- 文●ハッチ 提供:ASRock
『NINJA GAIDEN 4』は4Kでも90fps前後と快適
次は10月21日に発売されたばかりの『NINJA GAIDEN 4』のフレームレートをピックアップ。ここからはすべて垂直同期をオフにして、CapFrameXにてフレームレートを計測している。本作は13年ぶりとなる「NINJA GAIDEN」シリーズの最新作。新主人公となるヤクモが過去作の主人公「リュウ・ハヤブサ」が封じた「黒龍」を討つべく東京摩天楼へ赴く……。

『NINJA GAIDEN 4』は、FSRの解像度優先、グラフィックプリセットは「高」にしてフレームレートを測定した。

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Radeon RX 9060 XTは、WQHDで平均96.8fps、1% Low Avarageでも76.3fpsと60fpsを超え、かなり快適にプレイできる数値を示している。4K高解像度でも47.3fpsで、1% Low Avarageも41.4fpsと30fpsを超え、特に動作が重いという感じもなかった。
『NINJA GAIDEN 4』はソロのアクションゲームであるため、これでも十分遊べるレベルだが、画質設定をパフォーマンス重視にするなどすれば、Radeon RX 9060 XTでも4K高解像度で、より滑らかな映像で楽しめそうだ。
『SILENT HILL f』は4Kでも画質設定次第では75fps以上
今度は竜騎士07氏が脚本を手掛け、日本を舞台とした世界観と物語に注目が集まった「SILENT HILL」シリーズ最新作『SILENT HILL f』のフレームレートをチェックしたい。『SILENT HILL f』は、フルスクリーンでは解像度が変更できないため、解像度は3840×2160ドットの4Kに固定し、FSRは有効。プリセットを変更してフレームレートの違いを確認してみた。


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『SILENT HILL f』は霧が立ち込めるビジュアルのため、そこそこ動作は重く、CPU内蔵GPUで動作するゲーム機型PCなどではフルHDでもギリギリだが、Radeon RX 9060 XTは4K高解像度のクオリティ重視でも平均44.3fpsと、Radeon RX 9070 XTと約4fps差、1% Low Avarageでも36.3fpsとまずまずな動作でプレイできている。
激しいアクションが必要なゲームでもなく、そこまで素早くキャラクターを動かすゲーム性でもないため、4Kの高精細なビジュアルで本作の世界に浸れそうだ。
『空の軌跡 the 1st』は4KでもMedium設定で120fps近い高フレームレートに!
日本ファルコムの名作RPG「軌跡」シリーズの第1作目のリメイク作である『空の軌跡 the 1st』は、Radeonドライバとの相性の問題か、解像度を変更するとフルスクリーンでもなぜか画面が小さくなって、左上端に収まったりするため、『SILENT HILL f』と同じくディスプレイ解像度のママでのプレイがオススメだ。
そのため、3840×2160ドットと解像度は固定したママ、グラフィックプリセットを変更してフレームレートを測定した。


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グラフィックプリセットが最高の「Ultra」だと、Radeon RX 9060 XTは平均39.4fpsと60fpsを割っている。このままでも画面のカク付きやもたつきは感じない。また、クイックバトルという新しいアクション性の高い操作はあるものの、本作はソロプレイのRPGなのでフレームレートの影響も少なく十分快適に遊べる。
もし、エフェクトの激しいボス戦などで画面のカク付きなどを感じた場合は、プリセットを変更すれば良い。「Medium」まで落とせば、Radeon RX 9060 XTでも平均118.4fpsとなり、120Hzの高リフレッシュレートのディスプレイの性能を活かせる。
レスレリアーナのアトリエは4K&High設定でも100fps超え
もう1作品RPGで見ておきたい。「アトリエ」シリーズの最新作『紅の錬金術士と白の守護者~レスレリアーナのアトリエ~』は、2人の主人公がかつて災害に見舞われた故郷の復興と真実を求める姿を描く。タイムラインコマンドバトルを採用した戦闘をしながら素材を集めたり、ショップ経営だったり、ランダムダンジョンといった要素も楽しめる。
本作は解像度を変えただけでは、ほとんどフレームレートに差が生じなかったため、解像度とグラフィックプリセットを順次落としてフレームレートを測定してみた。


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『紅の錬金術士と白の守護者~レスレリアーナのアトリエ~』は、フレームレートに「無制限」設定があるものの、なぜか150fpsまでで頭打ちになる。
そのため、Radeon RX 9060 XTはフルHD&Low設定だと、平均148.8fpsとRadeon RX 9070 XTとほぼ変わらない数値となっている。また、4K&「High」設定でも平均107.8fps、1% Low Avarageも38.9fpsとまずまずで、体感的にはほぼ変わりがない。十分4Kの最高設定で快適に遊べるポテンシャルはあると言えそうだ。
『PowerWash Simulator 2』はWQHDで125fps以上と滑らか動作
今度は変わり種ということで、止め時が分からない中毒性のある10月23日に発売されたばかりの「PowerWash Simulator」の最新作『PowerWash Simulator 2』を取り上げてみたい。
モデル品質は「最高」にしてフレームレートを測定している。


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『PowerWash Simulator 2』は3840×2160ドットの高解像度だとRadeon RX 9060 XTだと平均60.4fpsと低めだが、それでも60fpsを超え、普通に滑らかな映像で遊べている。WQHDになると平均125.5fpsと、より滑らかになるので、ヌルヌルとした動作で汚れを落とす様を見たい人は、設定を調整すると良いだろう。

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