- 文●タカフグ 編集●ハッチ

2022年、マザーボードメーカーとして名を馳せるASRockが、初めてゲーミングモニター市場に参入することを発表した。ただし、これは海外向けの話であり、日本市場向けにはしばらく製品展開の情報はなかった。
そうした中、ついに日本向けにASRock製ゲーミングモニターが2026年1月に登場すると発表された。第一弾として日本向けに展開される製品は5機種で、「Phantom Gaming」ブランドから4機種、「Challenger」シリーズから1機種発売する。
ラインアップは、31.5インチで有機EL(WOLED)パネルを採用した4Kモニター「PGO32UFS2C」をフラッグシップとして、27インチでリフレッシュレート180Hz・WQHDの「PG27QFT2C」と、そのスタンド違いである「PG27QFT1B」、さらに24.5インチで180Hz・フルHDの「PG25FFT」、24.5インチで120Hz・フルHDの「CL25FFA」の5つ。
ハイエンド~エントリー向けまで、ニーズが異なるユーザーもそれぞれに合ったスペックを選べる製品を取り揃えている。
この記事では、製品の主な特徴や、日本での製品展開における経緯などを、ASRock Japanの原口有司氏にインタビューしてみた。製品の特徴を改めて見つつ、なぜ日本市場への投入がこのタイミングになったのか、また日本市場ならではのこだわりなど、ASRockがモニターにかける思いをお聞きしていこう。
1万円台~15万円台まで、色とりどりのラインアップ
――本日はよろしくお願いします。まず今回のゲーミングモニターの日本展開における経緯を教えてください。
原口氏:もともと本社のほうでは、ゲーミングモニターは2年ほど前から展開していたのですが、日本市場では技適(技術基準適合証明)が通らず、製品の販売が遅れていました。というのも、弊社のモニター独自の機能として無線LANアンテナを搭載することで、Wi-Fiの強度を高める機能があったのですが、これが日本の法律上だと技適が通らなかったんです。そこで今回、アンテナを搭載しない日本向けのラインアップを国内で投入することになりました。
――ASRockさんに関しては、PCに詳しいファンも多い印象ですが、今回のゲーミングモニター市場への参入というのは、ASRockファンのゲーマー向けなのか、よりライト層のゲーマーに向けたものなのかどちらでしょうか?
原口氏:もちろん両方にリーチしていきたいと思っていますが、まずはASRockファンの方々が欲しいと思えるような製品が最優先ですかね。我々のファンの方々は、最先端の技術に貪欲と言いますか、非常にアンテナの高い方が多いので、そこを裏切らないように、最新の機能と高い性能を兼ね備えたものを世に出していきたいですね。

――今回、国内向けには5機種が販売されますが、それぞれどのような層のユーザーに向けた製品なのでしょうか。まずフラッグシップのPGO32UFS2Cについて教えてください。
原口氏:一番上のPGO32UFS2Cに関しては、いわゆる“ガチ勢”向けと言っていいのかなと思います。FPSはもちろん、高リフレッシュレートと高応答速度でどんなジャンルのゲームでも対応できるので、とにかく一番いいものが欲しいという人にオススメです。もちろん、高解像度でOLEDならではの色味の鮮やかさもあるので、コンテンツクリエイターや動画・映画をより楽しみたい人にもぜひ使っていただきたいです。
――そのほかの製品についてはいかがでしょうか?
原口氏:メインストリームとして想定しているのが、PG27QFT2CやPG27QFT1B、PG25FFTといったリフレッシュレート180Hzの製品です。価格や用途でWQHDとフルHDが選べるようになっています。また、より気軽にゲームを楽しみたい方や日常使い、オフィスワーク用などであれば、安価なCL25FFAがオススメです。
――ASRockファン向けのポイントなどはありますか?
原口氏:ちょっとしたノベルティというわけではないのですが、Phantom Gamingのロゴが入ったケーブルスリーブを同梱しています。モニター周りのケーブルはごちゃごちゃしやすいので、こちらでケーブルマネジメントしていただき、ついでにファンの皆さんの気分もちょっと上がったらいいなと思っています。

――価格はそれぞれどのくらいになりそうでしょうか?
原口氏:1番上のOLEDモデルであるPGO32UFS2Cは15万円前後になります。180Hzで27インチ・WQHDのPG27QFT2Cは3万円前後、スタンド違いのPG27QFT1Bは2000円下がって2万8000円前後。24.5インチ・フルHDのPG25FFTは1万9000円前後で、最も安いChallengerシリーズのCL25FFAは1万3000円前後の予定です。
――かなり安価なモデルもあるのですね。
原口氏:初めてのゲーミングモニターなどにもいいのかなと思います。

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