- 文●ハッチ 提供:ASRock

2025年6月に発売されたRadeon RX 9060 XTは、2025年に発売されたRDNA 4アーキテクチャに対応した最新のRadeon RX 9000シリーズのエントリー向けGPUだ。Radeon RX 9000シリーズは、レイアクセラレータ―が第3世代に変わり、AIアクセラレーターも第2世代となり、飛躍的な進化を遂げている。
それにより、従来モデルでは弱点とされてきたレイトレーシング性能も向上している。また、現在AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)というアップスケーリング技術にて、低解像度で描画した画像を高画質化しつつフレームレートを向上させている。
そうしたなか、AMDは近日AMD RDAN 4のGPUを使用し、次世代のML(機械学習)を活用したAMD FSR Redstone(FSR Redstone)という新機能にバージョンアップするとアナウンスしている。FSR Redstoneには、アップスケーリングや、フレーム生成、MLを使用する間接光の予測、リアルタイムのノイズ除去といった4つの機能を備えるという。
今回はセールでも非情にお買い得で、近くアップデートされるFSR Redstoneといった最新機能も使えるRadeon RX 9060 XT Challenger 16GB」で、どれぐらい最新ゲームが快適にプレイできるのかを確認してみたい。
ASRock独自のStriped Axial Fanを採用した2連ファンのコンパクト設計
まずは、今回ピックアップした「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB」について、簡単におさらいしておきたい。「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB」は、ASRockのエントリーブランド「Challenger」シリーズのモデルだ。

以前、ASRockの原口氏にインタビューした時の記事も参考にして欲しいが、比較的お買い得な価格帯でありながら、ゲームクロック2700MHz(リファレンスは2530MHz)、ブーストクロック3290MHz(リファレンスは3130MHz)とリファレンスモデルよりは高い性能を有している。

さらに、同社が培ってきた半導体を上手く動作させる技術などが、トップダウンでふんだんに盛り込まれていて、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっている。
本シリーズの従来モデルは、光る部分を持たないデザインとなっていたが、Radeon RX 9000シリーズからは、上部のラインが光り、ワンポイントとして目を惹く仕様になっている。LEDは本体に搭載する物理スイッチでオン/オフが切り替えられるので、光らせたくないという人にも安心だ。


ミドルクラス以上のビデオカードは3連ファンだが、本モデルは2連ファンとなっているため、スペースの限られたコンパクトケースなどにもおすすめだ。
ファンは、ファンブレードにストライプの出っ張りが並ぶ「Striped Axial Fan」となっている。このストライプ構造が空気の流れを誘導し、研磨されたブレードの背面効果も相まって、空気圧を高めて強力な冷却を行っている。以下は、公式が公開している「Striped Axial Fan」の動画なので参考にして欲しい。

また、作業負荷が軽い時は、ファンが停止する0dBサイレントクーリング技術を採用しているため、ゲームプレイ中などの負荷が高い時以外は、ファンが止まり静音性を保てる。
さらに、ヒートパイプは接触面を多くし、ヒートパイプと積層フィンの隙間は最適化して、効率よく放熱できるようになっている。それに加え、エントリーモデルながら各位相に対して最大 50A の連続電流を制御するDr.MOSや、プレミアム90Aパワーチョーク、高密度ガラス繊維のPCBといった、ミドルクラス以上のビデオカードに採用されるような高品質なパーツも搭載し、高品質で高性能な性能を有している。




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