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ファン待望のASRockモニター、ついに日本上陸!原口氏に聞いた日本ならではのコダワリとは?

目次
  • 文●タカフグ 編集●ハッチ

ASRockといえば、やっぱりハイエンド?

PG27QFT2Cの背面スタンド。角度や高さの調整が可能で、Phantom Gamingならではのデザインもスタイリッシュだ

――国内製品の第一弾は5機種とのことですが、SNSなどで国内のユーザーさんから、「今後こういった製品が欲しい」などの意見はありましたか?

原口氏:そうですね、今聞いている限りだと、49インチのハイパーウルトラワイドでパネルはQD-OLED、解像度は横5K×縦2Kみたいな超ハイスペックなやつを出してほしいといった要望はありましたね。やはり、ハイリフレッシュレートの低価格競争とかではなく、デカいのをドン!というのが求められているのかなと。なので、ニッチな市場ではあるのですが、最先端のパネルを使ったASRockらしい製品を世の中に届けていきたいと思っています。

――ASRockさんのファンは、やっぱりかなりハイエンドな製品を求めていらっしゃるんですね。

原口氏:そうですね。我々のオフラインミーティングを行った際の話なのですが、ある方から「最近のASRock製品は買う気が起きない」と言われました。なぜかと尋ねたら、「高くないから」とおっしゃっていました(笑)。15万円かそこらのマザーボードでは何枚買っても満足できないから、ASRockには40万、50万、100万円でもいいからASRockらしいハイエンドのマザーボードを出してくれという風にご指導いただきました。これには勉強させていただきましたね。

――それは、さすがASRockさんのコアファンというか(笑)。ちなみに、それは日本のファンのご意見だと思いますが、海外のファンの方からはどのような声があるのでしょうか。

原口氏:海外のコアユーザーさんですと、結構コストパフォーマンスを求めている方が多いですね。最新機能が一通り付いていて余計な機能もないPROシリーズがいい、といった意見もよく聞きます。

――大多数の意見はやはりそうなりますよね。それでもやはり、御社としてはコアなファン向けのハイエンド製品を追求する必要性が大きいということでしょうか?

原口氏:もちろんニーズがあるのもそうですが、やはりハイエンドの製品を作っておかないとどこまでコストを削れるかも見えてこないので、技術的な学びといった点でもちゃんと上の製品を使って、そのうえでコスパの良い製品も提供していくのが大事なんじゃないかと思います。

――Phantom GamingやChallenger以外のシリーズでも、モニターを出す予定などはあるのでしょうか。例えばSteel Legendなど。

原口氏:Steel Legendのコンセプトというと、白いデザインや耐久性の高さといった部分が特徴ですが、その辺りをモニターのどの要素で訴求していくかといったところがまだ決まっているわけではないので、今のところ予定はないですね。

――最近はカラバリが豊富なモニターなども増えていますし、LiveMixerシリーズなどでカラフルな製品を展開するといったことも考えられるのでしょうか。海外などでも人気が出そうに感じます。

原口氏:そうですね、もしかしたらLiveMixerのほうが、Steel Legendよりも形になるのが早いかもしれません。USBやKVM機能など、豪華なインターフェースを搭載したり、ゲーム配信向けの機能があったりしたほうがLiveMixerらしいかもですね。ほかにも、ビジネスではゲーミング感の薄いPROシリーズが経費に計上しやすいという声もありますし、アイディア自体はいろいろありますので、どういった形で実現させるかというところですね。

――モニターでは、ゲーム以外にもクリエイター向けという軸もありますが、クリエイター特化の製品を追加するような予定はあるのでしょうか?

原口氏:可能性はゼロではありませんが、ロードマップ上は今のところないですね。我々を支えてくださっているユーザーさんの大半がゲーマーだったり、PC自作ファンだったりするので、そういった方々に最新の技術をお届けした上で、仕事場でもASRockのモニターを使いたいという声が多くなった時が、クリエイター向けの製品を作るタイミングかなと思います。

価格とスペックのバランスにこだわりアリ!

国内向けに販売が決まっているASRockのモニター製品5機種

――今回、日本向けのラインアップとして5機種ありますが、どういった基準でこのスペックになったのでしょうか?

原口氏:まず、31.5インチのOLEDモデルに関しては、非常に高額なモデルなので限られた人しか買わない製品だと思います。そうした人が、せっかくなら1番いい製品が欲しいと思った時に十分な性能が必要だと考えた結果、日本向けとしては大型にはなるのですが、十分な映像体験ができるだけのスペックを考えてこの形になりました。

――メインストリームであるリフレッシュレート180Hzの3機種は、どういった選定基準になるのでしょう?

原口氏:少し前まではリフレッシュレート120~144Hzのゲーミングモニターがコスパの良いラインでしたが、それが近年は165Hzまで上がってきていて、すると今後くるのは180Hzになるんじゃないかと。144Hzまでのゲーミングモニターが入手しやすくなってからは結構日が経っているので、経年劣化などでモニターを買い換えようかと考えているユーザーさんたちが、同程度の価格帯でちょっとスペックアップできるというちょうどいいラインを目指しました。

――同じ180Hzでも解像度が2種類ありますね。

原口氏:予算をそれほど掛けたくないという方やこれまでの環境をなるべく変えたくない方であれば、従来から主流になっていたフルHD・24.5インチのスペックを選べるようになっています。ただ、直近でSteamが公開しているハードウェア調査では、ユーザーのモニター使用率においてフルHDが半数を切り、WQHDの使用率が大きく上がっています。なので、トレンドとしてWQHD・27インチも用意しました。より価格を抑えたい人には、Challengerの120Hzモデルも用意している、という感じです。

2026年2月時点の、Steamユーザーのハードウェア使用率に関するデータ。モニターの解像度は、フルHDが約45%、WQHDが約39%となっている

――ちなみに、メインに据えている180Hzというリフレッシュレートですが、これを240Hzに引き上げるとどの程度価格帯が上がるものなのでしょうか?

原口氏:240Hzになると感覚的には価格帯が2段階くらい上がる印象ですね。180Hzというのは、もともと120Hzを作っていた製造ラインの性能が上がって作れるようになったという下からのアップデートなんです。一方の240Hzは、ここを基準にフレッシュレートが上がっていくラインなので、製造の工程が大きく変わります。なので、数値以上に価格の差ができやすい部分になっています。

――比較的作りやすいラインの中で、いま最先端なのが180Hzというリフレッシュレートなんですね。

原口氏:リフレッシュレートで言うと3本くらい柱があって、120Hz/240Hz/360Hzそれぞれのラインが進化しているというような形ですね。

――パネル性能以外の機能面で言うと、リモコンなどが付いているモデルもありますが、そうした機能を付ける予定はありますか?

原口氏:我々としても、リモコン機能は便利だと思いますので、ゆくゆくはそういった機能を付けてもいいんじゃないかという話は出ました。ただ、パネルの設定ってそんな頻繁に変えるものではないと思うので、よく使う部分はデュアルディスプレイモードの切り替えくらいなのかなと思います。

――今回展開しているCL25FFA以外の4機種はスピーカーを搭載していますが、スピーカーの音量調整などもリモコンでは便利な印象ですね。

原口氏:スピーカーは最上位のPGO32UFS2Cが5W×2、それ以外は2W×2とそれなりに大出力なものを搭載しているので、調整しやすいのはたしかにうれしいですね。モニターのスピーカーは背面向きに内蔵していることが多いですが、うちの機種では下向きに搭載されているので、低音も反響して聞き取りやすいような設計になっています。

内蔵スピーカーが下向きに取り付けられている。背面ではなく、机に反響して音が聞こえる設計のため聞き取りやすい

――ライトユーザーの方ですと、スピーカーの有無を重要視される方も少なくないので、コスパ重視のモデルまでスピーカーにこだわっているのはうれしいですね。

原口氏:そういった部分も含めて、ただ高いだけでなくてしっかりとリアリティのあるラインアップにしたいという思いもあり、今回のスペックを選びました。

――他社さんなどでは、モニターにAIアシスト機能を搭載するのがトレンドになっていますが、今のところそうした機能を搭載する予定はないのでしょうか。

原口氏:ゲームにおいてはそうした機能がハードウェアチートになってしまう場合もありますので、慎重に協議しながら検討していきたいですね。もちろんメリットもあるのですが、対戦ゲームなどで公平性が失われるような機能では元も子もないので。私もいちゲーマーとして、そこは平等であるべきだと考えています。仮に入れるとしても1人用プレイ限定の機能であることをきちんと訴求していくべきでしょうね。

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