- 文●タカフグ 編集●ハッチ
選べない人のための、イチオシモニター紹介!

ここまで、モニターの国内市場投入に対する経緯や理念を原口氏にお聞きしてきた。ラインアップ5機種それぞれの特徴もお聞きしたが、モニターに精通している人ならともかく、ゲーミングモニター初心者の人にとってはどれを選ぶべきか悩むかもしれない。
そこで最後に、ASRockモニターの中で編集部イチオシのモデルを紹介したい。それが「PG27QFT2C」だ。

このモデルは27インチでWQHD解像度に対応した、リフレッシュレート180Hzのモデル。ASRockの国内ラインアップでは上から2番目の価格になる製品だが、ゲーミングモニター全体で見るとミドルクラスと言える。
ひと昔前まで、ゲーミングモニターではリフレッシュレート144Hzのモデルがコスパも良く主流になっていた。インタビュー内でも言及があったが、技術の進歩でこれが180Hzでも価格が手ごろになった。
また、解像度も以前はフルHDが主流だったが、近年ではWQHDになってもそれほど価格が上がらなくなっている。上がった解像度を活かしやすいように、画面サイズも27インチと大型化が進んでおり、まさしくPG27QFT2Cはこれらのトレンドをがっつり盛り込んだモデルとなっているのだ。
それ以外のスペックも、使いやすさとコストのバランスがいい仕様になっている。パネルはIPSで、色域はsRGBで133%、DCI-P3で96%と色再現性も申し分ない。輝度も400cd/m2と十分な明るさ。なお、応答速度はMPRT 1ms、GTG 5msでIPSパネルとしては平均的だが、価格は3万円前後とのことなので、バランスはいい。2W×2のスピーカーが付いているのもありがたいところ。


コスパで選ぶなら、非常に優秀なモデルと言っていいだろう。なお、PG27QFT2Cにはパネルの性能が同じでスタンドのみが異なる、PG27QFT1Bというモデルもある。
PG27QFT2Cのスタンドは高さや角度の調整ができるため、基本的にはこちらのほうが使い勝手が良いが、モニターアームなどを使用するつもりなら簡易スタンドであるPG27QFT1Bのほうが少しだけ安い。デスクの状況などに合わせて選ぶといい。
もちろん、その他のモデルもそれぞれ利点があるので、用途ごとに合ったものを選ぶといいだろう。
金額には糸目を付けず、最大限にゲームのパフォーマンスを引き出したいという人には、PGO32UFS2Cがオススメだ。31.5インチのOLEDパネルを採用したモデルで、ゲーミングモニターとしてはかなりハイエンドのモデルだ。

解像度は最大4Kだが、デュアルディスプレイモードに対応しているためフルHDモードにもできる。解像度を切り替えると最大リフレッシュレートが変わり、4Kなら240Hz、フルHDなら480Hzに対応するというわけだ。OLEDは応答速度も非常に速く、最大で0.03msまで対応する。コントラスト比が高くメリハリの利いた映像を映し出せるのもOLEDならではの利点だ。
また、OLEDは画面の焼き付きが心配な要素だが、それを防止するためのピクセルクリーン機能なども搭載。冷却機構にもASRock独自の設計を採用し、高い耐久性を実現しているとのこと。最大65W給電が可能なUSB Type-Cポートや、KVM機能も搭載するなど、ゲーム以外でも使いやすい機能がしっかり搭載されている。
また、オススメしたPG27QFT2Cよりも安価なモデルも存在する。PG25FFTはリフレッシュレート180Hzではあるが、解像度がフルHDでサイズも24.5インチと小さめなモデル。ゲーミング性能に妥協したくないが、さらにコストを抑えたいという人にオススメ。

ChallengerシリーズのCL25FFAは今回最も安価なモデルだが、24.5インチ・フルHDでリフレッシュレートは120Hzあるため、一般的な60Hzのモニターに比べればしっかりとゲーミング性能も高い。VGAポートを搭載しているので、古いPCを使っているオフィスなどでも使いやすいというのは地味にうれしい点だ。

ASRock製のモニターは、それぞれターゲット層が異なるため、用途に合わせて選べる。サポート面のこだわりもインタビューでお聞きした通りだ。ASRockファンはもちろん、初めてゲーミングモニターを買うという人も安心して選べるため、ぜひチェックしてみてほしい。

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