最大で96kHz/24bitのハイレゾをワイヤレスで出力できる!
まずは基本スペックから。ドライバーユニットには、40mmのカーボンファイバードライバーが採用。特注の2ピース真鍮製フレームで包み込んでいる。真鍮製フレームが剛性を高めることで、ピストニック(Pistonic)ドライバーがより正確に動き、40kHzまでの周波数帯域で完成度の高い音の再現を可能にすると謳う。

ヘッドホン周波数帯域は10~40,000 Hz、ヘッドホンインピーダンスは38Ωとなっている。Tempest 3D、Windows Sonic Spatial、SteelSeries Sonar Surround for Windows、DTS Headphone、Dolby Atmosといった360°空間オーディオにも対応するとしている。また、ほかのゲーミングヘッドセットと比較して最大42%多い、最大89%のバックグラウンドノイズを低減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)も使用できる。
接続は2.4GHzとBluetoothのほかに3.5mmの有線接続も可能。「Arctis Nova Pro Wireless」と同じく、複数のデバイスを接続し、音声を同時に接続・ミックスできるハブ「GameHub」が付属する。2.4GHzのワイヤレス接続は、このGameHubを経由してヘッドセットで受け取れる。



2.4Ghzでは、最大で96kHz/24bitのハイレゾ、低レイテンシーで忠実度の高いLC3+コーデックに対応するとしている。BluetoothもLE Audioに対応し、最大10台のデバイスの登録が可能なマルチポイントサポート付きのSBCや、LE Audio向けのLC3、LC3+に適用するとのこと。
ただし、96kHz/24bitのフルハイレゾオーディオを出力するには、96kHz/24bitに対応したPCなどで接続し、Arctis Nova EliteとSonar SoftwareのWindowsサウンドミキサー設定を96kHz/24bitに調整する必要がある。PlayStaion 5(PS5)やXbox Series Xは、48kHz/16bitに制限される。
付属のキャリーケースで傷つけずに持ち運べる
では、内容物を確認していこう。化粧箱を開けるとヘッドセット本体がヒンジ部分で90°回転した状態で入っている。その横の箱の中にはキャリーケース、その下にGameHubとケーブル類を収める箱が入っている。



ヘッドセットのキャリーケースは布製が多いところ合皮製で、高級感のあるしっかりとした作り。蓋にはマグネットが入っていて、軽く閉じる仕様。中にはチャック付きのポケットがあり、3.5mmオーディオケーブルなどが収められる。




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