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KTU氏がケースファンなどでどうCPUやMOSの温度が変わるかの興味深い検証を解説!「Thermaltake新製品発表会2026」レポ

目次
  • 文●ハッチ

ケースファンの影響でCPUやMOS温度がどう変わるかKTU氏が解説!

 一般来場者様向けセッションでは、テクニカルライターの加藤勝明氏(KTU)が登壇。配信前には、電源ユニットがプレゼントされるじゃんけん大会が開催され、大いに会場が盛り上がった。

テクニカルライターの加藤勝明氏(KTU)

 加藤氏は「イマドキのPCケースとAIO水冷をどう運用するのか?」といったテーマで解説を行った。PCケースはPCパーツの中でも特に流用し易く、10年は使っているといったユーザーも珍しくない。PCケースのトレンドは色や素材、フロントパネルの機能と進化を遂げ、新企画への対応。

 さらには、側面がアクリルから強化ガラス、そしてピラーレスと、見せ方が進化していると説明。ピラーレスケースはフロントに支柱がなく、内部が一望できるケースの総称。フロントにファンが設置できず、支柱がないため荷重に制限があり、適当に配線するとすぐにバレるなど、その特徴を紹介した。

 そうしたピラーレスの特徴を解説した後に、時代は梁(ビーム)を除去したビームレスなのでは?と持論を展開。ビームレスはThermaltakeの「View 390 Air」のように、上部から側面を覆うL字型の弯曲強化ガラスを採用。マザーボードの上部から天井までの空間が広く使え、床置きしても内部が見える構造をしていると解説した。

 View 390 Airは最大で11基ファンが搭載でき、マザーボードの上部に6インチ液晶が搭載でき、各社の背面コネクターマザーボードに対応すると特徴を紹介。そのうえで、CPUクーラーに使うのは空冷か、AIO水冷かどちらが良いのか、ケースファンの最適解はどれなのかを検証で確認したと検証結果を公開した。

 加藤氏は単純に空冷と水冷の冷却性能だけでなく、フロントファンの有無や数、ラジエーターのホースの向き、ラジエーターファンの向きによって、CPUやMOSの温度にどう影響出るか、多数の組み合わせが考えられる。今回時間が許す限りで、加藤氏的には8割5分ほどと完全に納得した検証ができなかったと前置きをしながら、検証データを見せて解説した。

CPUクーラーは空冷がThermaltake「ASTRIA 600 ARGB」、水冷が「MINECUBE 360 Ultra ARGB Sync」で検証したとのこと
CPU周辺の空気をケースファンで動かし、エアフロ―を作ることでMOS温度を下げられると解説
検証環境

 まず加藤氏は、フロントにファンを搭載しない時の空冷と水冷の冷却結果では、当然ながら水冷の方が負荷をかけた際にCPU温度が70℃に到達しない冷却性能を見せたと解説。そのうえで、フロントファン(200mmを2基)を搭載すると、空冷と水冷どちらもわずかにCPU温度が下がったとした。

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 一方で、CPU周辺にあるMOS(MOSFET)は、フロントファンがない場合だと背面ファンだけだとCPU周りの空気があまり動かないため、水冷の方が温度が高くなる。しかし、フロントファンを搭載すると、水冷の方がポンプヘッドが、空冷よりも面積が少なくフロントファンからのエアフローの障害になり難いためか、水冷の方が温度が低くなると推察を語った。

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 次に加藤氏は、水冷時にフロントファンがない時と、200mmファン×2、120mmファン×3でCPU温度に差があるかの検証を紹介。その結果は若干120mmファン×3の時の温度が高いようにも見えるが、ポンプヘッドのみであれば影響はほぼないとした。

 同じ条件でMOS温度に関しては、フロントファンがある方が温度は下がり、こちらでも若干200mm×2の方が温度が低いように見えるが誤差の範囲かとしている。いずれにせよ、水冷であってもフロントファン構成の方がMOS温度が下がるため、重要だとした。

 今度はラジエーターのファンを排気と吸気にした際のCPU温度の比較を公開。これは、1度から2度とわずかだが、排気の方が吸気よりも温度が下がったとのこと。

 MOS温度の方もラジエーターファンが排気の方が温度が下がっている。これは、Thermaltakeも推奨しているラジエーターに空気を吹き付ける、つまりは排気の方が冷える証左となっている。

 そして、GPU温度は吸気にすると、ラジエーターの熱を帯びた空気が入ってくるので、当然GPU温度も上がる。そのため、後半負荷を下げたアイドル時もラジエーターからの熱で、負荷をかけてなくても温度が徐々に上がったとのこと。

 最後に加藤氏はラジエーターのホースを上にした時と、下にした時のCPU、MOS、GPUの温度の結果を紹介。ホースの向きによってもエアフローに影響が出るのかといった検証だが、MOS温度は若干ホースが下の方が低いが、CPUとGPUはほぼ変わらず、あまり影響は出ないとした。

 ただし、「MINECUBE 360 Ultra ARGB Sync」のようにディスプレイを4面持つポンプヘッドの場合などは、ホースの出し先が固定されるので、あまり冷却に影響がないのでホースを上部に持っていった方が良いなど、ポンプヘッドの形状によっても考える必要があると解説した。

今回の構成でホースを下にすると、GPUを横切る形になるので、ボード長がもっとあるビデオカードだと難点とも

 本内容はYouTubeに配信されアーカイブされているので、より細かく知りたい人は動画をチェックしよう。

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