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NVIDIA、最大240fpsに対応したGeForce NOWを日本で提供開始!

文●ハッチ

 NVDIDIAは2024年4月4日に、クラウドゲーミングプラットフォームの「GeForce NOW」が日本で利用できるようになったと発表した。

GeFoce NOWはGeForce RTX 4080相当のパフォーマンスをクラウドで実現し、高画質で低遅延でゲームが楽しめるとしている

UltimateではフルHDで最大240fpsに対応!

 GeForce NOWは2020年2月にソフトバンクが「GeForce NOW Powered by SoftBank」、KDDIが「GeForce NOW Powered by au」としてサービスを運営していた。しかし、ソフトバンクは2024年1月にGeForce NOW Powered by SoftBankを3月29日で終了すると発表し、NVIDIAが新たなGeForce NOWを提供すると告知していた。

 NVIDIAは現在同社のGPU、GeForceシリーズを使ってゲームをプレイしている約2億人のゲームユーザーは、、ローカルでプレイしている。しかしながら、世界中でゲームをプレイしているユーザー数はおよそ20億人以上。そうしたゲームユーザーを取り込むために、GeForce NOWを提供するという。

 同社は本サービスの最先端NVIDIA GeForce RTX 4080 SuperPOD※を採用したUltimateメンバーシップを日本のゲームユーザーに初めて提供し、クラウドゲーミングの世界的な拡大を加速するとしている。

※NVIDIA DGX SuperPOD:大規模なAIや、ハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)のワークロードに対応したAIデータセンターのインフラプラットフォーム。

 日本におけるGeForce NOW Ultimateメンバーシップは、4月4日より新規登録が可能になり、価格は月額3580円、6ヵ月1万7900となる。Priorityメンバーシップは月額1790円、6ヵ月8950円。PriorityメンバーはRTX ONのプレミアム リグ、セッション時間の延長、ゲーミングサーバーへの高速アクセスなどの特典が受けられる。

 日本のゲームユーザー向けの初特典は、地域限定となる『原神』の特典パックになるという。また、24時間クラウドにアクセスできるDay Passも利用できる。Ultimate Day Passは1300円、Priority Day Passは650円になっている。Day Pass利用者も月額メンバーと同じ特典は受けられるとしている。

新たなGeForce NOWは連続プレイ1時間は無料でプレイでき、有料プランは2種類用意されている

 NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ搭載のGeForce RTX 4080 SuperPODは、PlayStation 5の5倍以上、前世代のSuprePODの約1.75倍である64テラフロップス以上のグラフィックス性能をユーザーに提供。ローカルでゲームをプレイするのとそん色ない体験を実現するとのこと。

 NVIDIAはこれまで同社が培ったNVIDIA DLSS 3.5(DLSS 3.5)やNVIDIA Reflex(Reflex)、G-Syncなどもクラウド経由で利用できるようになったという。Ultimateメンバーシップでは、フルHDで最大240fps、4Kでは120fpsのストリーミングが可能。

 『Alan Wake 2』や『サイバーパンク 2077』、『Portal With RTX』といったゲームが、レイトレーシング、DLSS 3.5、Reflexにより、クラウドゲーミングでは初めて映像表示の遅延40ms以下を実現すると謳う。

新たなGeFoce NOWでは、Reflexを活用して35msと従来よりも低遅延でゲームがプレイできるとしている
アップスケーリング技術のDLSSを使うことで4Kの高解像度でも、人気のPCゲームのフレームレートが向上して遊べると謳う

各PCプラットフォームのゲームがクラウド経由で遊べる!

 また、ユーザーはGeForce NOWを使用し、SteamやEpic、GOG、Ubisoft、Xboxのアカウントを持っていれば、そのアカウントにログインするだけで、各プラットフォームで購入したゲームがクラウド経由でプレイできる。それらのゲームは、パワー不足のWindows PCでもChromebook、Mac、スマートフォン、ハンドヘルドPCがゲームデバイスとなり、遊べるとしている。

GeForce NOWは現在ウルトラディスプレイにも対応。さらに、Chromebookや最近流行りのゲーム機型のハンドヘルドPCに加え、一部GeForce NOWに対応したLGやSamsung製のスマートTVでもストリーミングが可能としている

 NVIDIAはGeForce NOWを定期的にアップデートし、最近ではAndroidデバイス向けにQHD(2560×1440ドット)のサポートが追加され、キーボードとマウスのサポートも改善したという。さらに、ゲームユーザーはUSB Type-Cのドッキングステーションを利用して、Androidスマートフォンを1080pまたは1440pのディスプレイやテレビに接続し、ポータブルゲームPCに変えられるとしている。

 NVIDIAのGeForce NOW担当バイスプレジデントであるPhil Eisler(フィル・アイズラー)氏は、「日本には、世界でも有数のゲームパブリッシャーが存在するとともに、素晴らしいゲーム市場と活気あるPCおよびMacコミュニティがあります。新しいUltimate RTX 4080メンバーシップを含む完全なGeForce NOW体験を提供することで、日本のゲーミングコミュニティは、ほぼすべてのデバイス、新たな方法で高性能なPCゲーミングを体験できるようになります」と述べている。

 GeForce NOWは1900以上のゲームを提供し、スクウェア・エニックスのようなトップパブリッシャーのメガヒット作や、『Call of Duty HQ』、『ディアブロ IV』などのAAAタイトルも含む。

 そのほか、『ヒューマン フォール フラット』や『スターデューバレー』のような人気なインディータイトル、『ロケットリーグ』や『オーバーウォッチ 2』、『原神』など、100を超える人気の無料ゲームも含まれるという。

 新作ゲームはGeForce NOW Blogにて公開される。また、SteamやEpic Games Store、UbisoftおよびGOG.comなどからも入手できる。さらにBattle.netおよびXboxデジタルゲーミングストアのゲーム、PC Game Passのタイトルもサポートする。

 NVIDIAはGeForce NOW AllianceパートナーのKDDIとともに日本におけるGeForce NOWクラウドゲーミングの運営をするとしている。つまりは、前述したKDDIの「GeForce NOW Powered by au」は継続されるということだが、こちらは月額1980円、au/UQ mobileユーザーだと月額330円引きの1650円。

 ただし、GeForce NOW Powered by auは、GeForce RTX 3080搭載サーバーへのアクセス提供となっているため、今回発表されたNVIDIAが運営するGeForce RTX 4080 Superの方が、より高い性能を発揮するメリットが得られそうだ。

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