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冷却性能の向上で既存モデルよりも性能アップ!ARグラスやプロテクターケースも付属するROG20周年記念「ROG XBOX Ally X20 Bundle」徹底解説

目次
  • 文●ハッチ

Killswitchの化粧箱内にスキンシールやフリークなどを同梱

 dbrand製Killswitchの化粧箱には、保護ケース、トラベルハードカバー、スキンシール、ROGロゴ入りフリークなどが入っている。

保護ケース&トラベルハードカバー
ジョイスティックのアタッチパーツである「ROGロゴ入りフリーク」
グリップ部分を彩れるスキンシールや、クリーニングクロスも入っていた

7.4インチと微増したOLEDで、より明るく鮮やかな映像が楽しめる

 「ROG XBOX Ally X20」は、既存の「ROG Xbox Ally X」をベースとしているが、ディスプレイは7インチのIPSから、7.4インチ(1920×1080ドット、120Hz)のOLED(有機EL)へと変わっている。解像度とリフレッシュレートに変化はないが、画面がやや大きくなり、OLEDになったことで輝度が高く、黒が白っぽく浮かない、メリハリの効いた映像でゲームが楽しめる。

余談だが、起動時は20周年を示すロゴが表示される

 最大輝度は従来の500nitsから、SDR時600nits、HDR時1400nitsへと向上している。HDRコンテンツでは明るいハイライトをより鮮明に表示できる。サイズは300(W)×121(D)×27.5~51.3(H)mm。画面サイズが大きくなっていることもあり、「ROG Xbox Ally X」の290mmよりも10mm幅が大きくなっている、奥行きは変わらず、高さは0.4mmと微増している。

 サイズは変わっているものの、CPUはAMD「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz、最大50TOPS)、24GBメモリー(LPDDR5X)、1TB SSD(PCIe 4.0)といった内部構成は、既存のROG Xbox Ally Xと変わらない。ただし、後述する冷却性能の向上や、ACアダプターの仕様変更などの影響で、性能アップが見込まれる。

 既存の「ROG Xbox Ally X」は黒を基調としたマットなデザインだった。しかし、「ROG XBOX Ally X20」は黒ではあるものの中が透けて見えるクリアボディーで、メカメカしい内部パーツが見えることで、趣が変わっている。また、Xboxボタンは黒一色からXの文字が光る仕様に。その横にある「コマンドセンターボタン」、「ビューボタン(表示ボタン)」、右側の「ライブラリボタン」、「メニューボタン」はプレミアム感のある金色になっている。

既存の「ROG Xbox Ally X」(上)との比較。並べてみると分かるとおり、ディスプレイサイズが大きくなった分、幅が広がっている
Xboxボタンの“X”部分はLEDで緑色に光るようになった
目を凝らしてみると分かるが、正面のボディー部分には、「ROG」「XBOX」のアルファベットが印字されている。この仕様はROG Xbox Ally Xと同じ

 また、ROG XBOX Ally X20の特徴の1つとして、D-Padが可変型になっている点も見逃せない。D-Padを指で引き出して回転させることで、斜め方向の4隅が凹み、8方向入力が4方向入力に最適化した形状に変化する。ハイエンドなゲームパッドでパーツを変更してD-Padの形状を変更する製品はあるが、パーツを変えずに物理的に変更できるので、代えのパーツを持ち歩くことなく、気分で変更できる利点がある。

 そのため、「ROG Xbox Ally X」用の「ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case」に収まらなかったので、代用しようと考えている人は注意しよう。

「ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case」では、「ROG XBOX Ally X20」の横幅が収まらずに浮いてしまう。代用できないので気を付けよう
背面は特にファンとヒートシンクが透けて見えるため、メカメカしさが一層強い
左下には20周年を示す、金色のメタルプレートが付けられていた

 上部にはUSB4とUSB 3.2 Gen 2 Type-Cの2つを搭載している。eGPUボックスのASUS「ROG XG Mobile (2025)」を使用する際は、外側にあるUSB4に接続する必要がある。インターフェースの数は「ROG Xbox Ally X」と同じだが、上部の中央の背面側に横長の排気孔が追加され、冷却性はやや向上している。さらに、マイクロSDカードスロットは、新たにmicroSD Expressカードに対応している。

上部には画面右からUSB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C(どちらもPower Delivery対応)を備え、音量調整ボタン、マイクロSDカードスロット、ヘッドセット・コンボジャック、電源ボタンを搭載している
上部の比較。上のROG Xbox Ally Xよりも排気孔が増えている
下部には何もない

 実際にSanDisk製のmicroSD Expressカードを差してみたところ問題なく認識し、使用することができた。ちなみに、microSD Expressカードと、別のmicroSDカードを用意して、速度を「CrystalDiskMark 9.0.3」で測定してみた。用意したmicroSD Expressカードは、公称読み取り速度が最大880MB/s、書き込み速度が最大480MB/sで、容量256GBの「SDSQXFN-256G-GN4NN」。比較用は公称読み取り速度が最大190MB/s、書き込み速度が最大130MB/sで、容量512GBの「SDSQXAV-512G-GN6MN」。

SanDisk製のmicroSD Expressカード(左)と、ExtremeのmicroSDカード(右)
microSD Expressカードの結果
比較用microSDカードの結果

 microSD Expressカードは、公称よりもやや速い結果になっているが、比較用カードの方は公称通りの結果。読み取り速度は4倍以上の差が出ている。最近のPCゲームの容量はかなり重くなっている。これだけの差があれば、ゲームや高解像度動画などを保存する際には、microSD Expressカードの方がより高速に読み書きが行えるだろう。

 さらに、グリップ部分は従来はプラスチック素材に、凸凹のシボ加工が施されザラッとした手触りだったが、ゴム製素材に変わり、ギュッと手にフィットする感じでグリップ感が向上し、より手が滑りにくくなっている。

写真では分かりづらいが、グリップの素材が変わっている

 ACアダプターはROG Xbox Ally Xに付属していたものよりもやや小さくなったうえ、ACアダプターの出力仕様が変更されている。変更の理由については不明だ。

上がROG Xbox Ally XのACアダプター、下がROG XBOX Ally X20のACアダプター。若干サイズダウンし、角の丸みが急角度になり、真四角に近い形状になっている
裏面のデザインは旧来がドットが並ぶ背景に“65W”と出力数が表示されていたが、無地になっている
仕様がわずかだが変わっている
「ROG XBOX Ally X20」の主なスペック
ディスプレイ7.4インチOLED(1920×1080ドット、120Hz、1400nits)
CPUAMD「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz)
メモリー24GB(LPDDR5X-8000)
ストレージ1TB SSD(PCIe 4.0×4)
インターフェースUSB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、microSDXCカードスロット、マイクロホン/ヘッドホン/ヘッドセットコンボジャック
通信機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4
バッテリー80Wh/4セル
サイズ300(W)×121(D)×27.5~51.3(H)mm
重量約756g
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