- 文●ハッチ
JAPANNEXTは、ソフマップ AKIBA パソコン・デジタル館 8Fにある「eSports Studio AKIBA」にて、同社初のメディア向けイベントを実施した。イベントでは、JAPANNEXT 代表取締役 社長のベッカー・サムエル氏が登壇し、製品紹介を行った。

ベッカー氏はフランスに生まれ、子供の頃は朝に放映されていた日本のアニメを見て育ち、セガや任天堂のゲームに触れて日本に愛着を持ったという。その後、フランスの大学を出た後、文部科学省の留学プログラムで日本に来日。日本が好きだったため、在学中に日本で起業したと、自身の経歴を語った。
ベッカー氏は起業後に製品の輸出や輸入を行う仕事を10年ほどしていたが、他社製品を売ることに疑問を覚え、自分の好きな製品を企画して売りたいとして、2016年にJAPANNEXTを立ち上げ現在に至る。
JAPANNEXTは、49インチなどのサイネージ向けの大型ディスプレイや、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレイ、モバイルモニターなど、さまざまな製品を販売している。昨年発売しただけでも166製品にも及ぶほど、数多くの製品を展開し、そのなかにはユニークな製品も数多くある。
電気的に回転する無線チャージャー
そんな同社が今回のイベントでもいくつかの製品を発表した。まず最初に発表したのは、同社初の3 in 1 チャージャーの「JN-CG-155Q3N1」。細かい仕様などは不明な点もあるが、ロゴからQi2対応の無線チャージャーだということが分かる。
マグネットを搭載し、スマートフォンやApple Watch、AirPodsがケーブルレスで充電できるとしている。特筆すべきはその形状だ。一般的なチャージャーは、スタンドからフレームが伸びていたり、スマートフォンを置くスタンドがあり、その形状はせいぜいスタンドが折り畳めるくらいだ。
しかし、本製品はスマートフォンを取り付けるヘッド部分のタッチボタンをタップするだけで、ヘッド部分が回転して向きが変わる。また、Apple WatchとAirPodsを充電するスタンドは、本体に収納する機能も備える。発売が近日とのみ発表されており、価格などの詳細は後日公開される予定だ。



デュアルモバイルモニターに14インチが追加
同社はこれまで、ノートパソコンのように折り畳んで持ち運べる2画面のデュアルモバイルモニター「JN-DMDシリーズ」を展開している。既存製品は15.6インチ、18.5インチ、23.8インチとサイズがあり、いずれも解像度が1920×1080ドットのフルHDとなっている。

そんななか、より持ち運びし易い14インチで解像度が1920×1200ドットのWUXGとなるモデル「JN-DMD-IPS14WX」を追加した。パネルはIPSで、リフレッシュレートが60Hz、sRGBカバー率が65%。映像出力はminiHDMI×2、USB Type-C×3(電源供給対応)となっている。

1W×1Wのスピーカーも内臓し、自立式のキックスタンドで画面を立てられる。発売は9月18日で直販価格が3万9980円(税込)で、直販限定+10%ポイントバックとなっている。

31.5インチ6Kディスプレイが登場!

最後に紹介された新製品は、32.5インチで解像度が6016×3384ドットの6Kディスプレイだ。6Kディスプレイは、現状Appleの「Pro Display XDR」が70万円超えで発売されていたが、その半額くらいの価格での発売を目指しているとのこと。
イベント会場には、そのほかにも同社の既存製品が多数展示されていた。








また、同社は東京ゲームショウ2025のコーエーテクモゲームスと、Samsungブースに合わせて150台以上のディスプレイを貸し出しているとのこと。もし、東京ゲームショウ2025に行く機会がある人は、実際に使用されているところを確認してみよう。

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