- 文●ハッチ
アームは別途必要
ちなみに、マイクスタンドはないので、アームを用意する必要がある点は注意。アームは標準的なネジ規格であれば、付属の変換アダプターで取り付け可能だ。

接続部は上下にある程度動くため、マイクの向きを変えるのには便利だ。

環境音は目立ち辛く、クリアな音質
さて、では実際の音質についても軽く触れておきたい。K688は単一指向性のダイナミックマイクだが、基本正面から話すのが良い。ただ、完全に正面だとポップノイズが聞こえるので、斜め45度くらいにアームを向けて、ダイナミックマイクでの理想距離と言われる5~15cmくらい離して使うのが良い。
以下、テスト音声(本当にテストとしか言ってませんw)。それなりの声量でしゃべっているので音量に注意。K688の音は不自然なこもりもなく、とてもクリアで自然な感じ。普段編集部で使用しているUSBコンデンサーマイクのHyperX SoloCastと比較すると、HyperX SoloCastの方がザーという環境ノイズが少し載っていて耳障りなので、防音室でなければK688の方が聴きやすいと感じた。
ちなみに、今度はエアコンを付けて録音してみた。エアコンは事務所のレイアウト上、ちょうど配信している机のすぐ横の上にある。エアコンを付けて録音すると、K688の方でもわずかながらサーという空気の流れる音が聞こえるが、声自体はクリアで聞きやすい。一方で、HyperX SoloCastでは、ザーというK688よりもやや強い空気音が聞こえて耳障りだ。
高コスパで環境音が入りづらく宅内配信向きのマイク
K688は、USB/XLRの両接続に対応したダイナミックマイクで、価格は定価1万円前後だが記事執筆時点では、Amazonで8039円(税込)とコスパの高い製品だ。マイクアームありきの製品なので、マイクアームは別途購入する必要はあるが、筆者のようにすでにマイクアームがあり、マイクが壊れた、今のマイクに不満があるという人の選択肢としては好適だ。
防音設備の整った配信向きの部屋に住んでいる人はともかく、環境音がそれなりにある部屋で手軽に配信を行いたい人が購入する1台としてはうってつけ。ヘッドホンジャックもあるので、USB Type-C中心でインターフェースの少ない最近の薄型ノートPCで配信を行っている人などでも、有線ヘッドホンでモニタリングしながら配信ができるのも地味にうれしい。気になる人は、購入を検討してみてはどうだろうか。

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