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+5Vブースト機能や温度監視センサーなど独自機能も満載!?ASRock、電源ユニットの説明会を実施

信頼性の高い部材で10年と長期の保証を実現

 そのほか、同社は流体軸受のボールベアリングを採用し、Steel legendより上のモデルは、すべて日本メーカー製のコンデンサーを採用する。そのため、ミドルレンジのSteel legendも10年保証という長期保証が実現している。

 Challengerは台湾製ではあるが、MTBFは日本製と同じ100000時間となっているので、高い信頼性はあるが保証期間が10年でないのは、コストを抑えるためとしている。

 また、ATXの規格では50mV以下に抑えるようにという仕様があるがこれは努力義務で、他社では守られていない製品もあるが、同社は30mVと超低ノイズとリップルを実現しているという。さらに、インフィニオン製のCoolMos+SiCショットキーバリアダイオードを採用している。

 理由としては昨今、窒化ガリウムのMOSが変換効率も良いと採用されているが、窒化ガリウムは1000V以上の高い電圧で真価を発揮するものなうえ、まだ長く使われていないため、信頼性に疑問があるため最新のインフィニオン製のMOSを採用したとしている。

サイズが抑えられている点も要注目ポイント

 最上位のTaichiシリーズは、1650Wと1300Wのモデルを発売。競合他社のハイエンドな電源ユニットは、サイズが220mmと大きく、E-ATX対応のPCケースにしか入らない場合もあったが、180mmと幅が一般的なサイズなので通常のATXケースで乗せられるのがポイントとのこと。

電源には珍しく化粧箱に取っ手が付いている

 Phantom Gamingシリーズは、一部国内で発売されない容量もあるが、750Wから1600Wまで幅広いモデルが用意されている。80 PLUS Goldだが前述したようにモデルによっては、+2%とPlutinumが取得できるほどの仕様になっている。また、1000W以下のモデルは150mmとより小さく、MicroATXケースにも入るサイズに収まっているという。

 Steel Legendシリーズは、唯一年内の12月13日以降に順次発売する予定で、店頭予想価格はカラーがブラックで1000Wの「SL-1000G」が2万9800円。850Wの「SL-850G」が1万9980円、750Wの「SL-750G」が1万7800円、カラーがホワイトで1000Wの「SL-1000GW」が3万980円、850Wの「SL-850GW」が2万980円となっている。

 ATX3.1に対応した製品でいうと、ほぼ最安クラスといった価格なうえ、10年保証というのはかなり魅力的だ。ケーブルに温度センサーは付いていないが、UL規格の耐熱ケーブルで、コンデンサーはすべて日本製になっている。

Steel Legendは白と黒の両方が用意されている

 Challengerはサイズが140mmと他のモデルよりもさらに小型。ケーブルの脱着はできないが、昨今のPCケースは裏配線のスペースが広く確保されているので、あまり問題にならないと感じたと原口氏。また、750Wからは12V-2×6ケーブルを備えているとしている。

化粧箱は日本語に対応

 電源ユニットは数字で分かるところもあるためか、化粧箱が日本語化されていないことも多いが、原口氏は店頭で店員さんがお客様に説明する際に、化粧箱の裏の説明を見せながらの方が応対し易いだろうという配慮から、自ら日本語訳を作り国内販売製品に関しては日本語化したという。

 また、分解でもしないと見ることはないが、電源ユニットの内部のパーツにもASROckとメーカー名が記載されているという。同社が電源ユニットを発売することが発表された際は、SNSでも大きな話題となっているほど、根強いファンも多いのでユーザーの期待も高い。

Challengerは一番分かり易く、覗き込むと緑色のASRockのメーカー名が見える

 Steel Legend以外の製品は、2025年1月以降順次発売される予定とのことなので、続報にも期待したい。

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