画質を下げればVRAM 8GBでも戦える
最高画質+パストレーシング設定ではRTX 40シリーズ以降、かつVRAM搭載量が12GBないとかなり厳しいという印象だった。特にRTX 30シリーズはパストレーシング設定だとフレーム生成も封じられてしまうので、さらに厳しくなる。ではVRAM 8GB勢やRTX 30シリーズはBIOHAZARD requiemで遊べないのか? そんな事はない!
そこで今度は描画品質と光の影を「中」、レイトレーシング設定を「標準品質」に設定した。パストレーシングを選択しなければRTX 30シリーズではアップスケーラーにDLSSを利用しつつフレーム生成にFSRフレーム生成を選択することが可能だ(よってグラフに2x表記を付けている)。
検証シーンや手法は先ほどのテストと共通である。

ここでRTX 5060 Ti 8GBと16GBのフレームレートがほぼ同じどころか、若干8GB版のフレームレートの方が高いという点に注目したい。今回準備したRTX 5060 Ti 8GBは16GB版よりも動作クロックの高いファクトリーOCモデルであるため、素の描画性能はわずかに8GB版の方が高い。パストレーシング設定時はVRAM 8GBだとVRAM不足で処理が滞っていたが、設定を下げVRAMのプレッシャーを緩めてやるとGPU本来の性能が出るようになるというわけだ。
この設定ではRTX 3060 Tiでも平均140fpsとかなり快適に遊ぶことができる。ただDLSSパフォーマンスとレイトレーシング標準品質の組み合わせのせいか、細かいディテールがチラつきやすく、今ひとつ落ち着かない。レイトレーシング設定を1段上げるか、DLSS設定をバランスに上げるなどの工夫で見た目とフレームレートのバランスをとると良いだろう。

今回試した設定だと解像度WQHDがVRAM 8GBなGeForceにおけるベストプラクティスな設定といえる。平均フレームレートは60fpsをしっかりキープでき、解像度が上がったのでチラ付き感を軽減できる。RTX 5060 Tiの8GBと16GBで差がないということは、VRAM不足ではないと判断することができる。

ただし4KになるとVRAM 8GB勢は脱落する。この設定でも動くのだが一部のエフェクトが省略されてしまうため、他のGPUと対等な条件でのテストにならなかったため除外した次第だ。
AAAタイトルにしては軽めなチューニング
以上でBIOHAZARD requiemのパフォーマンスチェックは終了だ。本作の直前に出た『BIOHAZARD RE:4』では、最高画質だとフルHDですらVRAM 8GBではカクつきまくる厳しい設計であったが、BIOHAZARD requiemはその点上手く調整されていると感じた。
本作を試遊したgamescomでも、カプコンは下位GPU向けにチューニングしていると言っていたがその言葉に嘘はなかった。RTX 5060 Ti 16GBより上のGPUであればマルチフレーム生成4xを効かせ、パストレーシングで快適に遊べる。粒状感の感じられる部分もあるため、WQHDより上の解像度で遊ぶことをオススメしたい。
そしてVRAM 8GBであれば画質は盛りすぎないことが重要。パストレーシングはスクリーンショット撮影用にとどめ、プレイはレイトレーシングまでにとどめておきたい。
最後にゲーム内容についてだが、とてもとてもBIOHAZARDしている。謎のパズルでしか空かない扉や醜悪なクリーチャーはマンネリ気味という声もあるが、ちゃんと新しい要素を入れ今風のバランスになっている。最高のグラフィックで楽しんでみてはどうだろうか?
©CAPCOM

コメント