- 文●いちえもん 編集●ハッチ
『龍が如く 3』の強敵・峯義孝が主役の外伝ストーリー
『龍が如く3外伝 Dark Ties』も試遊できた。本作は、『龍が如く 3』に登場していた峯義孝が主役を務める外伝ストーリーである。
これまでの「龍が如く外伝」シリーズは単体で販売されていたが、本作は『龍が如く 極3』とセットで販売される。桐生の物語から始めるか、峯の物語から始めるかはプレイヤーの自由というわけだ。

峯は、冷静沈着ながらも狂気的な一面も併せ持つインテリヤクザだ。オリジナル版では、桐生一馬の前に立ちはだかる敵として登場していた。
峯は『龍が如く3』のみの登場キャラクターだが、ギャップのある性格やルックスの良さも相まって、「龍が如く キャラクター総選挙」では上位にランクインされている。
『龍が如く3外伝 Dark Ties』では、ファンから絶大な人気を得ている峯のバックストーリーが展開される。ベンチャー企業のトップだった峯が、裏社会に進出したきっかけや歩みを追体験することができる。峯の知られざる魅力を把握できるため、ファンはマストプレイと言えるだろう。

峯の戦闘スタイルについては、桐生のような堅い喧嘩殺法ではなく、シュートボクシングをベースにしたものだ。俊敏な身のこなしで相手の攻撃をかわしつつ、隙を見つけたら素早いコンボ技で相手を下していく。
スタイリッシュな動きが顕著だが、内なる闇を開放することで非道なアクションを発動できるように。「闇覚醒」と呼ばれるものだ。発動中は通常のスタイルよりも攻撃力が高まるため、早くケリをつけたい場面で大いに役立ちそうだ。冷静と狂気を併せ持つ峯の人格が、技に反映されているように見える。


『龍が如く3外伝 Dark Ties』のゲームプレイは、全体的に『龍が如く 極3』とほぼ同じといった印象を受けたが、独自のコンテンツもいくつか存在する。その例に当てはまるものを挙げると、「神田カリスマプロジェクト」と「地下ファイトクラブ(サバイバル・ヘル)」の2点だ。
まず神田カリスマプロジェクトは、東城会直系錦山組若衆・神田強の評判を上げることを目的としたもの。神田の評判を上げるため、峯は住民の悩みを解決することになる。神室町を探索し、不良に絡まれている住民を助けるなど善行を積んでいく感じだ。



悩みを解決すれば神田の評判が上昇し、結果によっては神田との人間関係を描く「絆ドラマ」に発展することも。
特別に絆ドラマを体験させてもらったのだが、終始クズな神田と、峯の建前と本音(辛辣)が交錯する会話劇に思わず笑みがこぼれてしまった。峯の意外な一面を拝むために、神田カリスマプロジェクトを完遂してもよいだろう。


もうひとつの地下ファイトクラブは、過去作にもあった「地下闘技場」を彷彿とさせるが、ルールとゲーム性は従来と大きく異なっている。今回体験した「サバイバル・ヘル」は、従来のように1vs1で敵を倒すトーナメントではなく、敵が徘徊する地下ダンジョンからの脱出を図るといった内容だった。
ダンジョン内を徘徊する敵を倒しつつ、最後のボスを倒して隠された宝を持ち帰ることで、峯を強化することが可能。宝は攻撃スキルの増加など攻略に役立つものばかりなので、ダンジョンの宝を獲得することが肝になっている。イメージとしては、最近流行りの「脱出シューター」に近いかもしれない。

峯を主役とした『龍が如く3外伝 Dark Ties』もやり込み要素が豊富で、メインそっちのけで寄り道したくなる。『龍が如く 極3』と合わせるとプレイボリュームは膨大であると容易に想像できる。つまり、ガッツリ楽しめるということだ。リメイクされたシリーズ第3弾もそうだが、峯のバックストーリーも興味深いと感じた。



まとめ:リメイクと新作が1本にまとまった注目作
桐生の物語と峯の物語を1つにまとめた『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』。『龍が如く 3』のリメイクは懐かしさと新しさのハイブリッドであるのに対し、『龍が如く3外伝 Dark Ties』は完全新規の作品となっている。そんな2タイトルをまるごと遊べてしまう点は贅沢以上の何物でもない。
16年前の名作が華麗にリメイクされたことに加え、2タイトルに収録されているコンテンツの充実ぶりに驚くだろう。あまりに豊富なので、完全コンプリートできるだろうかと不安になったくらいだ。
なお、本作の体験版は近日中に配信される予定だ。桐生と峯の物語を発売前に体験してみたい人は、近々配信される体験版を触ってみてほしい。もし気に入ったら、2月12日に発売される製品版を購入してみてはいかがだろうか。
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