- 文●ハッチ

CORSAIRは2026年の1月頭にStream Deckを内蔵したメカニカルキーボード「GALLEON 100 SD」を発表し、注目を集めた。本機はフルサイズのキーボードで、その特徴どおりテンキーの代わりに右側のスペースにElgatoブランドのカスタムボタンデバイス“Stream Deck”機能を備えたボタンが内蔵されている。

Stream Deckは、配信を行う人から動画制作といったクリエイター、作業効率のためのショートカットデバイスと、さまざまな用途で使われるデバイスとして人気を博している。
そんなStream Deckの機能を有している「GALLEON 100 SD」をお借りする機会を得たので、実際にどういった製品でどういった人向けなのか、簡単にご紹介したい。
ポーリングレート8000Hzに対応、遮音性の高い構造で軽い打鍵感を実現

GALLEON 100 SDは、Stream Deckを内蔵しているため、配信・動画編集、オフィス作業効率などを、1台で済ませたい人向きの製品だ。キーボードを選ぶ際、テンキーをよく使う人はテンキー搭載モデルを、テンキーは使わないので、できるだけ机の上を広く使いたい人はテンキーレスの75%以下のキーボードを選ぶ。
たまにテンキーは使うが、普段は省スペースでキーボードを使いたい人は、テンキーレスキーボードにワイヤレスやUSB接続のテンキーを別途使うなど、人の好みによって選択肢は十人十色だ。そうした、通常のキーボード事情を照らし合わせてみて考えれば、GALLEON 100 SDは、当たり前だがStream Deckの機能をキーボードに搭載されていれば便利だ、欲しいと思っているユーザー向けと言えるだろう。
SNSなどでは、一部左手デバイス感覚でStream Deck機能が使いたかったので、左側に機能を持ってきて欲しかった。そもそも右側にあると使いづらいので、好みのキーボードと既存のStream Deckの組み合わせの方が良いという意見も散見する。
しかしながら、小型のStream Deckですら、別途置くスペースがなく、少し煩わしい。また、ちょっとした配信や画像編集などの作業を外出先で行うといったユーザーにとっては、多少横幅はあれどキーボード1つ持ち運ぶだけで良いという利点はある。そうした利点を魅力に感じる人には、アリな製品と言えそうだ。

基本性能はフルサイズのキーピッチに、最大ポーリングレートが8000Hzと高速。ただし、キーストロークを細かく調整できるラピッドトリガーが非搭載のため、ラピッドトリガーを必須と考えるFPSユーザーには不向き。どちらかと言えば、MMORPGやハクスラ、ストラテジーのユーザーで、配信や動画も行う人に向きそうだ。
実際に筆者は『Mecha BREAK』をプレイしてみたが、機体によって左右の細かな移動は必要としないし、静かな打鍵音でゲームを快適に遊べた。さすがにあまりマウスから手を離せないため、Stream Deck部分の使い道は、なかなかに難しかったが、全ゲーム共通で録画や、スクリーンショット、配信を割り振っておくという使い方なら十分ありだろう。

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スイッチは、ホットスワップ対応ののCORSAIR MLX Pulseメカニカルスイッチを採用。メカニカルスイッチながらガスケットマウントと6層遮音構造により、コトコトとした柔らかな打鍵音と打鍵感を実現した、5ピンのロングポール・タクタイルスイッチとなっている。キーキャップを外すキープラーと、スイッチプラーが一体になった“キーキャップ&スイッチプラー 2 IN 1”が付属し、キーキャップとキースイッチの取り外しにも対応している。




キーキャップは、2色を混ぜて成型するPBT製のダブルショット、ABS製のシングルショットとなっていた。表面はフロスト加工で表面に粒状の質感を与え、快適なタッチ感を実現していると思われる。ロールオーバーはフルキー対応で、意図しない入力(ゴースト現象)を完全に防止する100%アンチゴースト機能を備える。
アクチュエーションポイントは2mm、キーストロークが3.6mm、キー荷重は45g、キーの耐久性は8000万回を保証している。バックライトはキーごとに設定可能。今回お借りしたのは91+12キーの日本語配列だが、87+12キーのUS、88+12キーのUK配列モデルも販売されている。
また、柔らかくて薄型のパームレストは、キーボード手前に磁石で軽く接続するタイプ。合皮で手触りも良く、手首の負担を軽減してくれる。

ちなみに重量は公証1392gとなっていたが、実測では1403gとやや重かった。テンキー付きのキーボードでも1kg以下のものが多いなか、やはり付加機能の分やや重め。ただし、ゲーミングキーボードとしては、激しい操作中にズレる心配を嫌い、底面にアルミ素材を搭載した1kg以上のキーボードを好む人もいるので、そう考えればアリと捉える人もいるだろう。

底面の中央にはCorsairのロゴがあり、メカメカしいデザインになっている。



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