定番ベンチマークでパフォーマンスをチェック

パフォーマンスチェックの定番ベンチマークを使って、メモリー容量の影響を確かめていこう。確かめたのは、8GB シングルチャンネル(S-Ch)、16GB 8GB×2 デュアルチャンネル(D-Ch)、16GB S-Ch、32GB 16GB×2 D-Chの4パターンだ。
まずは、日常的に使うことがある解凍圧縮アプリ「7-Zip」のベンチマークを実行してみた。圧縮時はメモリーを使用するため、メモリーパフォーマンスの影響を確認しやすい。

解凍(展開)時のスコアに大きな差は出ないが、圧縮ではそのスコアに大きな開きがある。容量だけでなく、シングルとデュアルチャンネルの影響もあり、8GB S-Ch<16GB S-Ch<16GB 8GB×2 D-Ch<32GB 16GB×2 D-Chの順にスコアを伸ばしている。
次はPC全体のパフォーマスを独自のスコアで示す「PCMark 10」で確認していこう。

シングル/デュアルチャンネルの影響は少なく、スコアは順当に8GB S-Ch<16GB S-Ch=16GB 8GB×2 D-Ch<32GB 16GB×2 D-Chとなっている。オフィスアプリを使ったテストを行うProductivityのスコア差が最も大きく、8GB S-Chと32GB 16GB×2 D-Chでは、2割強もスコアに差が出ている。
同じく定番ベンチマーク「UL Procyon」を実行していこう。まずは実際に「Microsoft Office」で処理を行い、そのパフォーマンスを測る「Office Productivity Benchmark」のスコアからみていこう。


ここまでと同じく、8GB S-Ch動作時はスコアが落ち込んでいる。全体では、32GB 16GB×2 D-Chがスコアを伸ばす傾向にあるが、16GB 8GB×2 D-Ch、16GB S-Chとの差は大きくない。
クリエイティブ定番のAdobeアプリ
続いて、「Adobe Photoshop」と「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスを測る「UL Procyon:Photo Editing Benchmark」を試してみた。



写真編集、管理の定番アプリとなるAdobe PhotoshopとAdobe Lightroom Classicは、メモリー容量とシングル/デュアルチャンネル動作の影響は顕著に出ている。8GB S-Ch動作のスコアは5000台に留まっている。
細かくみるとAdobe Photoshopで処理されるテストプリセット「Image Retouching」への影響が最も大きく、16GB 8GB×2 D-Ch、16GB S-Chは約8割も差が出ている。さらに32GB 16GB×2 D-Chは、2倍以上もスコアを伸ばしている。
Adobe Lightroom Classicで処理される「Batch Processing」も同様で、8GB S-Chから3〜5割近くスコアを伸ばしている。
「Image Retouching」、「Batch Processing」の各処理時間を確認すると、メモリー容量が影響する処理での差は、一目瞭然だ。
最後は動画編集アプリ「Adobe Premiere」のパフォーマンスを測る「UL Procyon:Video Editing Benchmark 1.5」を試していこう。


「Adobe Premiere」は、容量での違いもあるが、シングル/デュアルチャンネル動作のほうが影響大のようだ。スコアとエンコードに要した時間は、8GB S-Ch<16GB S-Chで、16GB 8GB×2 D-Chと32GB 16GB×2 D-Chは微々たる差だ。
容量8GBでも、ウェブブラウジングなどの日常用途なら、動作がモッサリするようなことはまれだが、オフィスワークや軽い写真の編集をスムーズに行うなら、16GB 8GB×2がボーダーラインとなるのが、ハッキリとわかる結果だ。

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