- 文●松野将太 編集●ハッチ

コンシューマーゲーム機やPC向けのゲームコントローラーや周辺機器を数多く手掛けるHORIが、東京ゲームショウ2025にブースを出展(04-N01)。販売中、あるいは販売予定の製品を実際のゲームで試用できる体験コーナーが設置されていた。


横に長いブース内のほとんどのスペースに体験コーナーを展開していたHORI。定番商品でもある「ワイヤレスホリパッド」のようなコントローラー製品とゲーム機、大型のディスプレイが用意されており、大画面で実際のゲームをプレイしながら使用感を確認できた。ゲームタイトルは「ストリートファイター6」「ソニック × シャドウ ジェネレーションズ」などの人気作で、コントローラーのジャンルごとに遊べるタイトルが異なっていた。

体験コーナーで特に来場者の注目を集めていたのが、販売前のゲームコントローラーだ。今回のブースで試用できた未発売製品は、レースゲーム向けのステアリングコントローラー「ダイレクトドライブレーシングホイール」、格闘ゲーム向けの「新型レバーレスコントローラー」「ファイティングコマンダーOCTA」の3製品だ。

「ダイレクトドライブレーシングホイール」は、その名の通りダイレクトドライブ駆動方式を採用した本格的なステアリングコントローラー。実際の車の運転時のようなフィードバックが感じられることから人気のタイプだが、従来製品は10万円近い高額な製品となることも珍しくない。
開発中の同製品は、ダイレクトドライブ方式を採用しつつ想定売価を4万円前後に抑える見込みで、なるべく安価に本格的なステアリングコントローラーを導入したいユーザーにとっては注目すべきプロダクトになりそうだ。

格闘ゲーム向けの未発売製品2モデルは、いずれも今後の製品化を視野に入れ、試用したユーザーのフィードバックを募るアンケートを実施していた。複数の試作機や現行機との比較が可能となっており、これらを実際の製品仕様を決める際に生かす予定だという。長年に渡り、定番商品からユニークなプロダクトまで多くの周辺機器を輩出してきたHORIらしい貪欲さが垣間見え、個人的には興味深かった。


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