- 文●いちえもん 編集●ハッチ
Radeon RX 9070 XTなら4Kでも150fps超え!
最後にゲームの動作がどれほどかを検証して結果をみていきたい。検証は以下環境にて行った。グラフィックス設定のプリセットは最上位の「オーバーキル」にし、FSR(AMD FidelityFX Super Resolution)のクオリティ、フレーム生成を有効にしてCapFrameXにてフレームレートを測定している。
| 検証環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 7 9700X」(8コア/16スレッド、最大5.5GHz) | 
| ビデオカード | ASRock「AMD Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16GB」(16GB GDDR6) | 
| マザーボード | ASRock「X870E Nova WiFi」(AMD X870E、ATX) | 
| メモリー | CORSAIR「CMH32GX5M2B5200Z40K」(16GB×2、DDR5-5200) | 
| ストレージ | Western Digital「WDS200T3X0E」(2TB、PCIe 4.0) | 
| 電源ユニット | SUPERFLOWER「LEADEX PLATINUM SE 1000W」(80PLUS PLATINUM、1000W) | 
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」(25H2) | 

Radeon RX 9070 XTなら、解像度が3840×2160ドットの4Kでも平均151.1fps、1% Low Averageでも100fpsを超え、とても滑らかな映像でゲームがプレイできる。2560×1440ドットのWQHDまで落とせば、平均230.4fpsと240fpsに近いフレームレートにまで上がるため、240Hzの高リフレッシュレートのディスプレイを活かしたいなら、WQHDまで落とすのもアリだろう。
『Battlefield 6』は1つ前の『Battlefield 2042』よりも軽い傾向にあり、別件で検証したミドルローのビデオカードであるGeForce RTX 5060を搭載したPCでも、今回と同じ画質設定でDLSSx4を使用すれば、平均120fpsを超えていた。そのため、フレーム生成が使える最新世代のGPUを搭載したPCであれば、WQHD以上の解像度で快適に遊べるようだ。
原点回帰に成功した良作だが、今後の動き次第では神ゲーに?
エレクトロニック・アーツが「バトルフィールド」シリーズと真摯に向き合い、コミュニティと連携して作り上げた『Battlefield 6』。前評判通り、本作は原点に立ち返ったシリーズ最新作であった。久しぶりのキャンペーンモードと現代戦に懐かしさを見出し、あの頃の面白さが幾度もフラッシュバックしたくらいだ。
その一方、唯一無二の新しさが希薄である点はどうにも否めないところだ。早急とまではいかないにしろ、現状は次のシーズンアップデートに期待するほかない。今後の進展によっては、シリーズ随一の作品になりうる。もしかすると、神ゲーになるのでは……?
本作は一長一短が際立っているが、現時点では「面白い」の評価だ。「すごく面白い」のレベルに達するか否かは、運営の手腕にかかっている。発売されたばかりの『バトルフィールド6』が、今後どのような進化を遂げるのか。さらなる発展に期待しながら、本作をプレイしてみてはいかがだろうか?
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