- 文●ハッチ
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、同社が販売している「PlayStation Portal リモートプレーヤー」(以下、PS Portal)にて、2025年11月6日のアップデート「バージョン6.0.0」からクラウドストリーミング機能を搭載した。
PS Portalは今までPlayStation 5(PS5)にリモートで接続してプレイすることのみ可能だったため、PS5ありきの製品だったが、これによりPS5を持っていなくてもPlayStationの豊富なゲームタイトルがプレイできるのではと、SNSでも話題となった。
そこで、今回は実際にPS5なしでプレイできるのかなどを簡単に試遊してみたので、ご紹介したい。
PS Plusプレミアム加入でクラウドストリーミングが可能に
PS Portalは、アップデートがあれば起動するとシステムアップデートが示される。充電が50%以上ないとアップデートが進まないので、充電してからアップデートを行おう。

PS Portalでクラウドストリーミングを利用するには、「バージョン6.0.0」にアップデートしたうえ、サブスクリプションサービスである「PlayStation Plus」のプレミアムプランに契約している必要がある。「PlayStation Plus プレミアム」の価格は、1ヵ月 1550円、3か月 4300円、12ヵ月 1万3900円。
PS5ですでにゲームをプレイしていて場合は、直近でプレイしたゲーム6タイトルのアイコンががホーム画面に並ぶ。L1/R1でタブが切り替えられ、ストリーミングゲームの検索と、PS5とのリモートプレイに切り替えられる。



ストリーミングゲームの「ライブラリーのストリーミングゲーム」では、すでに購入したゲームやストリーミングで遊んだゲームなどが並ぶ。「PlayStation Plusのストリーミングゲーム」では、PS Plusのゲームカタログと、PS Plusクラシックスカタログのなかでクラウドに対応したゲームが表示される。
対応タイトルは2000本以上!
クラウドストリーミング対応タイトルは、記事執筆時の11月9日時点で2315本で、うち基本プレイ無料タイトルが62本、PS Plusゲームカタログで161本、PS Plusクラシックスカタログで90本となっていた。



PS Plusはプレミアムのほか、エクストラ、エッセンシャルと3つのプランがあるが、エクストラでゲームカタログと、Ubisoft+Classicsが追加され、さらにプレミアムだとクラシックスカタログ、ゲームトライアル、クラウドストリーミング、Sony Pictures カタログの利用が追加される。
クラウドストリーミングを利用したく「PlayStation Plus プレミアム」に加入すれば、自然とPS Plusゲームカタログと、PS Plusクラシックスカタログのゲームがプレイできるので、懐かしのタイトルで遊びたいものがある人には魅力的かもしれない。

余談だが、今回のバージョン6.0.0では、クラウドゲーミングプレイ中にゲーム内コンテンツが購入できるようになったり、クラウドゲーミングストリーミングでゲームをプレイ中に、ゲームの招待からマルチプレイヤーセッションに直接参加が可能になった。
さらに、文字の大きさや音声読み上げなどのアクセシビリティ機能がゲームのプレイ中および、一部の画面から呼び出せるようになっている。加えて、3Dオーディオに対応したヘッドセットを利用して、3Dオーディオに対応したゲームをリモートプレイまたはストリーミング中に3Dオーディオが利用できるようになっている。
そのうえ、PS Portalでパスコードも設定できるようになった。

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