(以下FF14)のプレイを考えている人も、快適に動作するPCとして参考にして欲しい。

 サイコムは埼玉県八潮市緑町に本店を置くBTO PCメーカー。OEM(委託者ブランドの製品)の大量生産品ではなく、独自ルートで高性能なパーツを仕入れるなどのコダワリを持ち、専門のプロフェッショナルが1台を1人で組み立てるセル方式にて、美しい配線も追及。知る人ぞ知るメーカーとしてeスポーツプレイヤーや個人ゲーム開発者などにもファンがいる。

 そんな「G-Master Velox FXV」をサイコムさんにお借りしたので、どういった製品で、どのようなスペックを有しているのかを解説していきたい。

1、G-Master Velox FXVはどんなPC?

1-1、近年流行りの白を基調とした日本人好みのデザイン

 「G-Master Velox FXV」は、サイコムの各ゲームに特化したG-Master シリーズの1つで、見た目の美しさとコストパフォーマンスに優れた製品。直販価格は23万4080円。ゲーミングデスクトップPCの中には、20万円を切る製品もあるが、そうした製品の多くは各BTO PCメーカーのオリジナルPCケースを流用していたりと、選ぶ楽しさに欠けることもある。

 もちろん、見た目や高品質なパーツ構成よりも、価格重視という人もいるし、そうした選び方も1つの選択肢だ。しかしながら、メーカーによっては搭載するパーツの型番まで記載しておらず、そうした製品は時期によって仕入れたOEMのパーツを組み込んでいる。PCパーツは性能の基盤となるチップセットこそ同じだが、製品ごとに性能や耐久性にやや違いが生じる。

 その点、サイコムはパーツを厳選し、きちんと型番を示している。その高品質なパーツ選定と信頼度で人気も高く、そうした点を差し引くと23万4080円という価格は、コストパフォーマンスが高いと言える。では、「G-Master Velox FXV」はどういったパーツで構成されているかを見ていこう。

 まず、「G-Master Velox FXV」の外観について触れていきたい。本製品はPCケースにFractal Designの「POP Silent White TG Clear」のホワイトモデルを採用している。PCメーカーがアンケートを取るなどすると、日本のユーザーはシンプルでシックなデザインを好むというが、まさに凹凸が少なくフラットでスタイリッシュなデザインをしている。

「POP Silent White TG Clear」のホワイトモデルは白を基調とし、凹凸もないフラットなデザイン。模様もパンチ穴もなく、この無印感は個人的には好感が高い

 左側面は、取り付けが簡単な強化ガラス製のサイドパネルを備え、内部のパーツを目立たせ、机の上でも映える。マザーボードを取り付けた裏側に2.5インチストレージを搭載できるスペースを設けたオープンレイアウトで、ストレージの拡張性にも優れている。

左サイドパネルは強化ガラスになっていて、ゲーミングPCらしく内部が確認できる。ASRockのマザーボード「B660 Pro RS」は、ASRockのソフトウェアで制御できるPolychrome RGB Syncに対応。デフォルトで複数の色に順番に光り、パーツを目立たせていた
サイドパネルは手回しネジで簡単に開けられる。前面には水冷のラジエーターを配置できるスペースがあるため、背面寄りにパーツが収まっている。電源を覆うカバー(シュラウド)を備え、電源の熱が上部に伝わらない近年の傾向にマッチした作りになっている

 また、底面にダストフィルターを備え、ケーブルマネージメント用のスペース、ベルクロストラップも用意され、メンテナンス性も高い。フロントパネルや右サイドパネル、トップパネルにはパーツの動作音を軽減する防音素材も搭載。

底面にはダストフィルターを備える
右側面、マザーボードの裏側には2.5インチのストレージを取り付けるスペースがある。また、ケーブルを取り付ける穴がいくつもあり、取りまとめられキレイに配線されている
ケーブルはベルクロストラップや結束バンドなどでまとめられている

 ケース前面と背面に長寿命なライフルベアリングを採用した「Aspect 12」ファンを3基搭載。

前面には120mmのファンが2基搭載
背面にはファンを1基備える

 フロントインターフェースには、最近どんどん周辺機器の接続がUSB Type-Aから入れ替わっているUSB Type-Cポートも用意されている。

フロントインターフェースは、ケースの上部に用意されている。USB 3.0 Type-Aが2つある他、USB Type-Cも1つ用意されている。マイクインとヘッドホン出力もあり、PCを机の下に置いた際にアクセスし易いようになっている

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