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【先行プレイレポ】シリーズ最新作『Castlevania: Belmont’s Curse』は探索アクションの奥深さを教えてくれる至高の逸品だった

  • 文●いちえもん 編集●ハッチ

『Castlevania: Belmont’s Curse』は、KONAMIの代表作「Castlevania(悪魔城ドラキュラ)」シリーズの最新作で、発売日は2026年10月15日。

 本作は『Dead Cells』で知られる「Evil Empire」「Motion Twin」とタッグを組んで開発された探索型2Dアクションゲームだ。対応プラットフォームはPlayStation 5、XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steam。また、Nintendo Switchのパッケージ版の予約受付も開始している。

 本作は、1499年のフランス・パリを舞台にしたストーリー、懐かしさと新しさを兼ねた探索、そして白熱必至のバトルが特徴だ。シリーズファンはもちろん、『Dead Cells』ファンも楽しめる2D探索アクションに仕上がっている。

 今回、メディア向け先行体験会に参加する機会を得たため、本稿ではそのプレイレポートをお届けする。

ゴシックな雰囲気が漂うケータリングコーナー。軽食を嗜みながらゲームを試遊できた(食べ過ぎて満腹になった覚えが……)
参加特典として、特製の赤ブドウジュース(ワインではなかった)とワイングラスが贈呈された
目次

ベルモンドの娘が、魔物に蹂躙されたパリを駆け回る

 今回は『Castlevania: Belmont’s Curse』のPC版を約3時間プレイ。短い時間ではあるが、ストーリーの一部やゲームシステムなどをある程度把握できた。

試遊機はZOTACのミニゲーミングPC「MAGNUS EN275060TC」(ZBOXシリーズ)。ディスプレイはアイ・オー・データの「LCD-GDU271JAD」で、4K/160HzとフルHD/320Hzの二刀流DFR(デュアルフレームレート)が特徴だ

 本作の舞台は「Castlevania」シリーズの約23年後――1499年のフランス・パリ。物語は、ヴァンパイアハンターの「トレバー・ベルモンド」と、その娘「ローズ・ベルモンド」が魔物の群れに襲撃されたパリを訪れるところから始まる。

魔物の襲撃を受け、地獄の炎に包まれたフランス・パリ
ノートルダム司教の依頼を受け、パリを訪れる2人のヴァンパイアハンター
トレバー・ベルモンドの娘、ローズ・ベルモンドが主人公。右腕にドラキュラの呪いが宿っているなど、気になる謎が多い

 街を探索し魔物を討伐する一方で、災厄の裏に隠された陰謀や、ローズに秘められた秘密と対峙することになる。

 「パリ襲撃の裏に隠された真相とはなにか?」「ローズに隠された秘密とは?」など、気になる謎が多く散りばめられていた。シリーズを象徴する探索アクションに目が向きがちだが、謎が謎を生むミステリアスなストーリーも注目すべきだろう。

ローズの母親が秘密の鍵を握っているのだろうか。気になる箇所が多いため、最後までプレイしてみたいという欲に駆られた

アクション性が強化され、より深みを増した2D探索アクション

 『Castlevania: Belmont’s Curse』の魅力は、シリーズの象徴である探索要素だ。縦横に広がる横スクロールのステージを巡り、魔物やボスを倒し、武器やアイテム、スキルを入手し、未開拓のエリアを開放していく。

 具体的な情報は提示されず、わずかなヒントを頼りに自力で答えを導き出すゲーム性が本作の醍醐味。探索中に答えを見つけた瞬間の快感は格別だ。

変化に富んだ横スクロールのステージを探索する
エリア内をうろつく魔物と戦う。攻撃パターンを研究しないとあっけなくやられることも……
探索アクションゲームにおいて、マップは必需品と言っても過言ではない。気になるエリアにアイコンを置くなど、自身の手でマーキングすることが大事だ

 本作のポイントとして、「鞭を使った移動アクション」が挙げられる。鞭をフック(アンカー)にかけて足場にスイングしたり、罠だらけのエリアを鞭だけで突破したりする場面が顕著だ。また、一部のボス戦で鞭が有効になる場合もあり、利便性はかなり高い。

天井に付いている金色のフックが目印
フックに向かって鞭を当てると、スイングが可能になる

 探索中に「こんなところにフックが……ということは?」と未開放のエリアを発見できる場面もしばしばあった。鞭はスムーズな移動だけでなく、探索の面白さを引き立てることにも成功している。

鞭のスイングを使って足場を進んでいく。たまに未開放のエリアを発見できることも……
トラップだらけのエリアを突破する場面。青色のフックは一時的にひっかけられるものだ。次のフックを見つけないと落下してしまうので注意

7種の武器と魔導器で魔物を打ち倒せ

『Castlevania: Belmont’s Curse』のもうひとつのポイントは、主人公が装備できる武器と魔導器だ。装備できる武器は、全部で7種類だという。

 今回の試遊では、剣・グローブ・大剣の3種類を装備できた。武器には通常攻撃と特殊攻撃の2種類があり、状況に応じて使い分ける形だ。武器ごとに性能が異なるため、幅広い戦術を編み出せると感じた。敵に刺さる武器で勝利を掴めたときの達成感もひとしおだ。

初期装備はロングソードだけ。探索を進めると新しい武器を獲得できるようになる
探索中に見つけたナックル系の武器。通常攻撃はパンチだが、頭上の敵に有効なアッパーカットも発動できる

 新しい武器は探索やボス戦の報酬として獲得できる。武器を求めてステージを縦横に駆け回る必要があるだろう。

新しい武器の入手が攻略のカギになる場合もある
状況に合わせて武器を切り替えることが肝心

 魔導器はサポート系のもので、最大3つまで装備可能だ。戦闘や探索で様々な恩恵を得られるため、見つけ次第装備しておきたい。本作は手応えのある難易度だからこそ、こうしたお助けアイテムの存在がありがたいと感じる。

試遊で装備できた「墓所の鍵」という魔導器は、宝箱を開けた際にHPとMPが全回復するという効果が付与されている
装備できる魔導器は3つまで

倒したボスの力を借りて、さまざまな困難を突破していく

 『Castlevania: Belmont’s Curse』の新要素である「アルカナシステム」も興味深いところだ。ステージ探索中にボスの居場所を示すヒントが手に入り、限られたヒントを頼りにボスを探し出し、討伐すると「アルカナ」を獲得できる。

本作は「タロットカード」が肝になっている
ヒントは抽象的なので、ステージをくまなく探索することになるだろう

 倒したボスをタロットカードに封じ込めるとアルカナへ変化し、強力なスペルや特殊アクションを使えるようになる。倒したボスの力を流用できる点が面白い。

 アルカナはMPを消費して発動するわけだが、MPの回復方法が「敵を倒すこと」である点もユニークだ。MP回復用のアイテムが不要で、戦闘のテンポが途切れないのはありがたい。

ボス撃破後に出現する球体をタロットカードに封じ込めると、アルカナに変身する
アルカナを封じたタロットカードを装備することで、ボスの力を発動できるようになる
MPを消費してスペルを発動。MPは敵を攻撃することで回復する

 発動できるスペルは多彩で、戦況に応じて切り替える必要がある。スペルの強化要素もあり、さらなる力を求めてエリアを探索することになるだろう。

手に入れたアルカナは自由に変更できる
「救済の道」を完了すると、「祝福」を取得でき、スペルを強化可能

 通常のスペルとは別に、戦闘や探索に役立つ特殊スペル(パッシブスキルのようなもの)も存在する。たとえば、「ホーリーライト」は攻撃が当たる寸前に発動すると「パリィ」ができ、封じられたゲート(カオスシャード)の開放にも使える。

塞がれた道を開放するなど、探索時に重宝する特殊なスペルもある

 今回対戦したボスは2体で、1体目は地下に潜む怪物、2体目はジャンヌ・ダルクだ。どちらも一筋縄ではいかぬ強敵だったが、幾度かのトライ&エラーを経て討伐できた。緊張感たっぷりのボス戦が楽しめることもまた、本作の魅力と言えるだろう。

最初のボスとして登場する、地下に潜む怪物
あのジャンヌ・ダルクが敵として登場する

※ゲーム画面は開発中のものです。

まとめ:「最後まで遊んでみたい!」と大満足の出来栄え!

 久方ぶりのシリーズ最新作である『Castlevania: Belmont’s Curse』は、探索アクションの醍醐味を余すことなく詰め込んだ作品だ。間口が広がり、シリーズ初心者も気軽に参入できる点は素晴らしい。現行環境でシリーズの最新作を遊べるようになったことも評価したい。

 筆者は「Castlevania」シリーズ未経験ながら、本作の探索アクションにすっかり魅了され、「これは最後まで遊んでみたい!」と心が躍った。本作を機にシリーズの歴史をたどってみようと思ったほどだ。いやはや、10月15日の発売が楽しみで仕方がない。

【ゲーム情報】
タイトル:Castlevania: Belmont’s Curse(キャッスルヴァニア ベルモンドカース)
メーカー:KONAMI
ジャンル:探索型2Dアクション
メーカー希望小売価格:
 ・Standard Edition:3850円(税込)
 ・Midnight Edition:4950円(税込)
  ※パッケージ版はMidnight Edition(PlayStation(R)5、Nintendo Switch(TM))のみプレー人数:1人
発売日:2026年10月15日予定
      ※Nintendo Switch(TM)は2026年予定
対応機種:PlayStation 5、Xbox Series X|S、XBOX on PC、Nintendo Switch(TM)、PC(Steam)
CEROレーティング:C(15才以上)
著作権表記:©Konami Digital Entertainment

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