- 文●ハッチ

2025年12月18日に、『悠久幻想曲』が28年ぶりにリメイクされた『悠久幻想曲リバイバル』がNintendo Switch向けに発売された。通常版の価格は9680円(税込)。『悠久幻想曲』は、1997年の7月18日にセガサターン、同年8月28日にPlayStation版が発売された育成シミュレーションゲームだ。
オープニングとエンディング曲は、オリジナル版のオープニング・エンディング曲も歌唱した畑亜貴さんによる新規書下ろし楽曲「Romantic Journey」、「突然だけど偶然じゃない」となっている。
パッケージのイラストにも数多くの魅力的な女性キャラクターが登場することから、本シリーズを知らない人が見たら純粋な恋愛シミュレーションかと思われるかもしれないが、仲間との絆や友情も描かれ、男性キャラクターとのエンディングも用意されている独特な作風で、一部のファンからは絶大な人気を博していた。
育成や戦闘などのシステム的には前身にあたる『エターナルメロディ』から継承しつつ、難易度はよりマイルドで、初めてプレイする人でも気軽に遊べる作品となっている。
筆者はちょうどオリジナル版が発売されたのが高校生の時で、仲の良い友人に大ファンがいて、強く勧められてプレイした経験がある。かなり古い記憶なので、忘れていることも多いが、当時の懐かしい記憶と共に改めてプレイしてみた。そんな本作の魅力をお届けしたい。
豪華声優はそのまま、グラフィック面は大幅に進化!
本作は50年前の戦禍から復興したエンフィールドという架空の大きな街を舞台としている。主人公は放浪の末にエンフィールドに辿り着き、行き倒れていたところを、「ジョートショップ」(何でも屋)を営むアリサに助けられて居候となり、店を手伝っている。物語の冒頭では、身に覚えのない盗難事件の容疑者として投獄されるが、アリサが10万ゴールドという高額な保釈金を支払って釈放される。

保釈金は「ジョートショップ」を担保にして借りていたが、返済は1年間待って貰えることに。主人公の罪状の審議は終わっていたが、1年以内に住民の大多数の支持を集めると審議のやり直しが請求でき、それで無罪になれば保釈金が返還されるという。
そのため、主人公は仲間を集めて、街で仕事をしたり、街の人の悩みを解決したりして、1年までの間に街の住人たちの信頼度(ヒロイックゲージ)を集めることになる。そのため、ゲームのプレイ期間は、4月1日から翌年3月28日の1年間と長め。

『悠久幻想曲リバイバル』は、イラストレーターはオリジナル版と同じmoo氏が担当。開発もオリジナル版のスタッフが多数集結して行っているという。また、ストーリーやキャラクターボイスは、基本的にオリジナル版発売当時のまま、忠実に再現しているとのこと。
仲間にできる男性キャラクターは、アレフ・コールソン(CV:子安武人さん)、クリストファー・クロス(CV:南央美さん)、ピート・ロス(CV:大谷育江さん)。女性キャラクターはエル・ルイス(CV:折笠愛さん)、シェリル・クリスティア(CV:桑島法子さん)、シーラ・シェフィールド(CV:氷上恭子さん)、パティ・ソール(CV:長沢美樹さん)、マリア・ショート(CV:丹下桜さん)、メロディ・シンクレア(CV:西原久美子さん)、リサ・メッカーノ(CV:高山みなみさん)。



そのほか、主なキャラクターはアリサ・アスティア(CV:井上喜久子さん)、テディ(CV:かないみかさん)、アルベルト・コーレイン(CV:置鮎龍太郎さん)、リカルド・フォスター(CV:大塚明夫さん)と、今考えたらめっちゃ豪華だ。
また、オリジナル版はアスペクト比が昔のテレビに合わせた4:3だったが、16:9に変わっていてビジュアルは一新している。セガサターンは基本解像度が320×220ドットだが、Nintendo Switchは携帯モードで1280×720ドットのHD、テーブルモードで1920×1080ドットのフルHDになっている。
そのため、キャラクターの輪郭のシャギーは明らかに目だ立ず、オリジナル版よりもシャープになっている。加えて、2D画像を立体的に動かすミドルウェア「E-mote」を使用しているため、キャラクターはセリフに合わせて身体を動かしたり、口パクしたりするようになった。



そのため、オリジナル版を楽しんだ人も、当時を懐かしながら魅力的なキャラクターたちの表情の変化も楽しみながら、物語を再度楽しめるようになっている。


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