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Radeon RX 9070 XTでは4Kで150fps超え、『Battlefield 6』は原点回帰に成功した良作!キャンペーンとマルチプレイをレビュー

目次
  • 文●いちえもん 編集●ハッチ

“原点回帰”に全振りしたマルチプレイ

 目玉というべき『Battlefield 6』のマルチプレイについては、冒頭で触れた原点回帰が主軸になっている。シリーズ伝統というべき「コンクエスト」「ラッシュ」「チームデスマッチ」から、新モードの「エスカレーション」「」まで、新旧のゲームモードがそろい踏みだ。

原点に回帰したマルチプレイ

 また、これまで最大で128人(64vs64)のプレイヤーが参加できる大規模戦が主流だったが、本作は最大64人(32vs32)に縮小された。参加人数の縮小にともない、マップの広さも改善され、移動が比較的スムーズになった気がする。

広すぎず狭すぎずのマップ。過去作の大規模マップと比べると移動が容易に

 本作のマルチプレイを体験したところ、古き良きバトルフィールドシリーズの醍醐味をもう一度体験できたことに喜びを感じた。破壊描写はもちろん、攻守のバランスがとれたマップの数々、懐かしの兵科システムなど、昔ながらのシリーズ作品に郷愁めいた感情を抱いたものだ。筆者が好きだった『バトルフィールド3』『バトルフィールド4』に近いかもしれない。

突撃兵、工兵、援護兵、斥候兵の4クラス
アサルトライフルやサブマシンガン、ショットガンなど多種多様な武器。条件を達成させると新しい武器がアンロックされていく

 高低差のあるマップや広々としたマップなど、バラエティに富んだロケーションも魅力的だった。高い場所から敵を襲撃したり、別ルートで裏取りをしたりと、多彩な立ち回りができる構造になっている。臨場感あふれる銃撃戦だけでなく、最適なアドバンテージを模索する楽しみ方もできそうだ。

迷路のように入り組んだ路地
開放的なマップ

原点回帰の一方で、独自の面白さは希薄……

 全体的に懐かしいと感じた一方で、プレイ時点では『Battlefield 6』独自の新しさが垣間見えなかった。第一印象としては、グラフィックの刷新とゲームプレイの改善が施された、『バトルフィールド3』『バトルフィールド4』だ。

原点回帰に成功している一方、独自の新しさを見出せないところが気になってしまう

 新しさを強いて挙げるとすれば、瀕死状態の味方を安全な場所までひきずることができる点だろうか。

倒れた味方を安全な場所まで引きずってから蘇生

 本作に収録されているマップとゲームモードは、「安定かつ快適なゲームプレイを実現させる」ことに重きを置いているように感じられる。リリース当初に不具合が頻発するなど、過去作の失敗を成功に変えた点は見事と言ってもいい。しかし、『Battlefield 6』でしか味わえない新しさは、今のところは皆無。

予測不可能な過酷な戦いを強いられるところは「バトルフィールド」シリーズならでは
倒れた仲間を見つけ次第蘇生を行うなど、チームワークが不可欠。これも「バトルフィールド」シリーズの醍醐味

 新コンテンツといえば、10月29日に「シーズン1」と基本プレイ無料のバトルロイヤルモード「REDSEC」が実装されたばかりだが、まだ発展途上といった印象が強い。発売されたばかりだから無理もないのだが……。

 それでも、過去作よりも安定した面白さが味わえるようになったのは評価に値する。リリース直後に本作をプレイしたが、全体的に「バトルフィールドらしさ」が際立っていて、期待以上の出来であったと感じている。今後のアップデートに期待するとしよう。

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