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変形機構で意欲を感じるデュアルOLED搭載Androidゲーム機「ONEXSUGAR SUGAR1」、その特殊な機能と可能性を探ってみた

目次
  • 文●ハッチ

人気タイトルや比較的新しいゲームもほぼ60fps貼り付きでプレイ可能

 では、最後に気になる性能をチェックしていきたい。できれば、自分の所持しているAndrodiスマートフォンと、ゲーム機の計測はやり直したかったが、生放送も控えていて時間の制限があったため、今回は断念した。計測ソフトウェアのバージョンや、計測時期によってOSバージョン、ドライバーなどが異なるため、多少比較機のスコアは上下しているはずなので、あくまで過去データの参考値として欲しい。

 比較機と「ONEXSUGAR SUGAR1」のスペックの一覧は、以下のとおり。「ONEXSUGAR SUGAR1」は、ファンを「急速」、性能を「スマート」に設定。「ROG Phoneシリーズ」は最も高い性能を発揮する「Xモード」を有効にし、給電した状態で計測している。

 まずは、モバイルデバイスの性能検証では定番になっている「AnTuTu Benchmark」のスコアを見ていきたい。

 さすがに、Qualcommのスマホ用最上位SoCの「Snapdragon 8 Elite」を搭載する最新のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 9 Pro Edition」には劣っているが、それでも2024年発売の「ROG Phone 8 Pro Edition」よりは、スコアで30万は上回る高いパフォーマンスをみせている。

 2024年に発売されたAndroidゲーム機「AYANEO Pocket S」と比較しても、1.5倍もスコア差が付いている。「Razer Edge Wi-Fi」よりは約3倍も高いスコアとなっている。

 では、CPUのみの性能ではどうだろうか?「Geekbench 6」のCPUベンチマークでのスコアで比較してみたい。

 ここでも「ROG Phone 9 Pro Edition」で、「ONEXSUGAR SUGAR1」は「ROG Phone 8 Pro Edition」とほぼ同じくらいのスコアを示している。「AYNEO Pocket S」との差は約1.4倍と、「AnTuTu Benchmark」の総合スコアと傾向は同じだ。

 「Geekbench 6」のGPUスコアは、「ROG Phone 9 Pro Edition」がOpenGLでスコアがあまり伸びていないので、レガシーなOpenGLゲームなどでは、「ONEXSUGAR SUGAR1」は体感的にはかなり近い性能を見せそうだ。

 傾向的にはやはり今までと同じだが、「Razer Edge Wi-Fi」とのスコア差は約4倍になっている。

 PCのグラフィック性能計測ではおなじみの「3DMark」では、「ONEXSUGAR SUGAR1」はやや「ROG Phone 8 Pro Edition」に数値上負けているものの、「ROG Phone 9 Pro Edition」も含めかなり近い高いスコアを示している。「AYNEO Pocket S」も他のベンチマークよりは、スコア差を縮めているため、ゲームによってはあまり大きなフレームレートの差はない可能性がありそうだ。

 ストレージの性能については、「AnTuTu Storage Test」でのスコアで比較してみた。

 ストレージの規格は、上4デバイスがいずれもUFS 4.0のはずだが、SoCの性能差がそのままスコアに反映されたような数値になっている。容量の差も影響している可能性もあるが、それだと1TBの「AYNEO Pocket S」が、512GBの「ONEXSUGAR SUGAR1」に大幅に負けている理由が、SoC以上に薄型による冷却性能の差と考えられなくもない。

 ここからは、実ゲームの性能差をみていきたい。「ROG Phone 9 Pro Edition」からは、WeTestの「PerfDog」を使用していたが、どうしても「ONEXSUGAR SUGAR1」を認識しないので、サイトは閉鎖していて既に入手できないのだが、以前使っていた「TOOLBOX-SCENE」を使用した。計測ソフトは異なるが、その点はご了承頂きたい。

 『原神』の設定

 『原神』は画質のプリセットを「最高」にて測定。「ONEXSUGAR SUGAR1」は、平均59.8fpsとほぼ60fpsに張り付いている。「ROG Phone 9 Pro Edition」などよりも最小値は高くなっているが、計測ソフトの違いもあるで、どちらが優れているとは言えないが、体感的には変わらないだろう。

 「AYNEO Pocket S」以下は、以前借りて計測した際に最小値を対象に入れていなかったので、どれぐらいかが分からないが、平均57.5fpsと高いのでやはり体感的には変わらない。

 『鳴潮』の設定

 『鳴潮』は手動で変更できる項目はすべて「極高」にし、最大フレームレートを60fpsに設定して測定。「ONEXSUGAR SUGAR1」は、「ROG Phone 9 Pro Edition」より若干最小値が低くなっているが、それでも最小値55fpsとかなり快適な動作で動いている。

 『学園アイドルマスター』は、ライブシーン開始から終了までのフレームレートを測定。『学園アイドルマスター』では割と端末が熱くなり、「ROG Phone 9 Pro Edition」ですら最小値が50fpsを割っているところ、デュアルファンとデュアルヒートシンクによる冷却性能が活きているのか「ONEXSUGAR SUGAR1」の最小値は58fpsと高い状態を維持していた。

変形機構は面白い、ただし独自機能の完成度に改善の余地あり

 「ONEXSUGAR SUGAR1」は、変形する2画面搭載Androidゲーム機という、独自の意欲的なデバイスだ。この複雑な変形機構を電源ボタンと音量調整機能を2つずつ盛り込み、ボタン配置も考え抜かれたデザインは秀逸。

 そして、実際にゲームなどを表示しながら、変形してボタン配置が上下反転しても、時々切り替わらないこともあるが、基本的にはそのまま画面も回転してプレイし続けられる点などは、開発の努力が伺える。メディア向け発表会でも開発者責任者がコダワリを熱く語り、その熱意と開発努力は素直に評価したい。

 しかし、やはり無理やり詰め込まれたボタン配置のせいか、星の数ほどあるAndroidのソフトウェアの最適化や、デバック不足か、一部アプリが起動しない、キーマッピングがまともに行なえないといった点が見られたのは残念だ。

中国メーカーということもあるだろうが、Yosterの『ステラソラ』など中国メーカーのゲームは、何の設定もなく小さく物理ボタンの配置も表示され、コントローラー操作ができた

 また、日本ではその違法性から厳しい目で見られるので触れ辛いが、この手のAndroidゲーム機はエミュレーターを動かしてレトロゲームをプレイするユーザー需要も大きい。現に、ニンテンドー3DSのエミュレーターで、2画面を使った3DSのゲームを表示して遊んでいる海外YouTuberの動画も確認している。

 そうしたレトロゲーム需要では、高いリフレッシュレートは必要なく、OLEDの広色域がメリットと感じる人もいるだろう。OLEDの2画面と考えれば、10万円を切る価格も決して高くはないが、レトロゲーム需要だともっと安価な中華系ゲーム機やタブレットもライバルになる。そのため、「ONEXSUGAR SUGAR1」はこの唯一無二の変形機構に魅力を感じ、一部のアプリが動かないことを別のアプローチで解決できるコアユーザー向けといった感じだ。

 とはいえ、筆者個人としては、こういった意欲的なデバイスは応援していきたいので、今後のアップデートや、コンセプトが同じ次世代機の登場にも期待したい。

■商品ページ
https://www.onexplayer.online/onexsugar-sugar1
■販売場所
・One-Netbook日本公式ストア
https://high-beam-online.com/products/onexsugar-sugar1
・ハイビーム公式オンラインストア
https://high-beam-online.com/products/onexsugar-sugar1
・ハイビーム店舗情報
https://high-beam-online.com/pages/storeinfo#AKIHABARA
・Amazon.co.jp
https://amzn.to/4gF1EDf

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