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4つの音がミックス可能!ワイヤレスでハイレゾが楽しめる唯一無二の機能を備えるゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Elite」の魅力に迫る

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広い帯域で低音から高音までバランス良く、フラットで忠実性が高い音質

 音のチェックはPCにハイレゾ環境を作り、「foobar2000」を使ってハイレゾの楽曲で行なった。Artics Nova Eliteは、筆者が普段使いしているArtics Nova 5よりも、ボーカルの入りや切れ目のわずかな音も聞こえ、より繊細な表現ができていると感じる。

 音質的には低音が強いなどもなく、低音と高音のバランスが良く、フラットなイメージ。実際に世界中の人が計測した周波数特性が確認できる「Squiglink」でArctis Nova Eliteの周波数特性を確認すると、低域から中域はどこかが突出して高かったり、低かったりすることなくフラットで、ボーカルや楽器の音の再現性が高い感じられる曲線を描いている。

Artics Nova 7やArtics Nova 5は、低域がやや高く、中域が低めで中高域になると、より尖っている。音の忠実性という点では、Artics Nova Eliteの方が優秀だと言えそうだ

 近年のゲーム向けを謳うヘッドセットは、FPSで足音が分かるようにフラットで重低音が響き過ぎない調整をする製品が多いが、そうした製品に近い。しかしながら、ゲームをプレイした際の定位感も申し分ないが、立体的で際立って優秀という印象はない。ハイレゾ楽曲を楽しむ、音楽寄りのクリアなサウンドながら、ゲーム向けの機能も搭載した印象だ。

 本製品の価格よりも安価で、同じかそれ以上のサウンドが楽しめるヘッドセットもあるので、音質というよりも後述する複数デバイスで利用するのに便利なゲームプレイや、配信者、エンタメと仕事など、マルチに使う人にこそ向く製品と言えそうだ。

 余談だが、本製品にはUSB C-Aケーブルが3本のみで、USB C-Cケーブルは付属していないが、自分の持っているUSB C-CケーブルでGameHubとスマートフォンを接続して、ハイレゾ再生が可能な「HF Player」を起動したら、96kHzでハイレゾ楽曲が再生できていそうだった。

USBケーブルでGameHubにスマートフォンを接続すると認識した
対応周波数は96kHzも表示されていた

PCではSteelSeries GGで管理・調整が可能

 ちなみに、PCにUSB接続した場合は、SteelSeries GGという同社の管理アプリのSonerという機能で、ゲームやチャット、マイクなどの管理が簡単に可能。プリセットやイコライザーで音のカスタマイズもできる。ファームウェアのアップデートもこのソフト上で行なうので、インストールは必須と言える。この仕様はエントリーモデルなどと変わらない。

イコライザー機能も搭載
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