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即日売り切れた8万円台のゲーム機型PC「TENKU LUNA」は、実際コスパに見合った製品だったのか?検証してみた

目次
  • 文●ハッチ

ストレージの速度はハイエンド機とそん色なし

 では、最後にTENKU LUNAの性能をチェックしていきたい。本機のスペックは以下のとおり。CPUは2年前に発売された「AYANEO AIR 1S」などと同じで、メモリーは初代ROG Allyの16GBよりは多く、最近のハンドヘルドPCとしては一般的といったところだ。

 余談だが、筆者の仕事の兼ね合いでTENKU LUNAの執筆が大幅に遅れた。計測時期は2025年の5月後半ころなので、4ヵ月ほど前のデータを参考にしている。そのため、さまざまなアップデートで多少数値が変わっている可能性がある点はご了承頂きたい。

一応CPU-Zでチェック。最新のハンドヘルド向けAMD CPU「Ryzen Z2 Extreme」などと同じ4nmプロセス製造で、TDP 28W
マザーボードのManufacturer(製造メーカー)はTENKUになっていた
メモリー容量は32GBになっている
内臓GPUはRadeon 780M

 ストレージは中国でフラッシュメモリーのハードウェアとソフトウェアの両方を開発するメーカーLongsys社の産業機器向けブランドFORESEEの「XP2100F001T」となっていた。

ストレージについては、CristalDiskInfoで確認

 ストレージの速度はCrystalDiskMark 8.0.6で確認。シーケンシャルリードは約5309MB/sと、4300ほどの初代ROG Allyなどよりは速い。PCIe 4.0×4のストレージでは、7000MB/s以上という製品もあるが、十分高速な部類と言える。ハンドヘルドPCの搭載ストレージだと、シーケンシャルライトも2000MB/s前後という製品もあるなか、約4843MB/sも立派な数値だ。

 より、ゲームプレイに即したベンチマークとして3DMarkの「Storage Benchmark」でも計測。スコアは2242とCrystalDiskMarkではシーケンシャルリードが約7003MB/s、シーケンシャルライトが約6133MB/sとTENKU LUNAよりも高速だった最新のMSI「Claw A8 BZ2EM」の2091を超えている。

 この結果を参照するならば、ほかパーツとの兼ね合いで、実ゲームでのロード時間などは、最新の高性能機をも超えるほどの性能を有しているとも言える。

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