- 文●ハッチ
明るく、ややビビッドな写真が撮影できる
アウトカメラは24mmの広角が1/1.35型2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載、F値は1.9。16mmの超広角が1/1.56型センサー「Exmor RS for mobile」、F値2.0。70mmの望遠は、1/1.56型センサー「Exmor RS for mobile」でF値2.8となっている。
有効画素数はいずれも約4800万画素、記録画素数が約1200万画素で、レンズはレンズの透過率が高く、反射防止のZEISS T*(ツァイスティースター)コーティングを採用している。
撮影はXperia IntelligenceによるAIカメラアシスタント機能があり、撮影例を複数提示し、そこから好みの色味を選んで撮影できる。


また、一般的なカメラのようにISO感度や露出、シャッタースピードを自分で細かく変更して撮影できる“プロ写真”設定での撮影なども行える。

そのほか、被写体を構図内の中央に固定して撮影できるオートフレーミングや、スロー、ぼけ動画、パノラマ撮影なども用意されている。

“ぼけ”を選べば、背景が綺麗にぼける撮影が誰でも簡単に行える。画面にヒントが出るため分かりやすい。

撮影時にクリエィティブを選べば、プリセットの設定でビビッドな撮影などが簡単に行えるなど、最近のスマホにある撮影機能はある程度網羅している。

ではいくつかのシーンで、何も設定せずに撮影した際の写真の出来栄えを比較してみたい。比較用には編集部共有機材としているiPhone 16 Proと、筆者が普段使いしているASUS ROG Phone 8 Pro Edition(以降、ROG Phone 8 Pro)を使用した。カメラは固定せず、手撮りしているので、多少構図が異なる点はご了承頂きたい。(ROG Phone 8 Proは16:9にしたままだった)



カフェで休憩中に頼んだホットケーキセットを撮影してみた。最も肉眼に近い感じだったのはiPhone 16 Proで、Xperia 1 VIIIはややビビッドな色合いで、明るく“ぼけ”撮影を使っていないものの背景がややぼけていて、ホットケーキが強調されて、より美味しそうに撮影できている。
ROG Phone 8 Proはソニー製のIMX890イメージセンサーを使っているが、Xperia 1 VIIIとiPhone 16 Proの間くらいの色味で、ちょっと中途半端な感じだ。
今度は編集部の事務所近くにある總持寺の向唐門を撮影し、緑の感じや建物を望遠でアップにした撮影で比較してみた。



Xperia 1 VIIIをお借りしている期間は、あいにく台風が来ている時期で雨が続き、撮影日も雨ではなかったが、空は曇っていて暗い感じだった。iPhone 16 Proはやはりその状況を自然な感じに表し、どんより暗く木々も深く沈んでいる。一方、Xperia 1 VIIIはより明るい写真になっていて、緑もビビッドで肉眼で見た景色と比べると不自然ではあるが、何も考えずに綺麗な写真が撮影できている。
この撮影ではROG Phone 8 Proの方がやや木々の葉が粒だってみえるが、Xperia 1 VIIIの方が柔らかな仕上がりといえなくもない。



次に望遠の写真だが、倍率はXperia 1 VIIIの最大倍率に合わせている。Xperia 1 VIIIは不自然なほどに明るさが持ち上がり、建物の質感もはっきりと映し出している。iPhone 16 ProはROG Phone 8 Proほどに黒つぶれしていないが、ノイズが発生し、鮮やかさはなく違いは明らかだ。
比較機での撮影をし忘れていたが、夜の駅を高いところから撮影した夜景も見てみよう。やはり、大分明るさが持ち上がり、夜空の濃淡も表現されている。この不自然さは、マニュアル撮影や、AI提示の他の画質で表現は変えられるが、自然な感じを重視した撮影がしたい人には向かない。しかし、とにかく明るく鮮やかな撮影がしたい人は、ありと感じるかもしれない。


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