文●ハッチ
2024年11月3日、東京・秋葉原の秋葉原UDX アキバ・スクエア+4F UDXギャラリーにて同人ゲーム、インディーゲームの展示・頒布イベント「デジゲー博2024」が開催された。本イベントは今回で12回目となるが、非常に多くの来場者が来て盛り上がっていた。
2人の悪魔メイドの姉妹が大活躍!

デジゲー博には常連のインティ・クリエイツは、開発中の新作タイトル『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク』を展示し、試遊ができた。本作は没落した「魔王マクシム」に使える、悪魔でメイドの姉妹「キリカ」と「マーシャ」が魔王様と魔王城の再建を目指して戦う探索型2D横スクロールアクションゲーム。
前作『グリム・ガーディアンズ デーモンパージ』好評だったアクション性はそのままに、探索と収集のアソビをボリュームアップし、ステージクリア型から探索型へと、つまり“メトロイドヴァニア”へと拡張した完全新作とのこと。
前作『グリム・ガーディアンズ デーモンパージ』では、遠距離型と近距離型の悪魔ハンターの姉妹を切り替えてプレイしたが、本作も姉のキリカが遠距離型で、妹のマーシャが近距離型で、状況に応じて切り替えて戦う。また、2つのサブウェポンが使用できるようだった。
また、オンラインでの2人同時プレイにも対応。全国のプレイヤーとCo-opプレイが楽しめる。実際に会場では、親子が2人でプレイして見事今回の試遊が可能な最初の悪魔を倒してクリアしていた。




試遊したユーザーには直径56mmの特製缶バッジ2種の中から1種がプレゼントされた。

また、同社ブースではTシャツやマグカップ、ライブタオルなど同社のグッズが購入できた。
『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク』公式サイト
https://grimguardians.com/SotD/
『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク』(Steam)
https://store.steampowered.com/app/3253630/_/
©INTI CREATES CO., LTD. 2024 ALL RIGHTS RESERVED.
上から迫るモンスターを倒す一風変わったパズルゲー
シリアルゲームズは、ファンタジー×落ち物パズルゲームの『パズまお』を出展。落ち物パズルゲームというと、パズルを消すと上から邪魔なブロックが落ちて来るのが一般的だが、本作ではブロック状のモンスターが上に溜まっていくという仕組みとなっている。

ブロックにはマナブロックと杖ブロックと2種類あり、同じ色のマナブロックと杖ブロックがくっつくと消えて魔法が発動し、魔法でモンスターを攻撃して減らしていく。つまりは、同じ色の杖ブロックをくっつけなくてはずっとブロックは消えないので、たとえば赤ブロックを10個溜めて、一気に消すなんてこともできる。
ただし、他の落ち物パズルゲームと同じく、ブロックを消した際に落ちて来た杖ブロックで、別のブロックが消えるといった連鎖の方が威力が高いように調整しているとのこと。その調整などがまだ不十分で、来年2025年の発売を目指しているとのことだ。

また、ブロックを消した際に倒せるモンスターは、消したブロックと同じ列にある、同じ色のモンスターとのことなので、ブロックを積み上げる場所も重要となっている。
ちなみに、同社は通常のモニターでのプレイ以外に、社長の趣味で作ったモニターとアケコンの基盤を組みこんだ、自社制作のアーケード筐体での試遊も行なわれていた。裏にはLEDで光るNUCサイズの小型PCが取り付けられ、それでゲームを動作させていた。




パズまお公式X
https://x.com/PuzzMao
©SERIALGAMES Inc.
ホロライブの二次創作ゲームを多数出展

ホロライブプロダクションはホロライブ三期生「不知火フレア」が主人公の横スクロールアクションゲーム『FLARE NUINUI QUEST』や、ホロライブ格闘ゲームIdol Showdownなど、ホロライブの二次創作ゲームブランド「holo Indie」の作品を展示していた。
●出展されていたタイトル(各Steamリンク)
ホロパレード
https://store.steampowered.com/app/2647230/_/?curator_clanid=44937083
Idol Showdown
https://store.steampowered.com/app/1742020/Idol_Showdown/?curator_clanid=44937083
WOWOWOW KORONE BOX
https://store.steampowered.com/app/2825180/WOWOWOW_KORONE_BOX/?curator_clanid=44937083
エリート陰陽師みこ
https://store.steampowered.com/app/3040560/_/
ホロライブお宝マウンテン
https://store.steampowered.com/app/2972990/_/
一伊那尓栖の冒険
https://store.steampowered.com/app/3143980/_/
FLARE NUINUI QUEST
https://store.steampowered.com/app/3081830/FLARE_NUINUI_QUEST/?curator_clanid=44937083
© CCMC Corp. © 2016 COVER Corp.
サウンドミドルウェアなどを多数展示

CRI・ミドルウェアは、個人・インディーゲーム開発向けに無償で提供しているサウンドミドルウェア『CRI ADX LE』と2Dアニメーション作成ツール『OPTPiX SpriteStudio Starter』の技術デモ展示。さらに、Godot Engineでの利用にも対応した「CRIWARE for C#」やシチュエーションボイス用の音声デモも行なっていた。
コードなしでアクションゲームが作れるツクール最新作
Gotcha Gotcha Gamesによる「Maker(ツクール)」シリーズ最新作『ACTION GAME MAKER』の試遊も行なわれていた。本作はGodot Engineを採用し、プロレベルの機能を、プログラミング無しで利用できるとしている。
ACTION GAME MAKER(Steam)
https://store.steampowered.com/app/2987180/ACTION_GAME_MAKER/
©Gotcha Gotcha Games Inc.
複数のVRゲームなどを展示

あまたは今年2月に発売したデッキ構築型ローグライクと育成ゲームを合わせたアドベンチャーゲーム 『世界の為の全ての少女』やVRゲームの『オノゴロ物語』、『Last Labyrinth』、『Organ Quarter』など、同社開発タイトルからパブリッシングタイトルまでを多数出展していた。また、パッケージやグッズの販売も行なっていた。
●出展されていたタイトル(公式サイト)
『NOSTALGIC TRAIN』
https://amata.games/game/nostalgic-train/
『Backpack Twins』
https://amata.games/game/backpack-twins/
『Organ Quarter』
https://amata.games/game/organ-quarter/
『世界の為の全ての少女』
https://amata.games/game/the-world-according-to-girl/
『Last Labyrinth』
https://amata.games/game/last-labyrinth/
『オノゴロ物語』
https://amata.games/game/onogoro/
©2018 Tatamibeya All Rights Reserved.
©2019 Ima Bryn All rights reserved.
©2017 Outer Brain Studios All rights reserved.
©2022 yondray
©2016-2023 AMATA K.K. / LL Project
©2022 AMATA K.K.
Steam Deckでプレイできるゲームも散見
デジゲー博では、時代によってVRゲームが増えるなど、インディーならではの新しいものを取り入れる様が伺える時がある。VRは減ったが、あまたなどMeta Questを使っているゲームもあったが、Steam Deckでの試遊が増えていたのも印象的だった。アイディアの光るゲームなどを多数見つけたタイトルをご紹介、気になる人はリンク先をチェックしてみよう。


© 2024 SERIAL PROJECT

『ほりほりドリル』(Steam)
https://store.steampowered.com/app/2916770/_/?l=japanese
『ほりほりドリル』(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.toorai.drilMiner&hl=ja
TOKYO SANDBOX. ©2022 kulabo, Inc. All rights reserved. Privacy Policy and Website Term of Use. TOKYO SANDBOX Event Participation Privacy Policy and Terms of Use
『デモリッション ロボッツ:プランB』は、開発休止中の4人対戦ロボットアクションゲーム『デモリッション ロボッツ KK』と世界観が同じ4人強力プレイロボットアクションゲーム。操作はシンプルで、左スティックで移動、右スティックでエイム、右トリガーで攻撃、後はブーストで移動といった感じ。


俯瞰の視点で、右スティックを動かすとくるくると自機が回って、サクサク快適に敵の方を向いて攻撃できるが、ちょっと慣れが必要な感じ。ミッション中に依頼を受けた目標物を破壊するか、護衛があるようで、マルチで複数人とプレイしながら、破壊か護衛かリアルタイムにミッションを受けて進めるようなゲームを目指しているようだ。
また、ユニークなところで、ブラウザ―上でアクセスできるページにて、雑魚敵を作ってゲームに登場させられるという。YouTubeで実況配信を見ながら、ウィンドウをPiPにしておいて、ブラウザーのページを開き、雑魚敵をリアルタイムに投入して、配信者がそれを倒していくところを楽しむ、といった想定とのこと。無茶苦茶強い設定の敵が作れたら、面白そうだ。



『デモリッション ロボッツ:プランB(仮称)』公式X
https://x.com/drkk_jp
おちこぼれ魔女ソラリスと、相棒ホムの100日間の挑戦を描いたローグライトRPG『プロジェクトソラリス』。ターンごとに交流や戦闘、休憩、店番を実施する。ソラリスが使うスキルは、交流などにより変わり、最大3つまで所持できる。

何かを行なうごとにスキルが変わるため、どんなスキルを取るか、そのスキルを使ってどう戦うかなどを考えるのが面白いゲームになっているとのこと。店番ではお金を稼ぎ、装備を買うなどして育成することもできるようだ。



プロジェクトソラリス(Steam)
https://store.steampowered.com/app/3002740/_/?l=japanese
『アスタトランザクション!!!P2V2』は、iOS、Androoid向けのパズルRPG、とのことだがHeartfulなシナリオのアドベンチャーパートが長く、そっちがメインのようなゲームとのこと。可愛い女の子が気になる人は必見か。


アスタトランザクション公式X
https://x.com/aatatransaction
アスタトランザクションP2V2(App Store)
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3p2v2/id6444087995
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『Skateboard Knight』(Steam)
https://store.steampowered.com/app/3061730/Skateboard_Knight/?l=japanese


『蒐命のラスティル』公式サイト
https://www.ktmg-llc.com/rustil
『蒐命のラスティル』(Steam)
https://store.steampowered.com/app/2162820/_/?l=japanese
©2023 KTMG LLC.

『神柄の雫』(Steam)
https://store.steampowered.com/app/1216940/_/?l=japanese
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