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シンプルさは大事にしつつ遊びの幅を強化!高圧洗浄機シム『パワーウォッシュシミュレーター 2』マーケティングスタッフにインタビュー【東京ゲームショウ2025】

  • 文●馬波レイ 編集●ハッチ

 9月25日から28日に開催された東京ゲームショウ2025のNeon Noroshiブースに、『PowerWash Simulator 2』の試遊台が出展された(2025年後半発売 / PC、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2)。

 “汚れを洗い流す”というシンプルなルールと独特の爽快感で評価されたゲームが、続編となってどう進化を遂げたのか。体験プレイでの手触りを、メーカースタッフへのインタビューとあわせてお届けする。

 あらためて『PowerWash Simulator 』を説明すると、ウォッシャー(高圧洗浄機)を手にしたプレイヤーが主観視点で 水や洗剤を吹き出して、対象物の汚れを洗い落としていくゲーム。洗浄機から放たれる水がジリジリと汚れを落としていくのは不思議な快感がある。シンプルさゆえに半覚醒状態でもプレイできる(というかなってくる)ため、気づけば数時間が経過しているなんてこともザラだ。これ、実体験。

 では『PowerWash Simulator 2』 は前作からどう変わったのかというと、遊びの基本は同じ。建物や乗り物にこびりついた汚れに狙いを定め、ウォッシャーから放たれる水をぶっかけて落としていく。すべての汚れを落とせばミッション達成だ。

 ただし、汚れば落としにくい場所にもあるため、ウォッシャーの向きやノズルを変えたり、プレイヤーの体位(立ち・中腰・しゃがみ)を切り替えながら隅々まできれいにしていく必要があるのも同様だ。

 では2になって何がもっとも変わるのかというと、グラフィックス。流れ落ちる汚れや水の表現はリアルさを増した。また、光源処理が強化されたことにより質感がアップし、よりゲーム世界に没入しやすくなっていると感じた。さらに、汚れを浮かせて落としやすくする洗剤では、噴射した泡が洗浄対象に張り付くようになるなど、新要素の表現としても役立っている。

 新たな洗浄機が登場している点も見逃せない。先端に回転する円盤型のスチーマーが付いた“サーフェスクリーナー”は、水流よりも広範囲の汚れに対応できる。操作感も噴射型とは異なり、上手に使えればより効率のよい洗浄が行えそうだ。

分割画面の右側にあるのがサーフェスクリーナー。円盤が回転しながら汚れを落とす

 体験して少し戸惑ったのは、操作方法が変更となっている点。ノズルの切り替えがデジタルパッドに集約されていたりなどキーアサインが異なるため、前作に慣れすぎた筆者としては操作にもたつくことがあった。ただし、オプションで前作の操作にも切り替え可能とのことなので、前作のファンも安心してほしい。

 ほかにも、リフトを使って高所での洗浄を行ったり、画面分割によるローカル2人プレイ、拠点のカスタマイズ機能など、さまざまな要素が強化されている。ステージ数やストーリー面も強化されているとのことなので、今後の続報に期待しよう。

 最後に、本作の開発・販売を行うイギリスのメーカー FuturLabでマーケティングマネージャーを務めるJess Green氏にインタビューする貴重な機会を得られたのでお伝えしよう。

FuturLab マーケティングマネージャー Jess Green氏(以下、敬称略)

――そもそも『PowerWash Simulator 』 はどのような発想で生み出されたのでしょう

Jess Green:弊社の社長であるKirsty Rigdenが、動画投稿サイトで“石鹸ASMR” を見ていてひらめいたのがきっかけだと聞いています。

―― 前作は全世界的にヒットしましたが、日本のファンから反応はいかがですか?

Jess Green:日本のファンの皆さんからはたくさんの評価をいただいて、全世界で日本は2番目か3番目にプレイ人口が多い国です。コスプレをしてくれる“パワーウォッシュさん” の存在は私達もうれしく思っています。

――2の開発はいつから始まったのでしょう?

Jess Green:約1年前から始まりました。

――2でアピールしたいフィーチャーはどこでしょう?

Jess Green:サーフェスクリーナーのような、新しいツールですね。また、本拠地である自分の会社を飾り付けたりなどのカスタマイズが可能です。

――操作方法(キーアサイン)が変更になったことに少し戸惑ったのですが。

Jess Green:変更したい理由は開発スタッフに聞いてみないとわかりませんが、もし前作の操作に戻したかったらオプションからレガシー操作に切り替えられます。私も前作の操作になれているのでそちらを選びますね(笑顔)。

―― 前作の魅力はシンプルさにもあったかと思うのですが、2でフィーチャーが増えたことでそのよさが削がれないでしょうか。

Jess Green:開発者側も“シンプル・イズ・ベスト”という点はすごく意識して、プレイヤーが洗浄に集中できるよう注意を払っています。ユーザーコミュニティからの声を拾い上げて、より良くなるなる開発を進めています。

――最後に、日本のファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

Jess Green:前作をたくさん遊んでくださり、またコミュニティの一員となってくれてありがとうございます。『PowerWash Simulator 2』は、より多くの日本の皆さんが楽しんでくれると思っています。

――ありがとうございました。

(C)2025 FuturLab Limited. All rights reserved.

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