- 文●いちえもん 編集●ハッチ

ASRock Japanは1月16日、LIFORK 秋葉原 IIにてメディア向け新製品説明会を開催。CES 2026で発表された同社のAIO水冷CPUクーラーをはじめ、マザーボードやミニPC、電源、ゲーミングディスプレイなどの新製品の展示と、各製品のプレゼンテーションが実施された。
1月17日に開催される「ASRockファンミーティング2026」の前日に催された本イベント。本稿では、メディア向け新製品説明会の取材レポートをお届けしたい。

ASRockの強みをフル活用させたAIO水冷CPUクーラー新製品が展示!
メディア向け新製品説明会の目玉は、自作業界内で最も注目を集めたASRock製AIO水冷CPUクーラー。会場には「Phantom Gaming」や「Steel Legend」「Taichi AQUA」「Pro」「Taichi」(開発途中)の名を冠したAIO水冷CPUクーラーが、多数展示されていた。





ASRockがAIO水冷CPUクーラーの分野に進出した主な理由は、”ASRockの強みを戦略的に拡大する”ことだそうだ。マザーボードプラットフォームの統合と、より強力なエコシステムによる相乗効果を実現するというもので、「単なるラインナップの追加ではなく、ASRockの自然な進化」であると原口氏はアピールしていた。
マザーボードを長く手がけてきたASRockは、「半導体をいかに冷やし、いかに安定させるか」といった部分で、AIO水冷CPUクーラーは重要なセグメントであると考えているという。
長く培われてきた開発のノウハウを生かし、同社独自の強みが詰まった冷却性能やパフォーマンスを提供したいという思いで、AIO水冷CPUクーラーの分野に参入したという。とりあえずの気持ちで始めたわけではなく、ASRockの揺るぎないポリシーが大きな理由であることを改めて強調していた。

AIO水冷CPUクーラーの製品ラインナップは、「Taichi」「Phantom Gaming」「Steel Legend」「Challenger」「Pro」の一般向けモデルと、ワークステーション向けモデルの2種類。







6年間保証に驚き! 長く、しっかり冷やせるASRockの強みを猛プッシュ
ASRock製AIO水冷CPUクーラーのポイントとして、原口氏は「国内正規代理店6年間保証」を強くアピールしていた。ProシリーズからTaichiシリーズまで、すべての製品が対象となっているという。
水冷CPUクーラーと聞くと、「空冷CPUクーラーよりも耐久性が低い」「長期の使用で冷えなくなる」といった固定概念を思い浮かべる人が多いと思われる。だが、そういった固定概念を破壊すべく、思い切って6年保証を打ち出したと原口氏。

では、なぜ6年間の保証をアピールしたのか。それは、長期的な信頼性と安心を担保とした”独自の強み”が関係している。
その例として、原口氏はフィン間隔0.1mm・フィン厚0.08mmのスカイブフィン技術を取り入れたヒートシンク、低い空気抵抗のために最適化されたラジエーターのフィン間隔(1.3mm)、ラジエーターの冷却性能を高めてくれるストライプリングファンブレード、高負荷な環境でも冷却液の蒸発を防いでくれるチューブ、純正のCPUグリスの付属などを挙げた。






6年保証を実現させるうえで、冷却液の消耗をどれぐらい抑えられるかが大事になってくる。
その課題に対して原口氏は、CPU温度80度の環境で13年ぐらい使い続けても、冷却液の損失を最大限減らせて、かつ問題なく動作できるだろうといった同社の実験結果を引用していた。用途によって寿命が変化するかもしれないが、”13年”のワードに衝撃を受けた覚えがある。
ASRock製ゲーミングディスプレイやマザーボード、ミニPC、電源ユニットも紹介
ASRockのメディア向け新製品説明会では、AIO水冷CPUクーラー以外の新製品も紹介された。
筆者が個人的に気になったのは、ASRock製のゲーミングディスプレイ。実をいえばASRockはゲーミングディスプレイも製造していたのだが、とある事情(技適)により国内販売は長らく見送りの状態だった。だが、一部機能の調整を行ったことで国内でも販売できるようになったという。発売時期と市場価格は不明。
日本向けモデルとして、最初は「Taichi」シリーズと「Phantom Gaming」のシリーズを市場に投入する予定だ。高リフレッシュレートはもちろん、異なる解像度とリフレッシュレートを選べるデュアルモード、0.03msの応答速度、USB Type-C給電および画面出力など、ゲーマーの心を射抜く強みが多数備わっているという。



ASRockは、現在主流の27型ディスプレイを強く押していくつもりでいるという。以下の製品ラインナップ表を見ればわかるように、ほとんどが27型のゲーミングディスプレイだ。
今後の入れ替え需要や昨今のトレンドを把握しつつ、高いリフレッシュレートのモデルなど尖ったものが欲しい、速いものが欲しいといったユーザーに最適なディスプレイを届けたいと原口氏は語っていた。

そのほか、CES 2026で発表された「Rock」シリーズの新マザーボード、「Challenger」シリーズのマザーボードの追加モデル、ミニPCの「DeskSlim」、ASRock「AMD Radeon RX 9070 XT Taichi White 16GB OC」、「Phantom Gaming SFX」シリーズおよび「Steel Legend Platinum」シリーズの電源ユニットも紹介・展示されていた。







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