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今さら聞きづらいiPhoneに保存している写真や動画を外付けSSDに移動・保管する方法最新版!MagSafe&USB4高速転送対応の「NX-P4MG」の利便性とは

目次
  • 文●ハッチ

本体内の写真をSSDにコピーする

 iPhoneでは、接続するだけで外付けのストレージとして認識する。「ファイル」から「ブラウズ」を開くと、表示されていれば、きちんと認識している。

OneDriveの下に接続したSSDが型番で表示される

 基本的な使い方としては、iPhoneの本体に保存されている動画や写真の移動が行なえるほか、Appleが開発した高品質な動画圧縮形式である「ProRes」撮影の動画を直接保存できる。ProResとは、色の忠実度が高いコーデック。高画質だが圧縮率が低いため、ファイル容量は大きくなる。

 iPhone 13 Proから利用でき、USB接続した対応ストレージに直接保存できる。iPhoneのモデルと接続したストレージの容量によって、解像度とフレームレートが変わる。ストレージ容量が256GB以上で、iPhone 16 ProおよびiPhone 17 Proであれば、4K@120fpsの動画まで撮影できる。詳しく知りたい人は、以下Appleの該当ページを確認して欲しい。

Apple ProResページ:https://support.apple.com/ja-jp/109041

 iPhoneに保存している写真や、スクリーンショット、動画の移動は、次の手順で行える。使用したのはiPhone 16 Proで、iOSバージョンは記事執筆時点で最新の「iOS 26.2(23C55)」。「iOS 26.2(23C55)」にアップデートしたら、割と画面が変わったので、機種やバージョン違いで画面や手順が多少異なる可能性がある。

 まずは「ファイル」を開き、移動させたい写真などを選択する。

複数選択したい場合は、右上の「選択」をクリック
移動させたい画像などを選択する

 オプションがいろいろ表示されるが、画面を下までスクロールさせて「“ファイル”に保存」をクリック、SSDを接続していれば表示されるので、保存をクリックして写真を保存する。1つ前のバージョンでは、前述した「ブラウズ」が表示されていた。もし、「ブラウズ」が表示された場合は、製品型番をクリックしてから保存しよう。

 ちなみに、あくまでデータはコピーなので、SSDに画像などを移して本体の容量を減らしたい場合は、コピーした画像ファイルは削除しておこう。ゲームの動画やスクリーンショットを大量に保存していて、本体容量が心もとなくなった人は、この手順でSSDにデータを移しておくと良いだろう。

「“ファイル”に保存」をクリック
右上の「保存」をクリックすれば、選択した写真がSSDにコピーされる。保存前に下部に表示されている、「タグ」でタグ付けもできる

容量が大きいProRes撮影では、直接保存できて便利!

 NX-P4MGをiPhone Proシリーズの13以降に接続していれば、ProRes撮影のファイルは自動的に保存される。ProRes撮影はカメラ設定で有効にしていないと使えない。まずは、ProRes撮影が有効になっているかを「カメラ」設定で確認する。

「設定」の「カメラ」を開き、「フォーマット」をクリック
画面をスクロールし、ビデオ撮影の「Apple ProRes」が有効になっているのを確認する

 ProResが有効になっている場合は、カメラで「ビデオ」を選ぶと、以前のバージョンだと左上のフラッシュのアイコンの横にある「ProRes」をタップして有効にするだけだった。しかし、「iOS 26.2(23C55)」ではカメラの画面で解像度やフレームレートも設定できる手順が1つ増えている。

デフォルトだと左上の解像度がHDで、フレームレートが60fpsになっている
ProResに対応したNX-P4MGを接続すると、ProRes撮影ができるようになり、iPhone 16 Proでは4K@120fpsが選択できた

 NX-P4MGを接続してProRes撮影すると、NX-P4MGの中に「DCIM」フォルダーができ、自動的に撮影した動画が保存されている。

ProRes撮影したら、自動的にフォルダーができていた

シーケンシャルリード4000MB/s高速!

 NX-P4MGはUSB4に対応し、最大シーケンシャルリードは4000MB/s、NX-P4MG1TBの最大シーケンシャルライトが3500MB/s(2TB以降は3600MB/s)となっている。では、実際はどうなのかストレージの速度計測で定番の「CrystalDiskMark 9.0.1」を使って、速度を計測してみた。

 また、高速なSSDは発熱が気になるところ。昨今は、少し飛び出るくらいの超小型なSSDや、スティックタイプのSSDなど、持ち運びやノートPCなどに付けても邪魔にならない製品もあるが、小型なほど冷却性能が低く、連続してデータを書き込むと、熱処理が間に合わず速度が極端に落ちることもある。

 そのため、「CrystalDiskMark 9.0.1」の1回目と、連続して3回計測した際の3回目の結果を確認し、どれぐらい速度が落ちるのかを見てみた。また、その時の温度もサーモグラフィカメラで確認してみた。

1回目の計測結果
1回目の温度
3回目の計測結果
3回目の温度

 本体は23℃から徐々に上がり、1回目だと30℃以内に収まっていた。3回続けて計測して場合、温度は33℃くらいまで上がったが、速度はランダムリード/ライトは落ちたものの、なぜかシーケンシャルリード/ライトの速度は上がっていた。キャッシュの兼ね合いもあると思うが、ほぼ誤差程度の差で冷却がまったく追い付かず、大幅な速度低下は起きていなかった。

 従来のUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)接続の外付けSSDは、500~1000MB/s強といったところ。2×2(20Gbps)で2000MB/sのところ、倍ほどの速度となっているので、動画など大きなファイルを出し入れするユーザーなどには重宝しそうだ。

 ただし、接続するPC側のポートが、USB4である必要がある。最近のノートPCでは、USB4搭載機が増えてきているが、USB Type-Cは見た目には分からないので、所持しているPCの公式サイトなどでUSBポートの速度は事前に確認しておきたい。

短いケーブルでの接続で、ノートPCやゲーム機型PCでも使いやすい

 昨今、USB接続の外付けのストレージは、USBメモリの速度が遅く、容量も足らなくなってきているため、スティックタイプのSSDがその役割を担うようになってきている。ただし、スティックタイプのSSDは、USB Type-Aの製品が未だに主流で、一部メーカーがUSB Type-C製品を販売しているが、そのUSB規格は3.2となっている。

 また、スティックタイプは、より小型でUSBメモリのように手軽に持ち運べるが、ノートPCに接続するとやや横に飛び出るため邪魔なうえ、何かの拍子に手が当たるなどして故障する怖さもある。

一般的なスティックタイプのSSDの場合、USBメモリよりは横に大きい(幅1cmもない超小型製品もあるが、その分熱の影響を受けやすく速度は遅め)ため、接続したママだとUSBポートの位置によっては邪魔になる

 その点、NX-P4MGはUSBケーブルで接続できるため汎用性が高い。最近は、USB Type-C(USB C)ケーブルがスマートフォンでも使われるため、持っていない人の方が少ない。また、汎用性のあるUSB Type-C接続のACアダプターと一緒に使うこともあり、そうした別売りのケーブルを使って自分の好きなように置き場所を変えられる。

NX-P4MGは付属のケーブルだとiPhoneの背面に回すために曲っているので、別売りや自分が持っている別のフラットなUSBケーブルで、置き場所を工夫できる

 スティックタイプのSSDは、ケーブルも一緒に持ち運ぶ手間なく手軽さは抜群だが、使い勝手の良さは広く使われるようになっている、USB Type-Cケーブル接続のSSDの方が良いと考えているなら、NX-P4MGはアリだろう。

ケーブルがなく直接接続できるUSB Type-CのSSDは種類が少ない。USB Type-Cケーブルで接続できるNX-P4MGは、手軽にROG Xbox Ally Xのようなゲーム機型PCにも使える

保護耐久テストをクリア!3年間の保証付き

 NX-P4MGは、1.1mからの落下試験を実施。そのほか、50Nの加圧テストや、1万回ケーブル抜き差しテストなど、さまざまな保護耐久テストをクリアしているという。また、3年間の保証も付いてくる。

 今回紹介した1TBモデルは、実売3万5500円前後と発売当初の2万7800円(税込)から価格が上がってきていて、競合製品よりも割高になっている点はややネック。また、Amazonや楽天などの一部オンライン店舗での取り扱いと、販売店舗も少ない。

 しかしながら、ヘアデザイン加工のあるシックで高級感のあるデザイン。外付けでシーケンシャルリードが4000MB/s超える、外付けSSDとしては最速クラスの速度は魅力。USBケーブル1本で取り扱える利便性の良さと、1台あればしばらくスマートフォンのデータ保存や、PCのデータの持ち出しなどで活躍するだろう。

●関連サイト

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