- 文●藤田 忠 編集●ハッチ

HyperXのゲーミングヘッドセットは、快適なフィット感や優れた定位感で人気を得ている。ロングセラーモデルとなるワイヤードの「HyperX Cloud Alpha」をはじめ、充電を忘れても安心な最長300時間という駆動時間を誇る「HyperX Cloud Alpha」。2.4GHz無線に加え、スマホとも接続可能なBluetooth接続をサポートする「HyperX Cloud III S Wireless」など、魅力あるラインアップをそろっているのも人気の理由だ。
今回は、そんなHyperXワイヤレスゲーミングヘッドセットの最新かつ最上位モデルとなる「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」を触ってみた。
2.4&Bluetoothに加え、3.5mm有線接続と3系統の接続に対応

前モデル「HyperX Cloud Alpha Wireless」の発売から約3年弱、「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」は大きく進化している。
最大駆動時間は300時間から250時間に短縮しているが、2.4GHz無線とBluetooth接続のほか、4極3.5mm有線接続に対応している。肝心のヘッドセットには、HyperX独自のコンポジット設計と大型53mmドライバーを採用し、迫力あるサウンドを楽しめる。
さらに空間オーディオ「HyperX Audio Engine」によって、優れた定位感を実現している。そして通気性に優れたマイクロファイバー製イヤーパッドと、低反発なヘッドバンドを採用することで、長時間ゲーミング時も快適なフィット感を維持する。

最大の特徴となるのが、付属するRGB LEDイルミネーションを内蔵したUSBオーディオコントロールハブだ。コントロールハブは6つのボタンや調節ノブなどを備え、音量やイコライザー、マイク音量などの調節に加え、3.5mm出力端子とワイヤレスモードの切り替えができる。そのうえ、HyperX NGENUITYソフトウェアを使うことで、ボタンへのキー割り当てや、発光色のカスタマイズなども行える。

装着感や音質、定位感に、オーディオコントロールハブの使い勝手まで、いろいろと試してみた。
HyperX Cloud Alpha 2の外観からチェック

まずは外観からヘッドセットと、オーディオコントロールハブを眺めていこう。







コントロールハブは後部に、PCなどとの接続に使用するUSB Type-C端子に加え、3.5mm端子のLINE OUTとLINE INを搭載。また、側面に3.5mm入力端子(LINE OUT)とワイヤレスヘッドセット(HEADSET)との切り替えスイッチが備わっている




シンプルで直感的に分かり易いコントロールハブ

外観を眺めたあとは、実際に使っていこう。オーディオコントロールハブをPCに接続し、ソフトウェアの「HyperX NGENUITY BETA」を導入、起動してみた。








装着感最高!長時間使っても頭は痛くない

ここからは「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」を実際に装着して使っていこう。
筆者は普段ゲーミングに古いが定位感抜群の有線接続のEPOS(SENNHEISER)「GSP 600」を愛用しているおじさんゲーマーのひとりだ。
そんな筆者だが、装着した段階でコレ欲しいかもと感動した。「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」の本体重量は345gと、決して軽いとは言えないが、GSP 600と比べると50g近く軽量なうえ、心地よい肌触りのイヤーパッド、低反発クッションのヘッドバンド、圧迫感を感じない側圧(個人差あり)で想像以上のフィット感だった。
そのまま『モンスターハンターワイルズ』で「護竜アルシュベルド」や「ゾ・シア」などの狩猟曲を堪能しながら狩猟を楽しんだり、『バトルフィールド6』で敵の足音や銃声の位置を把握したり、途中外すこともあったが、10時間近くゲームプレイしてしまった。さすがに345gなので首は凝ったが、側頭部が痛くなるようなことはなく、最後まで快適なフィット感だった。
音質面も不満ないだろう。中音域が強く、低音は少し控えめなように感じたが、イコライザーの設定を好みに合わせて調整すれば問題ないと言える。今回はデフォルトで試しているが、十二分にゲームサウンドを楽しめた。2.4GHz無線での遅延もとくに感じられないし、Bluetoothでスマホと同時接続も便利だ。また、録音(文字起こし)や、通話にマイクを使ってみたが、音質は良好だった。
装着感は抜群で音質も良好だが、やや弱点も……
抜群の装着感に、HyperXならでは音質、定位感な「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」は、正直欲しいと思うがネックもある。
最大のハードルとなるのが、4万3000円前後の価格だろう。人気のある「HyperX Cloud III S Wireless」の2倍となる価格なので、1台目ワイヤレスゲーミングヘッドセットとしては、ちょっと厳しいところだ。
そのほか、BETA版かつ英語表示の「HyperX NGENUITY」を使用する必要がある点や、その「HyperX NGENUITY BETA」で認識しないことがあるといったバグ。さらに長く使い続けるうえで欠かせない、イヤパッドなどの交換パーツの販売に期待できないといった点も忘れてはならない。


3系統で接続でき、無線と有線の切り替えも手軽に行なえるので、PCやゲーム機と2台のデバイスで切り替えて使いたい人などの選択肢としてといったところ。複数のデバイスを同時に接続できるヘッドセットは、さらに数万円以上高価な製品もあるため、そうした競合と比較して欲しいと思った人は、購入を検討してみてはいかがだろうか。


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