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世界初ワイヤレスでハイレゾ対応&最大4つの音をミックス!?SteelSeriesのゲーミングヘッドセット「Arctis Nove Elite」、ヤバない

 SteelSeriesは、世界初のHi-Res(ハイレゾ)ワイヤレスゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Elite」を発表した。2025年10月17日(金)より全国の家電量販店、およびAmazon.co.jp、楽天市場にて順次発売される。参考価格は11万80円(税込)。

 この発表に合わせて、本日2025年10月9日〜11日の3日間、二子玉川 蔦屋家電(東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット)のイベントスペース(2階 E-room)にて、「Arctis Nova Elite」が試遊できる新製品体験会が開催されている。

 「Arctis Nova Elite」は次世代LC3+コーデックを採用し、2.4GHzとBluetoothによる24bit/96kHz伝送で、ワイヤレスながら高音質なハイレゾ音源が楽しめる。

会場の壁には、同社のARCTISシリーズの一覧表も示されていた。「Arctis Nova Elite」は最上位のモデルになる

 カラバリはオブシディアンブラックと、セージ&ゴールドの2種類。既存のARCTISシリーズは、ブラックとホワイトの2色展開が多かったが、今回はセージ&ゴールドといった他にはない色合いのデザインを採用している。

 その理由については、担当スタッフにも分からないとのことだったが、米国では他社製品にもないということで、セージ&ゴールドの方が予約数が多いとのこと。最上位ということで、オシャレなブランドものバッグなどであるような、淡い緑色にヒンジ部分にゴールドをあしらい、ラグジュアリな印象を受ける。

 女性であれば淡色な服やバッグなどと合わせてファッションアイテムの1つとして、首から下げて持ち歩くのも良さそうだ。一方で、オブシディアンブラックは、ヘッドバンドからハウジングまで全てが、高級感のある深みのある漆黒で素直にカッコイイ。

 独自の40mmカーボンファイバードライバーは、特注の2ピース真鍮製フレームで包み込んでいる。真鍮製フレームが剛性を高めることで、ピストニック(Pistonic)ドライバーがより正確に動き、40kHzまでの周波数帯域で完成度の高い音の再現を可能にすると謳う。

40mmカーボンファイバードライバーの見本も展示されていた

 また、ヒンジ部分も高い剛性があり、イヤーパッドも滑らかな手触りで、全体的に高級感が漂う。

 無線の送信機である付属の「GameHub」は、背面にUSB Type-Cが3ポートとLINE IN/OUTがあり、複数のデバイスを同時に接続できる。「OmniPlay」技術を搭載し、「GameHub」にPCやPlayStation、Nintendo Switch、Xboxといったゲーム機をUSB Type-C×3で、AUX×1を使い最大4つの入力からのオーディオをミックスできるとのこと。

 そのため、Discordでチャットをしながら、ゲームをプレイし、TikTokで動画視聴するなど、複数作業を同時に進められるとしている。

 また、本体だけでもBluetoothと、有線で接続できる。Bluetoothでスマートフォンと接続すれば、「GameHub」で無線接続している時に、電話がかかってきてもBluetoothで接続した電話に出られるとのこと。

USB Type-Cポートは1~3があり、Xboxだけは3でのみ接続できる
接続状態なども「GameHub」で確認できる

 加えて、モバイルアプリ「SteelSeries Arctis Companion」に対応し、300種類近い人気ゲームタイトルのオーディオプリセットが使用可能。ゲーミング業界最高峰と謳うアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載。バックグラウンドノイズ最大97%遮断するAIノイズ除去機能を備えた16bit/32kHz自動切り換えブームマイクを備える。

同シリーズお馴染みの収納可能なブームマイクも搭載
ブームマイク以外にも、左右のイヤーカップの上部に1つずつ、内部に2つ合わせて4つのマイクも搭載。ソフトウェアだけでなく、ハードウェアでANCをきかせられるとのこと
ヒンジで90°回転させることもできた
ブラックは、どこまでも黒く、シンプルにカッコイイ
セージ&ゴールドは、音声調整ダイヤルもゴールド。メタリックで、ここにも高級感がある

 また、ハウジング部分にはマグネットで蓋が取り付けられている。右側を開くとバッテリーが取り外せるようになっていて、左側には充電用のUSB Type-Cがある。

右側の蓋の下にはバッテリー
左側の蓋の下にはUSB Type-Cがある

 「Arctis Nova Elite」は、バッテリーは2つ付属していて、片方のバッテリーは「GameHub」の側面に挿入して充電できるとのこと。そのため、バッテリーが切れたら、「GameHub」にあるバッテリーに取り換えて、半永久的にワイヤレスで使えるという。

 1つのバッテリーでは約30時間連続使用が可能、急速充電により15分の充電で最大4時間使用できるとしている。

 さらに、イヤーパットは既存のArctis Nova Proだと溝に巻き込んで接続するタイプで、慣れていない人には着脱し辛かったところ、Arctis Nova Eliteは爪で固定されているタイプ。軽く持ち上げるだけで簡単に取り外せるようだ。Arctis Nova Proのようにイヤーパッド単体での販売も検討したいとのこと。ぜひ実現して欲しい。

 会場中央には、Arctis Nova Eliteが複数音楽再生機に接続されて展示され、自由に音楽を聴くことができた。また、Arctis Nova Proも一緒に展示されていて、聞き比べもできる。

 また、リビングを想定したスペースもあり、こちらではゲーム機やPCが接続され、ゲームなどのサウンドが試せるようになっていた。

 せっかくなので、Steam版『ウマ娘 プリティーダービー』のライブ再生で「Ms. VICTORIA」を視聴した。

 筆者は自宅ではArctis Nova 5を使用しているが、それよりも音が粒だって、より滑らかに聞こえた。切れのある重低音もありんがら、フラットな音質で全体的に柔らかな感じ。また、普段よりもバックでわずかに聞こえるギター音なども明瞭に響き、細かい音が拾い易く感じる。

 Arctis Nova Proでも十分精細だと思っていたが、音の1つ1つの微細な響きがより明瞭で、聞き比べると確実に違うと感じるだろう。価格はネックだが、バッテリーやイヤーパッドの変更も容易で、メンテ次第では長く使い続けられる1台だと感じた。

 ちなみに会場では、ARCTISシリーズが一通り試せるようになっていた。自分の予算に合わせて最適な1台を選びたい人も、体験会に参加してみるのも一興だろう。

【関連サイト】

Sage&Gold(セージ&ゴールド):https://www.amazon.co.jp/dp/B0FNW8X8QK
Obsidian Black(オブシディアンブラック):https://www.amazon.co.jp/dp/B0FNW62K85

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