- 文●ハッチ

近年、AI需要の高まりによるDRAM不足などの影響で、2025年9月以降メモリが高騰しているのは、ここ最近の報道などで知られているとおりだ。その要因の一端は、オイルショック時にトイレットペーパーの買い占めが行なわれたような、買いだめにあるとも推察されている。
PC自作をするには、最低限CPUとメモリ、SSDやHDDといったストレージ、マザーボード、電源ユニット、PCケースが必要だ。最近では、メモリの高騰に引っ張られるようにストレージの価格も高騰し、PC自作がし辛くなっている。
また、完成品のPCもパーツの高騰に合わせて高くなっている。たとえば、あるPCメーカーのGeForce RTX 5070搭載PCを例に価格推移を調べると、昨年のメモリ高騰前は32GBメモリ、2TB SSD搭載PCが30万円を切っていたところ、現在は38万円前後になっていた。
しかし、PCは消耗品のため経年劣化などで故障することも。PCが故障したが、どうしてもPCが必要といった場合は、中古PCを購入する手もあるが、中古PCも早期の買い替えを急いだり、買いだめするユーザーによって市場から減っている。
そこで、今回はDDR4メモリを使用したPC自作を提案したい。現在主流のメモリの規格はDDR5だが、DDR5メモリに対応したのは、2021年11月4日発売のインテル第12世代Coreプロセッサーに対応したIntel 600シリーズからだ。DDR4メモリは、2015年のIntel Z170チップセットにて初対応、そこから長く使われていた。
Intel 600/700シリーズのチップセット搭載マザーボードによっては、メーカーのBIOS対応次第でDDR5とDDR4どちらも使用できていた。そのため、自作PCユーザーの中には、DDR4メモリはまだ使っている、余っているといった人もいるのではないだろうか。
また、DDR4メモリも確かに高騰しているが、記事執筆時点では同じ容量の最安値はDDR5メモリよりも2万円ほど安価だ(特価品などもあるが)。そのため、何かしらの理由で今すぐにでもPCが必要といった人は、メモリの価格が下がるまではDDR4メモリと、故障したPCのパーツなどを流用するなどして、PC自作をしてみてはどうだろうか。
たとえば、DDR4メモリは長く使われているため、今使用しているPCが古く、マザーボードも最新規格に対応していないこともあるだろう。そういった場合は、最新に近い規格に対応しているDDR4対応のIntel 700シリーズのマザーボードでPC自作するメリットが生まれる。
そのため、最低限マザーボードと最新規格に対応するPCケース、CPUは買い替え、電源ユニットやストレージ、メモリ、ビデオカードは流用することを想定したPC自作。OSを古いPCから移行する方法などを解説したい。
Wi-Fi 6や2.5G LANにも対応したMicro-ATXマザーボード

今回マザーボードは、ASUS「TUF GAMING B760M-PLUS WIFI D4」を用意した。ショップによっては、2万円以下で購入でき、非常に人気なMicro-ATXマザーボードだ。
大型VRMヒートシンクを搭載した12+1基のDrMOSパワーステージを搭載。CPUはLGA1700ソケットのインテル第14/13/12世代に対応する。

VRMとチョークを覆うヒートシンクにより、高い放熱性を備える。2つのM.2スロットにも専用のヒートシンクを搭載し、最適な動作温度を保ち、安定した性能と信頼性を確保するとしている。

また、USB Type-Cを使用可能にするUSB 3.2 Gen 1コネクターも備え、フロントインターフェースにUSB Type-Cポートを備える最新のPCケースにも使用できる。LEDファンを搭載するラジエーターファンや、ケースファンを光らせるために必要なアドレサブルヘッダーも、安価なマザーボードだと1つか2つのところ、3つ備えている。



また、Wi-Fi 6の無線接続にも対応。2.5Gの高速なLANポートも備え、高い通信速度も発揮できる。PCI Express x16スロットも最新の5.0に対応し、最新規格のビデオカードの性能も引き出せる。



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