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即日売り切れた8万円台のゲーム機型PC「TENKU LUNA」は、実際コスパに見合った製品だったのか?検証してみた

  • 文●ハッチ

 2025年5月30日に発売した「TENKU LUNA」は、数多くのゲーム機型PCの販売代理を行なってきた株式会社天空が、自社ブランドとして初めて販売した製品。AMD「Ryzen 7 7840U」とやや型古なCPUを採用しているが、32GBメモリー、1TB SSDと十分な構成を有し、8万6900円(早期割引価格:7万9800円)というこの手の製品としては、最も手ごろな価格が最大の魅力だ。

 ちなみに、本機は2TB搭載モデルもあり、こちらは税込9万6800円(早期割引価格:8万9800円)と、非常にお買い得。また、AYANEOのeGPUボックス「AYANEO Starship Graphics Dock AG01」がセットになったモデルも用意されていた。詳しくは発売前の既報記事を確認して欲しい。

 そのためか、先行販売ですぐに売り切れ“完売”となってしまった。再販の可能性はかなり低く、運が良ければ中古で出回るのを購入できるか、といったところだが、天空さんにお借りして性能検証をしていたので、ゲーム機型PCフリークの筆者としては、記録としてどんな製品だったのか簡単にレビューしたいと思う。

 なお、お借りしたのは2025年5月と記事公開よりは、大分前になる。大分公開が遅れてしまったため、さまざまなアップデート要因で実ゲームのベンチマークの結果が変わる可能性があるので、その点はあくまで参考値として欲しい。

目次

デザインやサイズはごく一般的・視認性も十分快適

 リフレッシュレート120Hzの7インチ(1920×1080ドット)のタッチディスプレイは、コスパが高いとはいえ粗悪なパネルといった感じもなく、こちらも一般的なフルHDの液晶ディスプレイといった感じ。価格を考えれば、十分な性能を持っている。輝度は450nitsとROG Allyの500nitsよりは低いが、外の太陽光下でもなければ視認性が悪いということもなく、宅内では暗いと感じるほどではない。

解像度もフルHDあるので、7インチとしては視認性も及第点

 デザインはごく一般的。黒を基調とし、角はやや丸みを帯びながらも、若干ボッテリとしたボディーとなっている。左に備えるD-Padは、可もなく不可もないごく一般的なもの。入力反応が悪いということもないが、特別操作しやすいこともない及第点なもの。

 ジョイスティックには最近流行りのホールセンサーを備えないが、こちらも短い期間だが使用していてドリフト現象が起きるなどといったこともなかった。キャリブレーション機能は普通に備えるので、特に困ることはないだろう。

 トリガーボタもは深さを変えるなんて機能もなく、こちらも及第点な作り。深さ的にはXboxコントローラーに近く、違和感なく使えた。

トリガーボタンを教えているところ

USB4を上下1ポートずつ備える

 インターフェースは上部にUSB4、下部にUSB4、microSDカードスロット、3.5mmヘッドホンジャックを搭載。下部の方が充実しているため、サードパーティ製のドッキングステーションやタブレットスタンドに置いた場合、多くのインターフェースにはアクセスできないものの、USB4が上下で2基ある点もゲーム機型PCのハイエンド機と同じと考えれば利便性は高い。

上部は音声調整と指紋認証付きの電源ボタン、USB4を1つ備える
下部にはmicroSDカードスロットと、USB4、3.5mmヘッドホンジャックを実装

 背面にカスタムボタンはなく、“TENKU LUNA”と製品名が記されている以外の模様や、グリップ部に滑り止めのシボ加工もないシンプルなデザイン。

中央寄りに大きめの通気孔が2つあり、ここから吸気して上部から空気を出して冷却する。中央下部にはシリアルナンバー(SN)を記したシールが貼られていた
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