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4つの音がミックス可能!ワイヤレスでハイレゾが楽しめる唯一無二の機能を備えるゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Elite」の魅力に迫る

目次

音声を4つもミックス可能!接続したすべてのデバイスでマイク音も伝わる

 GameHubには、USBケーブルでゲーム機や、PCが接続できる。USBポートはUSB 1、USB 2、USB 3と3つあるが、XboxはUSB 3のみ対応。USB 3のみは、Xboxか通常のUSBデバイスかで接続をGameHubで切り替える必要があり、通常のUSBにすると、Xbox以外のPCなどが認識できるようになる。

USB INPUTでUSB-3を選び、モードをXboxか、USBに切り替えられる

 また、LINE IN/OUTがあるため、ウォークマンのような音楽再生機を3.5mmのオーディオケーブルで接続すれば、そうした音も入力できるし、スピーカーへの出力もできる。

 筆者はXboxは所持していないためノートPCと、ゲーム機型PCのROG Xbox Ally X、Nintendo Switch 2をUSBで接続し、3.5mmオーディオケーブルでAndroidゲーム機のRazer Edge Wi-Fiを接続。Bluetoothでスマートフォンと接続して、どのように使えるのかを検証してみた。

各種デバイスをケーブルで接続

 ちなみに、一般的なヘッドセットは電源ボタンが1つだけで2.4GHzとBluetoothの接続は、切り替えボタンやアプリで切り替えて使う。しかし、Arctis Nova Eliteは左側の電源ボタンを入れると2.4GHzでGameHubと接続し、右側のBluetoothボタンを入れると、GameHubと同時にBluetoothで接続したデバイスと接続する。

電源ボタンとは別にBluetoothボタンが用意されている

 そのため、最大でUSBで3台、3.5mmオーディオケーブルで1台、Bluetoothで1台、計5台のデバイスが接続できる。ただし、USB接続しているデバイスは、同時に入力できるのが2台までなので、同時接続となると最大4台になる。どのUSBのデバイスを有効にするかは、GameHubで切り替えられる。

 また、GameHubではディスプレイの輝度や、マイクLEDの輝度、ヘッドセットとのペアリングが万が一切れた場合のペアリング、ミックスする音の調整なども行なえる。

GameHubには、有効になっているUSBが表示されている。上はUSB 1とUSB 2が有効で、USB 3が無効の場合の画面
それぞれの音の調整なども行なえる

 実際に試してみると、接続した4つのデバイスの音の全てを同時に聞くことができた。Razer Edge Wi-Fiの仕様や、使用したケーブルの仕様までは、詳しくチェックする余裕がなかったので、条件は不明だが3.5mmオーディオジャックでの音だけが左側しか聞こえなかったので、3極または4極などポートの違いにより、片側しか聞こえない場合がありそうだ。

 普段、4つの音をミックスして聞くメリットはあまり思いつかないが、たとえばPCを2台接続して、片方では動画の編集などをしていて、片方では別の仕事やゲームをプレイしていたとしよう。動画編集ソフトで編集が終わると音で知らせるようにしておけば、仕事やゲーム中でも作業終了が音で確認できる。

 また、ゲーム機をUSBで接続してゲームをプレイしている際に、PCや音楽再生機で好きな音楽をバッグミュージックとして流すなども可能だ。それでも2つだけしか同時に使わないが、ゲーム機やPCが複数ある場合は、入れ替える手間なく4台のデバイスをGameHubに接続して利用する利便性はある。

 さらに、試しに3台のPCを接続して、3つのアカウントそれぞれでDiscordに接続してみたところ、3台のPC同時にマイクから音が出せた。この際にBluetooth接続したスマートフォンにLINEや電話がかかってきて、それにヘッドセットのBluetoothボタンで出ると、スマートフォンのLINEと電話にもマイクから声が届けられた。

3台のPCに接続し、同時にDiscordを起動してマイクテストした際の動画。3台のPCで同時にマイクが使えていることが分かる

 たとえば、時間を決めて友人たちとDiscordで集まってゲームプレイをしようとしていたが、1人友人が遅れていて、その友人から電話などがかかってきても、ヘッドセットを外すことなく会話ができるといった、マニアックだがユニークな使い方も可能と言う訳だ。

 職業柄、いろんなデバイスを複数使用し、ゲーム機でゲームの動作を確認しながら原稿を書くこともあるので、この マルチ接続の機能はとても興味深かった。筆者が知る限りでは、Razer Kraken V4 ProがOLEDコントロールハブで最大3台同時接続できたが、切り替えて使う仕様だったはずだ。

 そういうマルチデバイス運用の汎用性で言えば、Arctis Nova Eliteは最強と言えるのではないだろうか。

マルチデバイスでの利用の汎用性は最強だが、価格がネック

 Arctis Nova Eliteは、ワイヤレスでハイレゾ音源が楽しめる唯一無二の製品で、高級感のあるデザインと自然に忠実な音作りで、楽曲やゲームが楽しめるゲーミングヘッドセットだ。ただし、『モンスターハンター』でモンスターの迫力ある咆哮や、暴れ回る音、それに合わせた激しい楽曲を重低音響かせて楽しみたい、となると低音に物足りなさを感じるなど、尖った迫力が欲しい人には向かなそうだ。

 しかしながら、ハイレゾの楽曲をワイヤレスで手軽に楽したい、ゲーム機やPCと複数のデバイスを、いろいろ使ってマルチにゲームを楽しむのに、1つのサウンドシステムで完結したい人には、これしかないとオススメできる汎用性の高い機能を備えている。

PCやゲーム機をいくつも繋げて、同時に使用することもあり、ヘッドセットを複数使い分けている人には、ベストバイかもしれないぞ

 音質だけで考えれば、価格がやはりネックになるので、そうした唯一無二の機能の付加価値が必要、強い関心がある人は、ヘッドセットを扱う専門店で試してみて、購入を検討してみてはいかがだろうか。

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