文●ハッチ 提供: エムエスアイコンピュータージャパン

MSIは今年の6月に台北で開催されたCOMPUTEX 2025にてCPUにAMD「Ryzen Z2 Extreme」を採用したゲーム機型PC「Claw A8 BZ2EM」を発表し、展示した。同社はこれまでインテル製CPUを搭載したゲーム機型PCのみを販売してきたが、「Claw A8 BZ2EM」はゲーム機型PCとしては同社初のAMD CPU搭載機となる。
発売は8月28日から順次とのことで、市場想定価格は15万9800円(税込)の予定とのこと。価格は既に発売しているインテル「Core Ultra 7 258V」を搭載した同社の「Claw 8 AI+ A2VM」と同価格帯となる。
そんな「Claw A8 BZ2EM」は、まだゲーム機型PCを購入したことがない人にもオススメなメリットが満載だ。結論を最初に言うと、以下のような5つの理由がメリットになる。
2、デュアルカラーデザインでおしゃれ
3、高速なUSB4×2やWi-Fi 7の無線LANなど最新規格がてんこ盛り
4、AI機能でパフォーマンスを自動で最適化
5、ゲーム機型の不便さを解消できるクイックセッティングが秀逸
今回は、発売前の試作機をいち早くお借りしたので、上記の理由がいったいどういったことなのかも踏まえ、細かく機能や性能について解説したい。
おしゃれなデュアルカラーのデザインを採用
「Claw A8 BZ2EM」は正面のフレームがNeon GreenとPolar Tempestの2色で、背面がブラックのデュアルカラーを採用している。また、形状も近未来の戦闘機のようなフォルム、手の平が当たる部分がシボ加工になっているなど、スタイリッシュでおしゃれなデザインになっている。ただし、Neon Greenカラーは海外向けとなっていて、今のところ国内での発売予定はないとのこと。

8インチWUXGA、120Hzのディスプレイを採用
ディスプレイサイズは8インチで、解像度が1920×1200ドットのWUXGA、リフレッシュレートが120Hz。アスペクト比は16:10と最近ノートPCでも増えている従来よりもやや縦に長い比率となっている。輝度は500nitsで、パネルはIPS相当、かつVRRにも対応する。

ボタン配置は従来機を踏襲。画面左側にはビューボタンと、後述するMSI Center Mボタン、右側にはメニューボタンとクイックセッティングボタンを搭載。
十字キーではなく丸形のD-Padも備え、ジョイスティック周りはLEDライティングで光る。従来機も再度借りて比較した訳ではないが、おそらくジョイスティックとD-Pad、XYABボタンのサイズも、従来機と同じだと思える。また、ジョイスティックにはドリフト現象を抑えるホールエフェクトセンサーも実装している。
インターフェースは上部に集約、USB4×2などを備える
インターフェースは上部に集約。USB4×2とマイクロSDカードスロット、3.5mmのオーディオジャックを備える。競合機種の中には、底面にもUSBポートを搭載する機種もあるが、スタンドなどに立てて使う場合はアクセスし辛いので、上部にのみ集約してくれているのは地味にうれしい。


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