- 文●ハッチ 提供:ASRock
Radeon RX 9060 XTは4K高解像度でも、最新ゲームがそこそこ快適に遊べる
では、実際のところRadeon RX 9060 XT Challenger 16GBでは、どれぐらいPCゲームが快適にプレイできるのだろうか。今回は10本の比較的新しいPCゲームをピックアップして、性能を検証してみた。Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB以外にも、より高性能で白PC自作では鉄板の「Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16GB」も加え、性能差をチェックしている。




『Call of Duty: Black Ops 7』はレイトレ使ってもWQHDで75fps以上
まずは、FSR Ray Regenerationに初めて対応した『Call of Duty: Black Ops 7』のゲーム内ベンチマークにてフレームレートを測定した。
冒頭でAMDは、近くFSR Redstoneという新機能を実装予定としたが、『Call of Duty: Black Ops 7』は初めてFSR Ray Regenerationに対応するとしている。
FSR Ray Regenerationは、FSR Redstoneの一部の機能で、スパースサンプル(ごくわずかなサンプル)からフルクオリティーのレイトレーシングを、AIにて推論・復元することで、レンダリングの負かを軽減しつつ。シャープでノイズのないビジュアルを実現するとしている。
今回はグラフィックプリセットを最上位の「極限」、AMD FSR 4のプリセットは「クオリティ」とし、AMD FSR 3フレーム生成は有効、レイトレーシングリフレクションは「高」、FSR Ray Regenerationも使用してフレームレートを計測している。グラフィックプリセットでは、文字数が長いため図版では「品質」で統一している。


Radeon RX 9060 XTはエントリーモデルであるが、AMDは1920×1080ドットのフルHDから、画質設定次第では2560×1440ドットのWQHDでのゲームプレイに適したGPUとしている。その謳い文句通り、Radeon RX 9060 XT Challenger 16GBはフルHDであれば、最高設定の「極限」でも平均124fpsと、高リフレッシュレートのディスプレイが活かせるフレームレートで動作している。
WQHDでは平均76fps、1% Low Averageでも43fpsとなっている。平均で60fpsを超えているので、これでも十分プレイできるが、より高フレームレートを狙うなら画質設定をパフォーマンス重視にしたり、レイトレーシングを無効にして動作の軽量化を図れば、120fpsを超える可能性はある。
エントリーのビデオカードでここまでの高い性能を示しているのは、VRAMが16GBあることも要因として挙げられるが、FPSの入門機のPC自作には持ってこいの製品とも言えそうだ。

コメント