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話題のASRock製AIO水冷クーラーなど新製品が多数展示! メディア向け新製品説明会レポート

  • 文●いちえもん 編集●ハッチ

 ASRock Japanは1月16日、LIFORK 秋葉原 IIにてメディア向け新製品説明会を開催。CES 2026で発表された同社のAIO水冷CPUクーラーをはじめ、マザーボードやミニPC、電源、ゲーミングディスプレイなどの新製品の展示と、各製品のプレゼンテーションが実施された。

 1月17日に開催される「ASRockファンミーティング2026」の前日に催された本イベント。本稿では、メディア向け新製品説明会の取材レポートをお届けしたい。

ASRock Japanの原口有司氏が各新製品の概要を説明。数時間におよぶプレゼン資料を40分前後の尺にまとめ、軽快なトークで語り尽くしていた
目次

ASRockの強みをフル活用させたAIO水冷CPUクーラー新製品が展示!

 メディア向け新製品説明会の目玉は、自作業界内で最も注目を集めたASRock製AIO水冷CPUクーラー。会場には「Phantom Gaming」や「Steel Legend」「Taichi AQUA」「Pro」「Taichi」(開発途中)の名を冠したAIO水冷CPUクーラーが、多数展示されていた。

左から「Challenger White 240 Digital」「Challenger Pure 360」「Challenger 360 Digital」「Steel Legend 360 LCD」「Phantom Gaming 360 LCD」
左から「Taichi AQUA 360」「Pro 360 ARGB」「Pro White 240 ARGB」
Steel Legend 360 LCD(左)とPhantom Gaming 360 LCD(右)はハイエンドの部類に入る水冷CPUクーラーだ。主な特徴として、ステータスを確認できる3.4型のフルカバー液晶ディスプレイと、内部にある電源回路などを冷却してくれるファン
Taichi AQUA LCDの特徴は、3.4型マグネット式LCDスクリーンか、透明のウォーターチャネルトップカバーの交換が可能。ケーブルには流水計が装備されている
こちらは現在開発中のTaichiの試作機。CES 2026で話題になった「ホログラフィックディスプレイ」と「湾曲OLEDパネル」のコンセプトが展示。どちらを製品化してほしいかQRコードで投票でき、結果をもとに製品仕様を決めるという

 ASRockがAIO水冷CPUクーラーの分野に進出した主な理由は、”ASRockの強みを戦略的に拡大する”ことだそうだ。マザーボードプラットフォームの統合と、より強力なエコシステムによる相乗効果を実現するというもので、「単なるラインナップの追加ではなく、ASRockの自然な進化」であると原口氏はアピールしていた。

 マザーボードを長く手がけてきたASRockは、「半導体をいかに冷やし、いかに安定させるか」といった部分で、AIO水冷CPUクーラーは重要なセグメントであると考えているという。

 長く培われてきた開発のノウハウを生かし、同社独自の強みが詰まった冷却性能やパフォーマンスを提供したいという思いで、AIO水冷CPUクーラーの分野に参入したという。とりあえずの気持ちで始めたわけではなく、ASRockの揺るぎないポリシーが大きな理由であることを改めて強調していた。

単なる追加ではなく、自然な進化であるとASRock。同社の強みやノウハウを駆使し、冷却性能・パフォーマンスに優れたAIO水冷CPUクーラーを開発したという

 AIO水冷CPUクーラーの製品ラインナップは、「Taichi」「Phantom Gaming」「Steel Legend」「Challenger」「Pro」の一般向けモデルと、ワークステーション向けモデルの2種類。

ASRock製水冷CPUクーラーのラインナップは、一般向けモデルとワークステーション向けモデルの2種類
ワークステーション向けの「WS 360」。AMD sTR5およびインテル LGA4677のソケットに対応するほか、デュアルポンプ設計や前面覆蓋型コールドプレート、38mmの大容量ラジエーター、航空宇宙グレードLCPファンなどが特徴
Taichi AQUA LCDは、交換可能なトップカバーやフローインジケーター、デュアルポンプ設計、フルメタルウォーターブロックなどが特徴のモデルだ
Phantom Gamingは、3.4型フルカバー液晶ディスプレイやマグネティックウォーターブロック、電源回路冷却ファン、一体型フレームファン、32mm厚のラジエーターなどが特徴のモデル
3.4型フルカバー液晶ディスプレイや電源回路冷却ファン、デュアルサイドインレット構造などが特徴のSteel Legend LCD
リングフレームブレード、3型のスマートデジタルディスプレイ、3相4極6スロットポンプなどが特徴の水冷CPUクーラー。360mm・240mm、ブラック・ホワイトのモデルがそれぞれ用意されている
Pro ARGBの特徴は、ダイナミックARGBウォーターブロックやインテル・AMDのクイックリリースブラケット、多機能ケーブルコーム、リングフレームブレードなど

6年間保証に驚き! 長く、しっかり冷やせるASRockの強みを猛プッシュ

 ASRock製AIO水冷CPUクーラーのポイントとして、原口氏は「国内正規代理店6年間保証」を強くアピールしていた。ProシリーズからTaichiシリーズまで、すべての製品が対象となっているという。

 水冷CPUクーラーと聞くと、「空冷CPUクーラーよりも耐久性が低い」「長期の使用で冷えなくなる」といった固定概念を思い浮かべる人が多いと思われる。だが、そういった固定概念を破壊すべく、思い切って6年保証を打ち出したと原口氏。

ASRock製水冷CPUクーラーには国内正規代理店6年保証が付与

 では、なぜ6年間の保証をアピールしたのか。それは、長期的な信頼性と安心を担保とした”独自の強み”が関係している。

 その例として、原口氏はフィン間隔0.1mm・フィン厚0.08mmのスカイブフィン技術を取り入れたヒートシンク、低い空気抵抗のために最適化されたラジエーターのフィン間隔(1.3mm)、ラジエーターの冷却性能を高めてくれるストライプリングファンブレード、高負荷な環境でも冷却液の蒸発を防いでくれるチューブ、純正のCPUグリスの付属などを挙げた。

ヒートシンク部分は、フィン間隔0.1mm、フィン厚0.08mのスキーブドフィン設計となっている。熱伝導面積を拡大させることに成功したという
ラジエーターは放熱性能を最大化しつつ、空気抵抗を抑えるために1.3mmのフィン間隔を採用。低回転数のファン駆動時でも、スムーズなエアフローや冷却効率の向上、静音動作を期待できるという
ASRockのビデオカードで高い評価を得たファン技術を活用したラジエーターファン
AIO水冷CPUクーラーの中でも非常に高いパフォーマンスを持つというポンプを搭載。3相・6スロット・4極モーターを採用することで、軸ブレや振動ノイズを抑えられるという
耐久に優れたコンポジットチューブを採用。冷却液の蒸発や変形に強く、高負荷な環境でも長期的な運用が可能としている
CPUのサーマルグリス(Therm-X1)が付属

 6年保証を実現させるうえで、冷却液の消耗をどれぐらい抑えられるかが大事になってくる。

 その課題に対して原口氏は、CPU温度80度の環境で13年ぐらい使い続けても、冷却液の損失を最大限減らせて、かつ問題なく動作できるだろうといった同社の実験結果を引用していた。用途によって寿命が変化するかもしれないが、”13年”のワードに衝撃を受けた覚えがある。

ASRock製ゲーミングディスプレイやマザーボード、ミニPC、電源ユニットも紹介

 ASRockのメディア向け新製品説明会では、AIO水冷CPUクーラー以外の新製品も紹介された。

 筆者が個人的に気になったのは、ASRock製のゲーミングディスプレイ。実をいえばASRockはゲーミングディスプレイも製造していたのだが、とある事情(技適)により国内販売は長らく見送りの状態だった。だが、一部機能の調整を行ったことで国内でも販売できるようになったという。発売時期と市場価格は不明。

 日本向けモデルとして、最初は「Taichi」シリーズと「Phantom Gaming」のシリーズを市場に投入する予定だ。高リフレッシュレートはもちろん、異なる解像度とリフレッシュレートを選べるデュアルモード、0.03msの応答速度、USB Type-C給電および画面出力など、ゲーマーの心を射抜く強みが多数備わっているという。

Taichiシリーズのゲーミングディスプレイ。27型の4K解像度をはじめ、QHD/540Hz+フルHD/720Hzのデュアルモード、画面出力と65W給電が可能なUSB Type-C、Taichiライティング、ファームウェアアップデートなどが特徴だ
Phantom GamingシリーズのOLEDゲーミングディスプレイ。240Hzのリフレッシュレート、0.03msの応答速度、スナイパースコープ(練習用だから悪用厳禁!)、画面の表示サイズの切り替え、ダークブースト、フル稼働のエルゴノミックスタンドなどが特徴
メインストリームのモデルも用意

 ASRockは、現在主流の27型ディスプレイを強く押していくつもりでいるという。以下の製品ラインナップ表を見ればわかるように、ほとんどが27型のゲーミングディスプレイだ。

 今後の入れ替え需要や昨今のトレンドを把握しつつ、高いリフレッシュレートのモデルなど尖ったものが欲しい、速いものが欲しいといったユーザーに最適なディスプレイを届けたいと原口氏は語っていた。

グローバル的にトレンドになりつつある27型モデルが多い印象

 そのほか、CES 2026で発表された「Rock」シリーズの新マザーボード、「Challenger」シリーズのマザーボードの追加モデル、ミニPCの「DeskSlim」、ASRock「AMD Radeon RX 9070 XT Taichi White 16GB OC」、「Phantom Gaming SFX」シリーズおよび「Steel Legend Platinum」シリーズの電源ユニットも紹介・展示されていた。

「Challenger」シリーズのマザーボードに新モデル(Micro ATX・ATX)が追加。AMDはX870E、X870、B850M、インテルはB860、B860Mとなる
新登場となるマザーボード「Rock」シリーズも展示されていた
こちらはインテルプラットフォームの「DeskSlim B760」
左がSFX電源の「Phantom Gaming SFX」シリーズ(850W/1000W)、右がPlatinum取得のATX電源「Steel Legend Platinum」(850W/1000W/1200W)
新製品のASRock「AMD Radeon RX 9070 XT Taichi White 16GB OC」。主な特徴は、システム情報や日付&時刻、天気予報などを表示できる「LCD Infoセンター」など
Radeon RX 9070 XT Taichi White 16GB OC+Pro White 360 ARGBで組み合わせた白色PCが展示。ASRock印のホワイトPCを組みたい人に良いかも

●関連サイト

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