本サイト「LevelUp Logy」は、“スマートフォンやパソコンでゲームを快適にプレイするには?”をテーマに、ゲーム向けのハードウェアやゲームの最新情報、お得な情報をお届けするニュースメディアです。

duck氏監修!容量もメーカーも異なるDDR5メモリの組み合わせが安全に起動する激ヤバ機能など、ASUSマザーボードで安全に性能向上が狙えるオーバークロック解説初級編

目次
  • 検証/原文●duck 編集●ハッチ

「Intel 200S Boost」で手軽に性能をアップ!

 そんな「TUF GAMING Z890-PLUS WIFI」を使用し、まずはIntelの独自機能である「Intel 200S Boost」を導入する。「Intel 200S Boost」は、インテルが2025年4月に発表した新機能で、Intel Core Ultra 200Sシリーズの「K」型番モデルと、対応マザーボードを組み合わせることで、メインメモリの動作クロックを最大DDR5-8000まで引き上げられる。

まずは「Intel 200S Boost」を使用している

 また、Intelが提供する製品保証の範囲内で、CPUのタイル間を接続する「D2D」(Die-to-Die)と、「NGU」(Next Generation Uncore)のクロックを3.2GHzまで引き上げてくれる。

 従来のIntelが開発したメモリの自動オーバークロック機能「XMP」は、「自己責任・保証対象外」とされていたが、「Intel 200S Boost」ではメーカー公式保証が維持されるのが最大の特長。電圧制限(例: DRAM VDD/VDDQは最大1.4V、VCCSAは最大1.2V) を定義し、安全性を保ちながら動作できるとしている。

 補足すると、Intel 200S Boostはインテルが定める条件を満たした対応CPUであれば、同社の限定保証を維持したまま利用できるオーバークロックプロファイルだ。ただし、ほかの設定を追加した場合や、他のPCパーツに生じた損傷まで保証されるわけではない点は注意したい。

 duck氏によると、Intel Core Ultraシリーズは、それより前のIntel Core iシリーズと比べ、CPUのクロックUPによる恩恵が少ないため、「Intel 200S Boost」は、手軽なチューニングとしては非常に効果的とのこと。

 また、「Intel 200S Boost」を有効にすると「Ai Overclock Tuner」にて「XMP I」が自動的に設定されていたが、今回はせっかくなのでより高パフォーマンスが見込める「XMP Tweaked」に変更している。

 「XMP Tweaked」は、ASUSが独自にテスト・調整したよりアグレッシブなメモリサブタイミングや制御パラメーターを適用するモード。レイテンシ(遅延)を低減させ、メモリ帯域幅やゲームのフレームレートなどのパフォーマンスを最大限に引き出すことを目的としている。

 実際の手順は次のとおりで、最初に「Intel 200S Boost」を有効にする。PCの電源を入れ、起動時に「F2」キーを押してBIOS画面に入る。EZ Modeが表示されたら「F7」キーを押し、Advanced Modeに切り替える。

BIOSは最初「EZ Mode」で起動する

 次に「Ai Tweaker」から「Intel 200S Boost」を有効(Enabled)にする。

「Extreme Tweaker」内にある「Ai Overclock Tuner」にて「XMP Tweaked」を選択する。「XMP Tweaked」がない場合は、選択肢の下にいくほど高パフォーマンス設定とのこと

 ただし、XMPを持ってるメモリはXMP Tweakedなどの自動設定を利用すればよいが、XMPを持たない標準規格(JEDEC準拠)のUDIMMメモリを挿す場合、自動設定してくれないので 画像のように手動でAEMP Ⅱ(AEMP:ASUS Enhanced Memory Profile)を有効にする。

 CUDIMMの場合は「AEMP III」を選択しよう。XMPもAEMPも選択肢の下にいくほど高性能設定とのこと。

 通常のオーバークロック対応メモリには、XMPやD.O.C.Pなど、あらかじめ自動設定のプロファイルが書き込まれている。それらを持たない標準規格(JEDEC準拠)のメモリをマザーボードに挿すと、検出したチップに合わせて動作周波数・タイミング・電圧を調整した「最適なオーバークロック設定(AEMPプロファイル)」が自動生成される。

 AEMPは、メモリの特性に応じて生成されたプロファイルを適用することで、対応する標準規格メモリの性能向上を狙える機能だ。

 OSを起動後、「HWiNFO64」などのソフトウェアでD2DやNGUのクロックを確認する。これで前述したようにD2DとNGUのクロックが3.2GHzになっていたら設定完了だ。

CPUやメモリ性能が向上し、確かな効果アリ

 では、どれだけ効果があるのか、duck氏がいくつかのベンチマークで測定してくれた結果をみていきたい。「HandBrake」のプリセットはSuper HQ 2160p60 4K HEVC Surroundを使用。動画は4K/60fpsで1分間のiPhoneで撮影した動画を使用しているとのこと。

 古いベンチは僅差だが、CPU定番ベンチ「Cinebench」の最新バージョンである「Cinebench 2026」などは4.5%ほど速くなっている。エンコードもしっかりと速度向上が見られる。

1 2 3 4 5 6 7 8

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次