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ゼンハイザー、テレビの音が聞こえづらい、夜の余暇に周囲を気にせずゲームができる日常使いに好適なトランスミッター「RS 275 TV」&ヘッドホンとのセットモデル「RS 275」を発表

  • 文●ハッチ

 ゼンハイザーは、2月5日にテレビ用ヘッドホンの新製品発表会を行なった。同社曰く、グローバルのデータでは何らかの形で92%の人が毎日テレビを視聴している。

 そうした人、特に高年齢の人の中には、テレビ視聴の際にテレビの音が小さいなと感じたり、テレビの音が聴きづらいと音量を上げたら家族からうるさいよと注意されたり、音声が聴こえないので字幕を見たら目が疲れるといった体験をしているのではないか。

 そうした、コストをかけても解決したい“ペインポイント”があるのではないか、と考えたという。たとえば、映画などのコンテンツは、映画館で大迫力な音量で楽しめるような音響設計にこだわっているが、薄型化が進んだテレビのスピーカーでは、そのこだわっているサウンドが再現できない。

薄型化したテレビでは、本格的なスピーカーを設置する余裕がなくなっている

 そんななか、一般消費者は音をしっかりと聴きたいけれど、音量を大きくして周りの人に迷惑をかけたくない。より一層没入感の高い音でコンテンツを楽しみたい、というユーザーの要望に応える製品を出そうと考えたとのこと。

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テレビ視聴の音の不満を解消するコンセプトのトランスミッター

 そういった悩みを持っている人に最適な環境を届きたいとして開発されたのが、今回発表された新製品の「BTA1 TV Transmitter」(以下、BTA1 TV)だ。

BTA1 TVは非常に軽く小型。ボタンも2つだけとシンプル
アナログ入力と、HDMI、光デジタルに対応する。USB接続もできるようなので、PlayStaion 5などはUSBケーブルで接続すれば使用できるようだ
右側面には給電用のUSB Type-Cポートを備えていた

 同社は本製品の使用シーンを3つ考えているという。40~70代のちょっと耳で音を聴く能力が劣ってきている人に、最適な体験を届けられる。子供がいて、昼間は家事や仕事に追われて、子供が寝静まった後にNetflixなどのストリーミングサービスを、寝ている家族の邪魔をすることなくバーチャルサラウンドの迫力あるサウンドで楽しみたい人。

 また、同じように夜の遅い時間に家族や隣人に迷惑かけることなく、ゲームを迫力あるサウンドで楽しみたいといった要望に応えられる。そうした要望に応えられる製品だとアピールしている。

Dolby Digitalのデコーディング対応で5.1chサラウンドを実現

 「BTA1 TV」はテレビの音を送信する送信機のトランスミッターだ。本製品はDolby Digitalのデコーディングができ、5.1chのバーチャルサラウンドに対応している。また、Auracastに対応し、複数のAuracast対応のイヤホンやヘッドホンにクリアな音質が届けられる。

 理論上では500台まで送信できるそうだが、何台繋げたら音質がどこまで劣化するかの実証実験している訳ではないので、何台まで問題ないといったアピールはされなかったが、一般的家庭において想定される数台同時接続は、問題なく行なえるとのこと。

 さらに、同社は補聴器もグローバルで販売する企業のため、そうした知見を活かした、セリフが聞こえやすくする“スピーチクラリティ”というモードで音を送信できるという。加えて、最新のLC3コーデックに対応し、50msという低遅延を実現している。バッテリー駆動時間は50時間。

 さすがに、FPSタイトルでのプロ競技シーンに求められるほどの低遅延とは言えないが、「モンスターハンター」シリーズのようなソロゲームは、エフェクトと同時に音が響き、十分楽しめるレベルの遅延だとアピールした。

 BTA1 TVはテレビの音を理解したうえで送信する、オーディオプロセッサーのような役割を持っているため、一般的なBluetooth送信機とは異なるとしている。

 その肝となるDolby Digitalのデコーディングについて、同社担当は料理に置き換えて説明した。通常のテレビから一般的なBluetoothで転送した場合は冷凍食品のような、あとはチンするだけといった状態で音が届く。その場合、周りの音も効果音も混ざった状態で届き、そこから味の調整が多少行なえて最終的に音が耳に届く。

 一方でBTA1 TVでは、ソース側がDolbyに対応していれば、たとえば寿司の場合は、きちんと魚と米、お酢と認識したうえで音が出せるので、素材に最適化している点で大きな違いとしている。

 また、前述したスピーチクラリティは、音量を単純に上げるのではなく、音の成分を理解して、背景の音を分離するためセリフが聞きやすくなる。

ヘッドホンもセットになった「RS 275」も同時発売

 ちなみに、BTA1 TVはMOMENTUM True Wireless 4やACCENTUM True WirelessといったAuracastに対応する同社のヘッドホンであれば、すぐに使用できるとしているが、Auracastに対応していれば他社製品でも使用できるという。また、BTA1 TVとヘッドホンがセットになった「RS 275」も同時期に発売する予定で、ヘッドホン単体での販売も予定しているとのこと。

スタンドも付属する
付属品一覧。光オーディオケーブル、3.5mmアナログケーブル、USB A-Cケーブルも付属する

 発売日は2026年2月17日で、店頭想定価格はBTA1 TVが2万5300円(税込)、RS 275が4万9280円(税込)。RS 275はトランスミッターのBTA1 TVと、ヘッドホンスタンドとヘッドホンがセットになっている。ヘッドホンはACCENTUMがベースになっていて、同社のスマホ用アプリ「Sennheiser Smart Control Plus」にて、さまざまなカスタマイズが行なえる。

 ヘッドホンはゼンハイザー自社開発の32mmトランスデューサーを搭載し、低域から高域までを正確に描写すると謳う。重さは195gと軽量設計で、通気性の高いファブリッククッションのイヤーパッドを備える。頭に触れるヘッドバンドの裏側にも柔らかいクッションがあり、装着感も軽く、長時間使用にも適した印象だ。

操作ボタンの数も少ない。マイクは搭載しているが、ノイキャンには対応していないとのこと

 付属のヘッドホンは、ヘッドホン単体でも使用できるため、外出先でもBluetooth接続で使用できる。

 同社はテレビの音が聴こえづらいことを、ただ音を大きくして解決するのではなく、Dolby Digitalのデコーディングで音の元を理解し、セリフも聴こえやすくしたうえで、Auracastで安定して届ける、といったことをワンパッケージで実現する製品としている。

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