- 文●いちえもん 編集●ハッチ

テンセントのゲームブランド「Level Infinite」は12月6日、同社のモバイルMOBA『Honor of Kings』のメディア向け体験会を実施した。2015年に中国でサービスが開始され、10年経った現在は約2.6億人のアクティブユーザー数を誇るほか、「全世界で最もプレイされているMOBAゲーム」として高い評価を受けているという。
2024年に日本でサービスが開始されるや否や、国内のプロゲーミングチームとのパートナーシップ契約を次々と実現。本作のeスポーツ大会が世界規模で実施されるなど、競技タイトルのひとつとして認知されている今日この頃だ。
そんな『Honor of Kings』のメディア先行体験会では、本作の試遊をはじめ、豪華賞品がもらえるゲーム大会、大学生大会「KCS(Honor of Kings Campus Series)」決勝戦の観戦が行われた。その模様をレポート形式でお届けしたい。
全世界で最もプレイされているMOBAゲームとは
本イベントでは、日本ですでに展開中の『Honor of Kings』を試遊することができた。メディアにつき一台のスマホが貸し出され、軽食を味わいながら本作を試遊するといったものだ。


『Honor of Kings』について簡単に説明すると、最大5人のチームが敵陣営のクリスタルを破壊すべく、レーンが敷かれたフィールドで激しい攻防を繰り広げるというもの。
王道的なファンタジーの世界観、伝説のヒーローの存在、テンポの良いバトルなどが特徴で、短時間で遊べるためeスポーツタイトルとして世界的に人気を博しているという。

さまざまなロール(役割)を担ったキャラクターを操作し、各レーンにいる敵と戦ったり侵攻を妨げる「タワー」を破壊したりして敵陣営を目指していく。各レーンには3本のタワーがあり、拠点に近い第3のタワーを1本破壊するとクリスタルへの攻撃が可能に。敵のクリスタルを破壊したチームが勝利となる。
攻撃タイプのキャラクターから防衛タイプのキャラクターまで、ロールの種類は多種多様だ。チームを結成する際は、各キャラクターのロールを意識した編成が肝になってくる。
また、経験値を稼いでレベルを上げることで優位な立ち回りが可能になる。チームに仕える歩兵「ミニオン」や敵キャラクターなどを倒し、レベルを上げて操作キャラクターを強化していく。加えて、ステータス強化が見込める装備の購入も重要になってくる。

チームメンバーと一緒に勝利へ突き進んでいく連帯感は、MOBAならではの醍醐味。MOBAの面白さをスマホで気軽に体験できることこそ、『Honor of Kings』の魅力であり、人気の要因であると感じた次第だ。
気軽にMOBAを体験できるのが『Honor of Kings』の魅力
テンセントジャパンの運営担当・Mory氏がいうには、『Honor of Kings』の魅力は”カジュアルなゲーム性”にあるという。
従来のMOBAは試合時間が長いが、本作は短時間でMOBAの魅力が味わえるのが強みとなっている。実際、本作の試合時間は10分~20分ぐらいで、Mory氏は自宅だけでなく通勤通学などの外出時でも気軽に遊べる点を強く推していた。またバランスの良さも特徴で、モバイルゲームでありながらeスポーツとしての要素をしっかり体験できるという。

元プロである実況者のNemoh(ネモ)さんは、本作のeスポーツ大会の規模感や熱量に触れつつ、「心が躍る、そしてのめり込みやすい『Honor of Kings』の魅力をひしひしと感じています」と評価していた。

MCの谷藤博美さんは、10分~15分で遊べるモードがあるので初心者でもすぐに始められると評価。加えて、MOBAをプレイする層は男性が多いイメージがあるが、『Honor of kings』を機に女性プレイヤーが増えている点も触れていた。

ゲーム大会や決勝戦観戦など、Honor of Kingsの魅力が詰まったイベント
『Honor of Kings』の試遊に加えて、取材記者らによるチーム対抗のゲーム大会、大学生大会「KCS」の決勝戦観戦も行われた。メディア向けイベントと聞くと”最新情報を発信する大事な場”を思い浮かべるが、今回のイベントは”『Honor of kings』の面白さを知ってもらう機会の場”であった。


2024年に国内展開されたばかりの『Honor of Kings』。MOBAというジャンルは日本のゲーム文化に深く根付いていない状況だが、プロモーション次第で国内で盛り上がる可能性は十分あるだろう。スマホでMOBAの臨場感を味わってみたい人や本作に興味がある人は、本作をインストールしてみてはいかがだろうか?
©2025 Proxima Beta Pte. Ltd. All rights reserved.

コメント